紙の本
荒唐無稽の話に充ち溢れるノスタルジー。そう、これは<感傷>の物語なのだと思う
2012/03/15 21:48
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mayumi - この投稿者のレビュー一覧を見る
テッキとキュータのカモネギコンビの高校時代の話。
っても、テッキから屋台を受け継いですっかり屋台のオヤジになってるキュータの回想からはいっていくので、北森鴻が生きていたら、オヤジになった二人の話をきっと書いてくれたのになぁと…。
で、お互いのっぴきならない事情で金が必要になった二人が、色々巻き込まれてたり、巻き込んでいったりする。
とういのが、荒唐無稽なのだ。
感覚は、昔の映画とか、ドラマかな。
あえて、横から色々はいってくる規制に立ち向かっているようなのだ。なんか、「ほらすごく面白いだろう。でも、映像化できやしないだろう」って北森鴻がほくそ笑んでるような気がする。
物語は、とんでもなく広がって一体どうやって収拾つけるのかと思ったら、さすが職人です。
ぴたっと綺麗に回転して、着地してます。
思わず10点って出したいぐらいだww
にしても、テッキは格好よすぎですなぁ。
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めまぐるしすぎる!
親不孝通りディテクティブの過去編。
ノリはよくてサクサクと読めるのだけど、キュータが受け付けないわー。
ディテクティブはまだ丸くなった方だったのか。
ともあれ、一番の感想は冒頭の一言に尽きます。
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博多の裏的な感じのお話。
博多弁が多かった。慣れるまで大変だった‥笑。
策が二転三転するのが、つかみにくい。
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作家の財産はいかに魅力的なキャラを持っているかにあると思う。
そういう意味で北森鴻が亡くなったのは残念でならない。もう少しテッキとキュータの活躍を見て見たいだけに、、、
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親不孝通りシリーズ。「ディテクティブ」の続編ではあるが、時代は遡って、カモネギコンビの高校生時代。前作でもちょろっと話題に上っていた信用金庫強盗事件のあらまし。
相変わらずのカモネギコンビ。トラブルメーカーのキュータに、冷静沈着ながらも結局騒動に巻き込まれてしまうテッキ。終始ちんちろまい(=てんてこまいの博多弁。すっかりお気に入り)な展開で、一気に読み切った。
エピローグを読むと、続編アリアリな感じ。もっと二人の活躍が見たかったな。冬狐堂との絡みも再度して欲しかった。残念。
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全く、キュータはあかんなぁ~(笑)
前作の続きかと思いきや、過去に溯った!
いや、微妙に続きもあったけども。
でも、やっぱり短編の方が好きだったなぁ。
途中で意味がわかんなくなっちゃった(笑)
でも、若かりし頃の2人、好きだよっ!!!
続き出たら読むと思う!
キャラクターは大好きだ!
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博多弁同士だとどっちがどっちかわkらなくなるw
裏切りにつぐ裏切りで息つく暇もなく一気に読めてしまう作品
ただ、裏社会すぎてぶっとんでる
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「親不孝ディテクティブ」の鴨ねぎコンビの高校時代のストーリー、とは言うものの「ディテクティブ」の方を読んだことがないのですが、ちゃんと話が通じたので大丈夫。
愉快痛快青春性欲冒険小説(笑)。
あらすじ:
美人局に引っかかってしまったキュータ(鴨)は提示された金を集めるため銀行襲撃を企てる。一方その話の相棒に指名されたテッキ(ねぎ)はきっぱりと見事に一刀両断するが――?お調子者のキュータが関わってしまった事件は風船のように膨らみ、テッキを巻き込みそしてとんでもない展開を迎える。
キュータがもうどうしようもないヤツすぎて、可愛いを通り越して憎いのだ(笑)。だけど何となく応援してしまうまさにお調子者キャラ!その分頭脳派テッキがかっこよくって仕方がなかった。そして狂犬キョウジが何気にもの凄く好きだ。こいつが一万めちゃくちゃなのだ。でもちゃんと考えているのだ。でも非常に失礼な話なのだが、イマイチねのめり込めなかった。これ大沢在昌が書いたらもっと事件ごとの繋がりが緻密になったのではないだろうか、と思ってしまった。
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こんな高校生いるわけない!
いたら怖いwwと思いながら
でも、博多だったらありえるのかな?ww
もっとこのシリーズ読みたかった
残念です。。
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「なんでんかんでん、ちんちろまいたい」どっぷり泥沼に首まで浸かって身動きがとれない絶望的状態に陥ったことを示す。けれど絶望の中にもそこはかとないユーモアを忘れない、豊かな博多っ子文化を想わせる稀有な言葉ではないか、なんていえるわけがないだろう!(p156)
博多っ子良いな、博多弁のリズム感がなんか素敵。美人局に嵌められたキュータはお金に窮して、狂犬キョウジと信金の裏金を強奪、強盗は成功したもののトリックに使った弾丸が曰くつきのもので事態は悪化していくばかり、少し背伸びした位の高校生でいたかったテッキもキュータに事件へと引きずり込まれて「なんでんかんでんちんちろまいたい」状態へ突入ヽ(^o^)丿カモネギの腐れ縁な雰囲気とか、グループ内での裏切り続きの展開面白かったです。
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テッキとキュータのカモネギコンビの高校時代の話。
っても、テッキから屋台を受け継いですっかり屋台のオヤジになってるキュータの回想からはいっていくので、北森鴻が生きていたら、オヤジになった二人の話をきっと書いてくれたのになぁと…。
で、お互いのっぴきならない事情で金が必要になった二人が、色々巻き込まれてたり、巻き込んでいったりする。
とういのが、荒唐無稽なのだ。
感覚は、昔の映画とか、ドラマかな。
あえて、横から色々はいってくる規制に立ち向かっているようなのだ。なんか、「ほらすごく面白いだろう。でも、映像化できやしないだろう」って北森鴻がほくそ笑んでるような気がする。
物語は、とんでもなく広がって一体どうやって収拾つけるのかと思ったら、さすが職人です。
ぴたっと綺麗に回転して、着地してます。
思わず10点って出したいぐらいだww
にしても、テッキは格好よすぎですなぁ。
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ホント、てんこ盛りのハラハラ展開でした
キュータとテッキの高校時代って、こんなにすごかったの
やりすぎじゃな〜い 激しすぎるよ
そして時代背景や、当時の事件ニュースなども
良く分かるので、面白かったです
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本当に、北森さんはいろんなテーマ&タイプで、軽々と、かつエンターテイメントとしてきっちり楽しませてくれるものを書くなあ……。いや、「書いていたんだなあ」と過去形にしなければいけないのが改めて惜しい。
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『親不孝通りディテクティブ』のかもねぎコンビの高校生編。
キュータのトラベルメイカーさが弾け、テッキの青さがほどよくこそばゆい青春もの、にしてはいかがわしいが、親不孝通りとそこで飛び交う博多弁には似つかわしい。
夜の街をどたばた駆け回るおっさん二人も見たかったな。
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1985年、テッキ&キュータ、高校生。
美人局の罠に嵌まり、早急に一千万円を用意しなければならなくなったキュータは、信用金庫の闇金を強奪する計画を立てる。
相棒のテッキを誘ったが断られたため、組長の車を誤って海に沈め、同じく大金が必要となったキョウジを誘い、計画を実行してしまう。
作戦は成功したかに見えたが…。
偶然に偶然が重なり、やくざと警察両方に狙われることになってしまった『鴨ネギコンビ』の行く末は如何に!?
青春群像劇かと思っていたら、血なまぐさいハードボイルドもので驚きました。(笑)
しかし長編だけあって、前作『親不孝通りディテクティブ』より遙かに壮大なストーリーで面白いです。
北森先生が生きていらしたら…。
未だにそんなことを考えてしまいます。
しかし、続編は出なくても、読者自身が40代、50代になったテッキとキュータを想像するのも楽しいかもしれません。