紙の本
新たな出会いと再会
2015/09/11 14:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
繭墨探偵事務所に潜り込んできた少女は、骸骨を抱えていた。それにまつわる事件の真相を明らかにした後、行き場所がなくなった少女は、ヒルガオと名付けられ、嵯峨雄介に引き取られることになった。
そして、小田切勤の許に届けられた、繭墨あさとが目を覚ましたという連絡。そのあさとを買い取る申し出をして来た唐操舞姫と、その犬となった久々津。新たな出会いと再会が、また新たな崩壊を導いていく。
投稿元:
レビューを見る
今回から雄介にスポットを当てた話になるらしい。
あさとメインの話と比べるとグロ控えめだが、相変わらず狂った人間のオンパレードで気分悪くなる(このシリーズでは褒め言葉)
そして、小田桐の内面の成長しないっぷりは他のラノベの追随を許さない。永遠のウザキャラ?永遠のヘタレ?これも読んでて不愉快になる。だが、それがいい。
雄介がまっとうな人間として歩み始めようとするのだが・・・やっぱりいつものB.A.D.だった。
新キャラも素晴らしき狂人達で読んでてどんどん欝ってくる。(このシリーズではry)
ちなみに、今回またあのお方が登場します。お楽しみに。
投稿元:
レビューを見る
久しぶりにB.A.Dシリーズを読んだ。
ユースケ好きだな。
読み終わった後の虚無感も心地良い。
投稿元:
レビューを見る
ヒルガオの正体や人形の屋敷のカラクリの裏にあるものは大体予想がついた。つらいなあ。続きが気になるー。
投稿元:
レビューを見る
繭墨霊能探偵事務所に、一人の女性がやってきます。彼女の願いは、死んだ弟の髑髏を持っている少女を見つけ出して欲しいというものでしたが、事情を明かすことに戸惑いを覚えた彼女は、けっきょくあざかたちに依頼することなく、事務所を出ていきます。ところが、その女性が探していた少女が、あざかたちのもとに現われます。彼女は、異能者の家系に生まれながら、身柄を売り渡されてしまったのでした。けっきょく、雄介がその少女を引き取ることになり、彼は少女に「ユウガオ」という名を与えます。
その後、幸仁の生み出した「神」が増殖してしまい、その対応に小田桐たちが振り回されるという事件を挿んで、人形使いの異能者でユウガオの実姉である唐繰舞姫(からくり・まいひめ)の関わった事件に巻き込まれることになります。今回、あざかのもとに仕事を持ち込んだ菱神昭(ひしがみ・あきら)は、自分とそっくりの人形の制作を舞姫に依頼した人物でした。
さらにその事件の背後で、ユウガオがあさとのもとを訪れて自分の過去を知り、みずから死を選ぶことになります。ユウガオの死を知った雄介は、あさとと舞姫に復讐するため、バットを持って街へと飛び出します。
「神」を捕獲するエピソードはややコミカルな作風ですが、メインのストーリーはややシリアスな方向に話を振っています。とくに菱神の事件はスリリングでした。
投稿元:
レビューを見る
あれが目覚めた、という連絡をもらったけれど
実は結構前から目覚めていた、らしい。
またしても連続短編のようになっています。
が、最期まで読めば、すべて繋がっている状態。
とりあえず、にっこり笑顔で柔らかい話し方をする人は
警戒してるのが一番かと思われます。
1巻に出ていた、自称『犬』も再登場。
確かに、本人がそこに満足しているなら
それはそれで幸せかと。
そこから抜け出そうと、他を知りたいと思ったら
それが幸せかどうかは…分かりませんし。
けれど、その存在だけで幸せになる人、もいるわけで。
再び手に入れられた幸せを壊されて場合
人間は、どこまで壊れるのでしょう?
今回の中で、これはギャグですか? と思ってしまう
忘れてしまった…生き物? の行く末。
異能の人達があれを嫌っているのか、この2名だけが
嫌っているのか。
変な生き物、とは思いますが。
投稿元:
レビューを見る
繭墨の元に来た依頼は弟の死の真相を知りたいと言う女性。そして、弟の恋人だった少女は彼の髑髏を持って逃げた。依頼を受けたと同時に繭墨の部屋にはその少女が忍び込んでいた。
新しい登場人物・唐操舞姫、懐かしい人物・久々津が登場し、繭墨家では狐が目覚める。1つの依頼から謎が始まって、次々と謎が絡まり繋がる。新しい異能者の舞姫がキーパーソンだが、繭墨が嫌がるくらいの曲者で厄介だ。目的達成のためなら何でも利用し、犠牲し、笑顔でそれの何が悪いというのが怖い。今回は全ての登場人物が彼女のわがままに振り回された印象を受けた。