紙の本
面白かったです
2022/03/14 13:33
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:iha - この投稿者のレビュー一覧を見る
FBI訓練生のクラリス・スターリングとレクター博士によるサイコサスペンスの下巻です。結末は手に汗を握ります。
紙の本
ついに解決
2020/05/27 17:19
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投稿者:のび太君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
メインの事件がついに解決する。しかし、脇役だったはずのレクター博士が脱走したことから読者の注目はそちらに向いていく。
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映画を観ようと思ったのだが、グロいとの噂を聞くので、まずは気構えをつけとこう、ということで、読。とにかく、レクター博士の魅力に限る。天才的な頭脳を持った人肉愛食者の超危険な人物。とんでもなくヤバい奴ってのは、どうにも惹かれてしまいますなー。これをアンソニー・ホプキンスが演じているのか。早く観たい。
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「このミステリーがすごい!」1989年版 海外編
週刊文春 20世紀傑作ミステリーベスト10 海外部門
NPRスリラー小説史上ベスト100
――1位
とりあえず読んだ直後では、ミステリとしては評価できないと思った。
いわゆるサイコ・サスペンスというやつだが、犯人はわかっているわけだし、
論理的な場面もほとんどなかったように思う。
しかし、
「凶悪な連続殺人犯の捜索にあたって、FBIがより凶悪な連続殺人犯の手を借りる」
という、一種のパターンのパイオニアとして評価できる。
果たしてレクター博士の辿る運命とは…気になるところ。
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羊たちの沈黙(下)
次々と婦女が殺され皮を剥がされた状態で遺棄されるバッファロー・ビル事件。
事件の重要な情報を握るのは、天才精神科医で精神異常者で拘禁中のハンニバル・レクター。
レクター博士が珍しく心を開いたのは、FBIアカデミー訓練生のクラリス・スターリング。
『ハンニバル(下巻)』では・・・
まさかのレクター博士の移送と脱獄。
そしてクラリスの根気強い捜査の末のバッファロー・ビル事件の解決。
事件解決その後にも、静かに流れるクラリスとレクター博士の時間。
何ともたまらない!!
クラリスもレクター博士も、非常に強く人を魅了する。
案外に、ビリー・ルービンのトリック(皮肉)が強烈に心に残った。
ハンニバル4部作は
『レッド・ドラゴン』
『羊たちの沈黙』
『ハンニバル』
『ハンニバル・ライジング』
なんとも・・・やはりすべて読んでしまおうか・・・。
どうだね、クラリス、子羊たちは鳴き止んだかね?
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変身願望のあるサイコキラーを追い詰めるのが本筋のはずだが、最後までレクター博士の存在がでかすぎる。
映画見直したいなぁ
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有名な映画の原作。映画版は未見で、前作は既読だが内容をあまり憶えていない。そもそも、海外ミステリイにふだんあまり馴染がない。そんなわたしでも、本書がもつ魅力にはすぐに圧倒されてしまった。なにより、ハンニバル・レクター博士が凄い。犯罪者としても博士としても究極的な存在で、クラリス・スターリングとの会話にはとにかく唸らされてしまう。クラリスをじっさいに動かしているのはレクター博士といえるわけだし、その博士の作中での最後といい、どうもわれわれ読者も博士の手の上で踊らされているに過ぎないのではないだろうか。こういう人物像ひとつとっても、並大抵の小説ではないと思う。また、一般的にレクター博士はサイコ的な側面が強調されがちであるが、本作はミステリイとしてもなかなかよくできていると思う。ただ、もうちょっと事件を直接的な契機とした解決法であればなおよかったのだが。とはいえ、本作の完成度が高いことは間違いないし、そもそも猟奇的な殺人犯を、魅力たっぷりに描き出すことは相当難しいはず。それを簡単にやってのけるところが著者の真骨頂である。寡作は惜しいが、だからこそ全作品を制覇してみたいとも思った。
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最初は姿も形も全く想像が出来ず、気配すら感じさせなかった犯人が徐々に浮かび上がって行く様が面白い。
捜査内での話では無くて、小説の中に少しずつ犯人のターンが出てくると言う意味合いで。
レクター博士のぶっとびっぷりに惚れる。
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有名なだけある。
展開も読みやすさも、後味も。
すっごく引き込まれるというよりは、
気付いたら読み終わっちゃった!といった感じ。
映画を見たことなかったので、良い小説読めたな〜感が味わえた。
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洋書のミステリー小説で非常に評価が高く、映画があまりにも有名な本書ですが、実はまったく予備知識がまったくない状態から読み始めました。
被害者の皮を剥ぐことから名付けられた連続女性殺人犯、「バッファロウ・ビル」の捜査に参加することになった、FBI訓練生クラリス・スターリング。
彼女は上司に命じられ、捜査への助言を求めて、精神異常犯罪者用病院に収容されている医学博士ハンニバル・レクターと対峙する。
人智を超えた頭脳と問答を繰り返して行く中で、彼女は「バッファロウ・ビル」の正体に迫っていく。
サスペンス・スリラーの代表作とも言える本作の壮絶な結末とは。
以下、ネタバレの内容を含みます。
DVDの表紙を見てとにかくいつも不思議だったのが、「なぜ蛾がえがかれているのだろうか」ということでした。
がっつり出てくるからなんですね。しかもかなり奇怪な状態で。
レクター博士とクラリスの対話に含まれる適度な緊張感と偏向な親しみは、この話を魅力的に仕上げているひとつの要素です。
人間の心理に精通し、豊かな智識と鋭い観察眼、巧みな対話術を以て対するレクターと、彼の話に対して必死に食らいつき確かな有能さを彼に感じさせるクラリスの間には、奇妙なつながりをもたらしています。
クラリスの羊たちに訪れた沈黙がいつまで続くのかは分かりませんが、飽きずに適度なスピード感をもって読める良書だと思います。
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映画よりもずっと物語が理解しやすく、面白かった。
人間のドロドロとした欲望がむき出しになっていて、
その衝突を高みの見物と洒落込んだレクター博士が
最も利を得ていたのはさすが。
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映画も超有名ですが、今更原作を読んでいないことに気づいて挑戦。
(『ハンニバル』と『レッドドラゴン』は昔読んだ記憶が…)
原作を読むと、改めてレクター博士が“悪”という存在でありながら、同時に魅力的な“師”であることを再確認できます。
クラリスついても、寮生活や友人との会話、子供の頃の思い出など描かれているので人間味を感じながら読み進めることが出来ます。
気になる方は、シリーズ順に読むといいと思います。
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レクター博士とクラリスの交流の触れるような触れないような距離感がすごく良い。
また後書きも秀逸でとても充実した最高の本でした!友人にもシリーズごとに勧めたい!
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下巻も一気に読めました。面白かった。
レクター博士の脱獄劇と、クラリス対犯人のあたりはハラハラ手に汗握る展開でした。
やっぱり最後までレクター博士の存在感は大きい。
続編や映画が見たくなりました。
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全体的な感想では、クラリスよく頑張ったな!という感じ。あと、レクター博士が言うほど出番がなくて、ちょっと残念。整形しちゃうのはもっと残念。
上の後半からだんだん真相に近づいていくにつれ、スピード感があって読みやすかった。ラストの犯人との対決も、ハラハラした。
また、羊たちの沈黙というタイトルも素敵です。ラストにみせる、クラリスへ送ったレクター博士の紳士的で優しい言葉も沁みます。