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長島さんお得意の吉原が舞台の謎解き小説。
文庫でシリーズ化すれば、おっちゃんたちが手に取ってくれるかも?
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吉原の遊郭を舞台にしたミステリ。まさしく悲喜交々。一見華やかに見えても、並大抵では生き抜けない世界。男と女の駆け引きや騙しあいでどろどろした世界のようで、それでもどこかしらに潜む真剣な想いがあったり。苦界と言われることがあっても、それでも惹きつけられるこの世界。しっかりとしたプロ意識を持った花魁たちはかっこよいです。
そこで起こる数々の事件。人間消失や犯人探しなど、枠組みはオーソドックスなミステリだなあ。事件に絡む人間関係の謎解きも奥行きがあって、ぐいぐい読まされました。
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大好きな遊女モノだったので一気読みしてしまいました。
遊女、はたまた江戸の美学とでも言いましょうか。手練手管に粋な嘘。女の嘘は命がけ。
花魁を目指すおぼろへの徳次郎の淡い想いが堪らなく切ない。
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図書館
振袖新造の足抜きの真実とは? 二朱女朗殺しの裏に連続殺人の影? 身請けの決まった花魁を殺したのは…?
おぼろちゃんは安楽椅子探偵、になるのかな。
面白いには面白いんだけど…うーん。
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朧夜太夫として一世を風靡した花魁を母に持つ、幼き振袖新造のおぼろ。
生まれたときから苦界に育つも、真の眼をもつ賢い少女に育った彼女に徐々に惹かれていくのは、当の壺月楼の若旦那・徳治郎。
進展しそうでしない二人の関係にやきもきしながら、花街の事件を解決していく吉原ミステリです。
第一話の「足抜き」は花魁の純情にほろり。
第二話の「真砂屋心中」はミステリとして一番面白かったかな。
第三話の「花の嵐」は花魁の気概と鮮やかな生きざまにうっとり。
「花は咲かせてやんなまし」
「そりゃ、花には嵐も吹きんしょうが、咲かずに散るよりましでありんす」
おぼろの先輩花魁、月都の言葉が印象的でした。
(彼女に手玉にされまくる若旦那もかわいかった・・・!)
最後もほんのり切なくて、余韻の残る終わり方。
物語の世界に引き込んで、うっとりさせる。
そんな力量のある作家さんに成長したなぁと感じさせた一冊です。
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46/100
面白いなあ。
ミステリということだから控えめにしてあるのかもしれないけど
おぼろと若旦那のところをもっと読みたい。(私の身勝手な少女漫画嗜好)
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此の作家さんの本は此れで四冊目になるんですが、相変わらずありんす詞がふんだんに使われていて、ありんす詞好きのわっちにとっては読みやすい本だったので、一気読みしてしまいました。
頭のとても良い、振袖新造のおぼろと、遊女屋の息子の徳治郎が、吉原遊郭で起きた様々な事件を謎解いてゆくミステリーものの小説です。
吉原の悲喜こもごもが入り交じった男女の様々な事件をズバッと推理していくおぼろの活躍に魅せられます。
もう少しミステリーの部分を深く抉って、中身の濃い内容になってたらもっとよかったのに…と思いました。
ただ読み終わった後に、おぼろはどんな花魁になるんだろうと想像したら、少し複雑な気持ちになりました。
これは徳治郎の気持ちと一緒かな(笑)
とても読みやすい本なので、気軽に読める楽な本だと思います。
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舞台が吉原、登場人物が花魁というだけ、推理小説ではないし恋愛小説でもないし…
でも、そこそこ面白く軽く読めた。
ぐっと引き込まれる感じではないが。
キャラが薄いのかなー
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吉原の花魁見習いおぼろが、
廓でおこる事件を解決
吉原では、おこる事件も色っぽい
吉原の世界観が楽しめました
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利発で可愛い15歳の花魁見習いのおぼろは「隠密ごっこ」と称して廓の裏で起こる事件に首を突っ込む。
分厚い本かと思っていたけど結構薄く、しかし内容は濃い本で楽しんで読めた。
専門用語みたいなものが出てくるので少しでもわかっていないと読みにくいかもしれないけど、調べながら読むのもまた面白い。
おぼろが花魁になっても様々な事件に首を突っ込んでいるのなら続編も是非読んでみたい。
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かむろであるおぼろが、様々な事件に首をつっこみ…もとい、解決していく!
吉原ものでしかもちょっとミステリー仕立て!
とてもすきです。
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吉原の花魁見習いのおぼろが、廓で起こる事件を解決していくミステリー。
ミステリー自体はそうでもなかったけど、花魁として生きる女性達の強かさとか色っぽさなんかはとても魅力的でした。
女性なら、これくらいの魅力を身につけたいよね。なんて。
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美人で利発な十五歳の花魁見習いが、隠密ごっこと称して吉原で起きた事件の真相を明らかにする。舞台が吉原なことと廓言葉での会話が売りかな。ミステリーとしてはかなり弱い。可もなく不可もなくって感じ。
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吉原で起こるミステリー。
ミステリーも軽めのものだし、吉原の様子もそこまで描かれていないので物足りなかった。
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壺月楼の花魁だった朧夜の娘、おぼろ。朧夜が落籍された時、郭に置いていった娘も15歳。郭の女将が手元で育てる、生え抜きの振袖新造である。利発でめっぽう将棋が強く、玉の肌の美女に成長したけれど、趣味は”隠密ごっこ”。そんなおぼろが持ち前の推察力で、方々から集めた情報を下に事件を推理する。振袖新造の初音が足抜けしたり、松風花魁が殺されたり。いろいろな事件が起きます。郭の若旦那の徳次郎とのじれったい恋のやりとりもあったりで、なかなかに楽しめました。