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引用したいことが山程、山程。
この人以上に文章力に魅力を感じたことはないはず。物事の核心より先に、輪郭を辿っていく考え方を得られた。
あぁ、これがわたしの好きな思考なのだと、改めて感じ、佐藤雅彦に恋しました。
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この本を読むと、日常生活の中でのちょっとしたことにもハッとするようになる。ような気がする。
「言われてみればそんな経験あるなぁ」と思うような出来事に対して、佐藤さんなりの解釈などが書かれている。普段そこまで意識したことないようなことに、なんでそこまで気づけるんだろう。不思議。でも素敵。
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ピタゴラスイッチの佐藤雅彦さんのエッセイ集。
僕がそれほど好きでもない広告の仕事を一所懸命続けているのはこの方の影響も多分にある。単純で分かりやすくておもしろいもの。僕もそこを目指していきたい。
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「物語をたちどころに生み出す能力」は、自分の前に現れた一見不可解な出来事群に対して、納得できる道筋を与える「人間に用意された生きていくための力」ではないか
我々は物事の意味を決定するとき、無意識ではあるが、必ずある思考的枠組みを重層的に利用する
物の永続性
象徴機能を持った単語をある順序で組み合わせることによって、世の中の森羅万象との対応をつけるシステム、それがことばである
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これぞ感性というものか。
日々の些細な出来事の洞察力には凄みを感じる。
デザインとはより良く生きるための方法であり、アートとはなぜ生きるのかということ自体を考えることである。
企みの共有が失われた一体感をとりもどす。
物語を表現する姿。
うんうんと頷くような話がたくさんあります。
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「ピタゴラスイッチ」、「0655/2355」でおなじみの佐藤雅彦先生のエッセイ。『暮らしの手帖』連載をまとめたものです。ピタゴラのイメージで読み始めたので、案外しっとりと大人な内容にややびっくり。ピタゴラというより、2355のイメージでとりかかったほうがよさそうです。ところどころにある佐藤先生のイラストは簡単な線なのに、ピタゴラの雰囲気が漂っていました。
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著者が雑誌「暮しの手帖」に連載していたエッセイをまとめたもの。
まず、この本よりずっと前から読みかけだった「差分」のなかで取り上げられている話がいくつかあって、そういえばあの本まだ途中だった…と思い出した。読まねば。
ポール・オースターの「ナショナル・ストーリー・プロジェクト」もでてきた。
ああ、あれもちょっと手をつけたままだったな…反省。
それはさておき。
人間の精神活動の中で物事を「物語化」することの重要性について、心理学やカウンセリングの本とか新聞で、また震災で心に痛手を負った人びとが救われる必要な重要なステップだというのを、最近立てつづけに目にしていたので、本書であっさりと著者が自身の仮説としてそれをあげていたのにはびっくり。さすが。
何気ない自分の身の回りの小さな事象から、考えを張り巡らせていって、自分なりのある仮説を導き出す、という手法がまさに「考えの整頓」なわけですね。
その目の付けどころ、考えの張り巡らせ方や方向性が、いかにも佐藤氏らしくて、いろいろ刺激になりすごくおもしろい。いいヒントをもらえる感じ。
時々読み返したいな~。
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佐藤雅彦さんが気づいたことについて、暮らしの手帳で連載していた内容に改訂を加えたエッセイ集。
新人の警官の方は、かなり高い確率で帽子の中に地図を入れている!・・にびっくりです。
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何でもないような日々のなかに、佐藤さんは様々な真理や物語を見つけ出す。何でもないようなことに立ち止まり、「なぜか?」をつきつめる。
広告のプランナーだった頃からずっと変わらず、ずっと自分の目で日常を観察し続けている。
そのこだわりが彼を唯一無二の存在たらしめてる。文章もきれい。
この人をずっと追いかけて行きたい。
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暮らしの手帖に連載されているコラムの単行本。
日常に含まれる規則性を見いだすのが本当に上手だし,それを面白く伝えてくれる。
こういう規則性を見いだす能力は全ての人間にあるのだと思う。文中にも引用されていた知覚された状態の変化に物語をあてはめようとする思考の特徴からもそれを示唆している。
知覚と心理的意味の構成の過程はもっと注目されてもいい。
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文章からこぼれ落ちてくる知性に優しさに、たまらない。「突然ものごとの核心に行くのではなく、その輪郭を歩きながら、考えていることを文章にしているように感じます」。暮しの手帖編集長がそう語るように、頭に心地良い刺激がもらえる一冊。ますますファンになった。
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懐かしさと新しさの両方を感じる。
元々は、考えの整頓、のためのヒントが見つけられる内容かと思って買った本だったのだけど、これは著者の考えの整頓の本です。
「暮らしの手帖」への連載をまとめたもの。
1つ1つが、佐藤さんの生むアニメーションや絵なんかの表現に似ていて、
文章であっても隅々まで同じ人から溢れたものだと感じさせる。
人は、どんな表現方法であっても、文章でも会話でも絵でも彫刻でも表情でも、その人でなくなることはない。って、いうことがハッキリした。
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どうでもいいことでも、自分なりの解答が見つかると
考えが整頓されてすっきりする
個人的にはとても共感できる思考プロセス
観点というか、引っかかるフックがおもしろい
この本の内容が私のようにおもしろいと感じる人もいれば、
こんなしょうもないこと本にしてどうするんだ?
と思う人も少なからずいるような気がします
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佐藤さんの現職は東京芸術大学教授なのですが、『だんご三兄弟』や『バザールでござーる』、さらには『ピタゴラスイッチ』の生みの親なんです。本書は『暮しの手帖』で連載してきた6年分の記事を編集したもの。本連載は現在も続いているとのこと。
普段の何気ない、私たちだと確実に通り過ごす物事についても、じわじわと謎を生み出しつつ、それを少しずつ明確にしていき、一つの気づきをもたらせる。そんな内容になっています。
このように気づきや感情・感動が大事と思っていても、つい流してしまう生活習慣に対して、少し工夫を与えて、考えること・感動することができるようにしていきたいです。
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20111229 誰でも経験している事。疑問、ひっかかりをもつかどうか?これから考えてみるきっかけになりそう。