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元々三巻構成だったかのように、綺麗に新展開になってますね。
(あ、元々はノベルス上中巻を、ハードカバー上巻にまとめたものだったのか…)
義輝の厨性能が留まるところを知らぬほど上昇中。もう少し手心というものを。
大抵、戦国もので描かれるのは「義輝死後」が多いので、それ以前の、三好四兄弟の台頭等を描く勢力図は新鮮。
隆慶一郎先生へのリスペクトが公言されていますがなるほど、浮橋は捨丸的な超便利忍者だった。
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諸国漫遊編。まぁ卜伝とか伊勢守に弟子入りしないとだし、信長と仲良くならないとだし・・・とはいえなんか予想外。
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宮本昌孝 著「剣豪将軍義輝(中)孤雲の太刀」を読みました。
室町幕府第十三代将軍 足利義輝は武芸の道を究めるために旅に出る。剣聖・塚原卜伝に教えを請うため鹿島に向かった義輝は、旅の途上で斉藤道三、武田晴信、織田信長、明智光秀ら乱世の武将たちと宿命の出会いを果たす。乱雲の中、果たして剣の道を究めることができるのか。
己の弱さを知り、強さを求めていく義輝には、お飾りの将軍ではなく、自分の道を自分の足で歩もうとする男の生き様を感じました。
そんな彼を乱世の時代が放っておくわけはなく、否応なく時代に巻き込まれていきます。
それらの障害を剣の力と将軍としての威厳で乗り越えていく中で、次の時代を担うであろう人物たちと関わっていく展開は、お互いに大きな影響を与えつつ、歴史が動いていく大きなうねりのようでした。
また、剣豪として塚原卜伝だけではなく、上泉伊勢守らが登場して活躍するあたりもただの歴史物ではない一級のエンターテインメントとして楽しむことができました。
旅を通して、人としても武芸者としても大きく成長した義輝が次の最終巻で、どんな活躍を見せてくれるのか、とても楽しみにしています。
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一気読み。
上とはだいぶ雰囲気が変わって、諸国放浪記+戦国大名オンパレードの冒険ストーリーな要素が強い。ある意味フィクション部分が全面に出てきているので好みはわかれるかなぁ。わたしはなんとなく上のほうが好き。
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ストーリーとしてはもっとも創作的な巻。
そういう意味では全体のストーリー上もっとも面白い部分かもしれない。
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都落ちした前巻からの続き。
見聞を広め、剣術に更なる磨きをかける為に西は平戸・東は常陸と旅に出る。倭寇との交流・初めての海上戦を通じ日本が海洋国家である事を初めて意識。斉藤道三(ゼロから始まりゼロに終わる道三の最期も印象的)や信長からは、乱世の中での一棟梁としての生き様を。さらに師匠・塚原卜伝からは「一ノ太刀」習得を通じて一介の剣士として、そして乱世に終止符を打たんとする将軍としての心構えを学んでいく。
義輝自身の世界観が、義輝本人の目線で凄まじい勢いで広がっていく感覚が実に面白かった。
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義輝が剣術修行に出る。平戸兵器そこから美濃、諏訪、鹿島へ。鹿島では、兵法者として有名ない塚原卜伝のもとに教えを求めて行く。しかし、卜伝から直接教えられることないが、鹿島神宮に願をかけ、自ら修行に励む。その凄まじさ、剣の戦いの臨場感すさまじい。血潮の匂いが漂ってくるようだ。
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いいね〜、いいよ〜。
実際の人生が判らない伝説中の人物をそれらしく描くのが歴史小説家の腕の見せ所。戦国時代終盤を描く小説なら必ずでてくる足利義輝、単なる端役として登場させるか、華々しく散らせるかは作者次第、本作は見事です。
まだ下巻が残っているけど、最期だけは余りにも有名だ。どう料理するのか、とっても楽しみ!
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本巻第2章がとって付けたような感もあったが、次作「海王」
http://mogura7.zenno.info/~et/xoops/modules/amaxoop2/article.php?lid=5742
(6年前読了)
へのつなぎだったのね。
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塚原卜伝に師事する為浮橋を伴い常陸国鹿島を目指す。旅の途中美濃で斎藤道三に甲斐で武田晴信に出会う。鹿島で修行をするが暗殺者集団に身分がバレ京都に戻る事を決意する。この段階ではまだ暗殺を指示した人物が誰だかわからない。
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義輝は塚原卜伝の弟子だと伝えられる。物語はその間の出来事を交えて書かれている。興味深い内容であった。