紙の本
等身大の未来の社会人へのエール
2020/09/09 18:43
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投稿者:ことりんこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
わずか半日で一気に読み切ってしまった。ページをめくるほど、あれ?これって自分とそっくりの主人公じゃないかと共感の渦をおこす。自らも決して高偏差値の大学ではなく、中堅私立大学に進学し、自己肯定心が低いまま就活に突入したが、準備も甘く挫折を繰り返してしまった。今や、30手前になる一社会人としては、あの頃の苦いノスタルジーに浸るためだけではなく、理想の社会人を再認識させてくれる一冊。今となっては、登場人物の近藤さんのように泥臭くももがきながら、わずかな喜びでも噛みしめられる人物こそ理想の社会人だなと思える。自らと同じようにきっとほとんどの平凡な学生なんか、会社で働くことで社会に価値提供することの意義や大きさを真に理解することなんかそうそうないだろう。だけど、仕事で自信を持てると、自分自身に自信を持てるのは間違いない真実。この本が刊行されたのは自分が大学2年生の頃。まさしくその時にこの本を読んでいたら、自分も遠回りしなくて済んだのに…とか思ったりもするが、恵まれた職場でこうして働くようになった今でも遅くないなと思い返す。
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買ってしばらく放置して、ふと手にとって読み始めたら止まらなくって最後には思わず涙が出てしまった。
就活を始める上で『自分に嘘はつかない』ということはこの本を読む前から決めていた。だけど内向的で人と向き合うのが苦手な私は、態度には出さないけど就活が怖かった。私のダメなところは自分が一番分かっているし、誇れるものなんて全くないし。
それでも就活がんばりたい!自分の納得できる人生のかたちを描けたらと思えたのはこの本のおかげかもしれません。読んでよかった。
一つ不満があるとすればもっと早くに出版してくれたらよかったのに!ということ。8月くらいに読んでおけば私の物の見方も少しはいい方向に変わったかも…。
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大学の就活アドバイザーに勧められました。ポイントは小説になっていてよみやすいところ。就活に自信がない主人公と自分をシンクロさせながら読みました。主人公がとにかく内定がもらえない。そこが悲しかった、、、
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就活の専門家、常見陽平さんの書いた「就活小説」 はじめに、からあとがきまでわかりやすく読んでいて納得できる内容となっている。「就活は自分が打ち込める何かを探すキッカケ」「傷ついて自分の実力を知る」など就活のネガティブな側面をポジティブに、生産的な思考に向くよう勧める姿勢が見て取れる。特に印象に残っているのが、面接で失敗した主人公に向けて放つ「自分の魂はアウトソーシングできない」という言葉。まさに、弱気な就活生が”言ってほしかったセリフ”が沢山詰まっている本だと思う。
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就職活動を「体感」しつつ、必要な知識を理解できる。物語としては成功する体験なので、ハッピーエンドで終わっているが、バッドエンドが存在するのも就職活動。このとおりいかない部分もあるのだろう。それにしても、大学生にこんなに大きな負担を負わせる現行の就職制度はいびつに見える。せめて大学を出てからゆっくり就職活動に専念できる状況をつくるべきだと思う。
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就活生のリアルと苦悩と希望と・・・様々を描いた一冊。
読みやすさももちろんだけど、内容的にも最高の就活本だと思った。
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採用コンサルタントの常見陽平氏による就活小説。
冴えない大学生の晃彦が、3年生の春の就職ガイダンスを皮切りに就職活動を進めていく。
就活に悩む晃彦の相談に乗ってくれるのが、アルバイト先のカフェのマスター、ジミーさんである。
ジミーさんは、なんと元大手企業の採用担当者だったのだ。
果たして晃彦は、無事に就職活動を終えることができるのだろうか。
…というストーリー。
かなりリアルな物語で、就職活動をしたことがある人なら、思い当たる節がいくつもある。
そして急展開を迎える最終章の物語は、人生の通過点としての就職活動における本書の一つの結論といえる。
一方、現役の学生であれば、物語と並行して用語の解説などがあるので、ストーリーに沿って就職活動で必要な知識を得られる内容となっている。
これを読めば、就職活動を疑似体験し、だいたいの流れがイメージできるだろう。
また、最初から読み返せば、物語冒頭の晃彦の発言や思考が幼稚なことに気付かされる。
読んでいると気付かないが、物語が進むにつれ晃彦は少しずつ大人びていっているのだ。
就職活動自体が大人へと近づく道のりでもあることを、それとなく示している。
ただ「普通の大学生の晃彦」が持っていた「普通でないもの」が唯一あり、それはジミーさんである。
普通は、ジミーさんのような採用のプロフェッショナルは身近にいない。
(大学のキャリアセンターくらいだろう)
だからこそ、本書は身近な「アドバイザー」として稀有な価値があるのではないかと思う。
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中学生でも読めるような簡単な文章で、字も大きかったが思いもかけず感動。就活本というと、自己啓発本や、ハウツー本というイメージが強いが、本書は小説で、主人公の就職活動を通じて就活の心構えや、ポイントが欄外注釈付きで語られて行く。著者の常見陽平氏のことはラジオ出演がきっかけで知ったが、こんなに熱い人物だとは思わなかった。最後はなんと(?)感動して泣きそうになった。普段は新書や評論を主に読んでいるのであまり小説は読まないのだけど、こんな小説もあるのかと新鮮な感じだった。読んでて本当に元気が出た。自分は受験大失敗したけど大丈夫かもしれないと思えた。使えるアドバイスはノートに書き写しました。就活で人生は決まらないという主張に説得力があったwwありがとうございました。
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物語を通して就活について考えるということで,とても楽しく読めました。個人的には「あとがき」に,グッときました。
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若いうちは何がやりたいのかわからなくて当然
http://daily-yamatoiebakawa.blogspot.com/2011/12/10.html
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『ワタクシハ』は男女関係を元にした就活小説だが、この本はハある就活生と彼のバイト先の店員さんとの物語。最初は右も左も分からなかった彼だが、広告代理店で採用担当を務めていた店員(ジミーさん)さんのアドバイスを受けるうちに、就活の仕方を理解していき、内定に至る。スピード感もあり、あっという間に読み終えたが、誤字脱字があるのが残念(笑)
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もっと早く出会いたかったかも。
就活のコツも学べるし、小説だから面白いキャラやストーリーがあって読みやすい。
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小説の物語のなかに筆者の伝えたいメッセージが凝縮されている。
メンター役を単なる就活関係の人物にしていないところが面白さの秘訣だと思う。
就活の終わった4年生の自分でも楽しめた。特に最後のシーンあたりの緊張感は臨場感があり、自分のリアルな体験を思い出した。
まだあまり動けていない就活性には、とりあえずこれを薦めたい。
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就活あるあるが沢山!
ただ小説のところは少々作りが雑では?と感じました。細かいかもしれませんがジミーさんのオカマ口調に違和感を覚えました。ストレートに男臭い人間の方が良かったのでは。
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一つだけマイナス点。誤字があったのは残念。
就活本の内容としては今までに出会ったことのない本だった。
登場人物の鋭いツッコミからの知識や裏情報、就活全般のやり方・研究の仕方がわかりやすかったこと。ナビサイトよか為になる。
ピックアップして進めていきたい。