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久しぶりに(というか、もしかしたら初めてかもしれませんが (^^;))、比較的新しい本をご紹介しますね。
とっても小さい本です。
そして、もしここで語られていることの意味が通じたら、すばらしい起爆力をもった本です。
場合によっては“トドメの一撃”とさえなりうるかもしれません。(*^_^*)
つまり、もうすべての探求が必要なくなるという意味で……。
著者はオーストラリア人の元酔っぱらい水兵さんです。
“セイラー・ボブ”というのは彼が禁酒に努力したときに参加していた「アルコホーリックス・アノニマス(断酒会)」での呼び名から来ているそうです。
AAという組織のなかでは、ファーストネームだけが使われるそうなんです。
それで、当時AAにはジョーデイ・ボブ、マナンガタンダ・ボブ、ブライトン・ボブ、ビッグ・ボブなど、何人かのボブがいたので、元水兵だった彼は“セイラー・ボブ”という名前が与えられた、といのですから面白いですね。
その呼び名が禁酒時代の通称からとられている覚者……。
続きは→http://ameblo.jp/aurasoma-unity/entry-11171252645.html
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待望のセイラー・ボブ・アダムソンの初の和書。待ってました。私はこの方、大好きです。ニサルガダッタ・マハラジさんの弟子ですが、言っていることがシンプルでわかりやすく、切れ味するどいです。本書も240ページ程度の小さな本ですが、非常に示唆にあふれる言葉で溢れています。年末に良い本読めました。たくさんの人を覚醒に導いていた方らしいですが、この方の言っていることを読んでいると、実は非常にシンプルなことなんじゃないか、という気がしてきます。
そして、クリシュナムルティやエックハルト・トールらの言っていることと似ていると感じました。基本的にこうした覚者たちは同じ境地なのだと思いますが。P.108でいっている、人は何をやっても心の中だ、そこから抜ける唯一の方法は完全に止まることだけだ、というのを読んで、クリシュナムルティのFirst and last freedom、を思い浮かべました。
苦悩
他に、盤珪禅師の不生、を何度も引用している点が印象的でした。私も盤珪禅師、大好きです。こうしたアドヴァイタの世界というのは基本的に禅と同じなんでしょうね。禅のエッセンスを現代的な表現でわかりやすく語っているという印象があります。
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偽物に気づけば本物が分かる。思考も感情も全ては「それ(第二のない一、非二元、不二一元)」から起こっているだけ。執着しなければ現れては消えていくだけ。
ただ見ている、ただ聞いている、ただ臭っている、ただ味わっている、ただ感じていることが起きているだけ、なんの奮闘努力もなく。ただそれだけで完璧。悟りとは思考から不生の仏心(盤珪禅師)にシフトするだけ。