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紙の本
金の行方。
2012/01/30 12:29
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:リーマン・シスターズ - この投稿者のレビュー一覧を見る
去年、上昇している時には、これから下がるかもといい、
今年、下降しだしたら、これから上がるかもという。
これでは、他の金融商品とかわらない。
まさに相場だ。
ただここで、現物とペーパー上の金を区別しておく必要がある。
金価格上昇は実需ではない。もちろん運用の需給関係だ。買ったものは売り手仕舞いされ、カラ売ったものは買い戻される。株式や商品先物のカラ売りと違って、現引きなどということはまずない。そもそも現物で引き取りたくてもできないほど、とてもじゃないが追いつかないほどのレバレッジがかかって取引されてる。
一方、そうであるのに対して、金製品を買い取る店があちこちにでき始めている。
ペーパ上の(いまやコンピューター上の、いやもっとすすんでネット上の)価格を参考に現物が取引されているためとは知りつつも、不思議に思って、本書に当たってみたのだが。
例えば原油価格の構造も似ているようなものだが、決定的に違うのは現物が消費されてしまうかどうかという点だ。金は消えてなくならない。本書で言うところの「金は食べられるわけではない(=価値を生み出さない)」したがって、永遠のロング(買い持ちの末、消費してしまうこと)にはなりえず、買いが圧倒的優位ということもない。そこで改めて金の不思議に魅せられた。
ところが、本書は対談形式とはいえ、私には非常に分かりにくかった。
去年までの解説、金の周辺事情は理解できるが、タイトルに対する答が見えなかった。
もちろん自分の読解力のなさだとは思うが、金に対する書籍情報が少ないのも事実だ。
ネット情報も、それなりのものは少ない。あまり、なじみがないせいか、現物小額の積立の話ばかりだ。
そういえば、書店の投資コーナーも縮小気味だ。
FXに対する勧誘広告的なものは散見されるが、平積みもなくなりつつある。
これは、何を意味しているのだろうか。
そんな中、出版されたことに敬意を表しながらも、もう少し頑張ってほしいという意味をこめて星2つ。
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