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第2部開始だわーい、とか喜んでたらもう最終巻とか...TT
女学校卒業後、夢に向かって恋に学業に仕事に邁進するクリスたち。
まさかあのカップリングに落ち着くとはね、少々意外だった。
でもまぁ(激動の時代の幕開けではあるけど)ハッピーエンドで良かった良かった♪
しかし当時のナースは結婚できないとか知らなかったなぁ。
だから婦長をシスターと呼ぶのか...。
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久しぶりのもとなおこ。
19世紀貴族のための全寮制女学校に入学させられた少女が自分の人生を切り開いていくミステリ絡みの大河。
ヴィクトリア期英国の時代考証が相変わらず丁寧で見事。
内容はこれまでのもとなおこ作品に比べると、かなり大人な感じ・・というか、主人公がこれまで以上にしっかりした大人の女性なのでした。
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抑圧された少年少女時代を送った登場人物たちが、自由と自立を求めながら成長していく物語。主人公の出生の秘密が大きな柱となっているが、それについてはちょっと中だるみした感じで、むしろ最終巻の成人後の彼らの姿とそこに至るまでの過程を中心に読む方が感動できると思う。19世紀末から20世紀のイギリスの様子なども楽しめる。
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1巻から積み上げて一気読み。きわどいテーマをいくつも内包していながらも、主人公クリスの明るさと強さのおかげで芯の通った少女の成長物語になっている。
しかし鋼の強さをもつ彼女には、それぞれに闇を抱えた人々の内面まで共感し理解することはできないだろうと思う。
彼女は闇の中の光であり続けるため、闇に寄り添うことができないのだろう。そう思うと彼女の選択は納得のいくものだった。
しかしこの内容、連載で続きを待ち身悶える方が楽しめただろうな。辛いけど。
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最終巻まで一気に読了。
正直に言えば、レディービクトリアンのほうが好みかな、と思わないでもないけれどそれはたぶん、キャラのせいでしょう(笑)
主人公たちの境遇がなかなかに暗い。
それでもめげない主人公。だけど向こう見ずなだけでは状況は変わらないのだと戦い始める。
少女時代から始まって大人になっていく成長過程の物語。天使から女の子に、大人に。力強く一人で羽ばたいていける翼を鍛えている主人公。
彼女の強さはまぶしく、人によっては妬ましいぐらいですね。
子供たちを『天使』ではなく『未来』だといった、そこがこの物語で一番言いたかったことなのかなぁと思ったり。
物語としては、学園生活のあたりがたのしいかな。
しかし、コルセットって苦しそうねぇ。
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面白くて1巻から10巻まで一気読み。もとなおこは「葬儀姫」をウェブで1~2話読んだだけで、「童話チックなふわふわした話の人」というイメージだったのだけど、これは意外と骨太な作品だった。
出てくる少女たちが皆しっかりと前向きで読んでいて励まされる。クリスはもちろんの事、ジェシカが好きだったので、エリックが最後までぶれなくてよかった。
この時代の「高潔さ」みたいなのに憧れる。少女たちが皆誇り高く、自分たちで道を切り開いていく様がとても印象的だった。