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大人しい繊細な印象の若手作家那須が想いあまって、担当の敏腕編集中浦を薬で眠らせ自分の別荘に監禁してしまう。
思い詰め過ぎて突飛な行動に出てしまった那須の健気な気持ちが分かりました。
初めは怒り心頭だった中浦の心をも溶かしてしまう程に。
子供の頃、誘拐された事がある那須の過去も糸口が見えてきます。
監禁でしたけれど、其処に愛がありましたから問題は無いかと♡
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面白かったと思うんですが、襲い受け苦手なのよ。
それに鈍感な攻めも苦手で。
でも、受けは健気だった。思考がちょっと変わってたけど、好きになってもらえなくてもって感じは嫌いじゃない←結局すきなんです。
あれ?何で☆少ない?
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バーバラセンセと言えば、監禁陵辱のエキスパート。ハードなだけじゃなくエロティックで程よい甘さを内包していて、いつもドS心を満足させてくれます。
でも、こちらはそんなタイプの監禁モノとは違ってひとひねりあり。
おとなしくて弱そうな作家が、色男の頑丈そうな編集者を「取材旅行」と騙して1週間別荘に閉じ込めちゃうという、いつもとは逆バージョン。面白かったです。
全く対人スキルがなくネガティブ思考で、自分の恋心をはっきり告げることもできない那須。恋焦がれていた担当編集の中浦が結婚すると噂で聞いてショックを受け、思い詰めるあまりの行動でした。やらかしちゃったんですね…30歳の男としては思慮不足で極端ですが、可哀そうなほど健気なので同情してしまいます。
願望を監禁という手段でしか実現できなかった那須ですが、そのかわり中浦のために料理を作ったり身の回りの世話をしたり部屋をお掃除したり、それは甲斐甲斐しく尽くしまくるのです。しかも、とても楽しそうで嬉しそう。
しかし、理不尽に拘束されていても、全ての面において中浦が優勢なのが面白かったところ。那須が中浦にキツいこと言われたり冷たくされたりすると、すぐにしおしお自信なくすところがたまりませんでした。そこにつけ込んでイジワルしてしまうドSな中浦が、またよかったりするのです。Hなことを命令してるのが那須じゃなく、中浦だったりするのがうけました。そういうエロネタが高度で、激しく萌えツボつかれました。
那須が中浦を解放した後のそれぞれの心情に、胸がしめつけられて切なくさせられました。相手に対する気持ちが滲み出ていて、きゅーんとなります。中浦が素敵な攻なんですよね。那須のことは公私にわたって把握していると言う自負が見えてるところも不遜な感じで魅力的なんですが、後半そんな彼が振り回されてるっぽくなってるのが快感でした。惚れきってるのが出ていてよかったです…
佐伯はほんとに嫌な奴でしたが、中浦が撃退したことで那須への溺愛ぶりを見せつけてくれた気がします。
高座朗センセの描く中浦と那須が色っぽくてすごくよくて、ここも萌えどころでした。