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何といっても巻末にあるTOB実施会社のデータがすごい。よくぞ検索しまくってエクセルに落とし込んだな、と。お疲れ様でした。著者の執念を感じました。検索している間、きっと「早く出版しないと、他の誰かにやられてしまう。無駄になる。急げ~~」という気持ちがあったんじゃないでしょうか。
そしてTOB価格が正しいかどうかの検証方法を示してくれているのも秀逸だった。時間のある時に、どこかの会社の開示資料を使って自分でも確認してみたいと思いました。
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今更感もありますが、積ん読になっていたこの本、読みました。キャッシュアウトの功罪、といっても、主に罪の部分をあぶり出し、対応策を検討するためのチェックシートなどの紹介をするもの。
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MBOで上場廃止を目論む上場企業にとっては、
「こんな本、出さないでくれ」
という本です。
個人投資家にとっては、良書です。
個人投資家には「TOBに応募しない」という当たり前の選択肢があることを教えてくれます。
とんでもないMBOが無くなるための一助になる本だと思います。