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これ読んだ後、邦画の『櫻の園』を観ると、誰がどの役やっているか分かって楽しい。
個人的には逆転してます。
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登場人物が変わり者揃い。「桜の園」は昔の栄華が忘れられず、現実のことがうまく理解できていない貴族達の儚い話。「三人姉妹」はまぁまぁ面白かった。が、ロシア文学の知識を持って深くじっくり読めば、それなりに面白いと思う。訳がすごく良いと思う。(2005/11月読了)
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二作品とも悲劇にもかかわらず、登場人物が喜劇的という特徴を持っている。劇の構成もよく、悲劇のテーマもよく描けているが、やはり登場人物のかけあいが最も楽しめる。
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まだ『桜の園』しか読んでいないけど、いや、それだからかもしれないけど、チェーホフってこんな感じなんだという感想が一番強い。意外と何だかふん。って感じだった。
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自慢の桜の園を失う母親と娘が対照的にかかれています。
私だったら確実に「私の園がなくなってしまぅぅぅ」の方です。
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太宰治の「斜陽」を読んでいると出てきた
話です。
桜の園しか読んでいませんが、落ちぶれていく
貴族の話を書いています。
劇の台本で書かれています。
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急変していく現実を理解せず華やかな昔の夢におぼれたため、先祖代々の土地を手放さざるを得なくなった、夕映えのごとく消えゆく貴族階級の哀愁を描いて、演劇における新生面の頂点を示す。(文章抜粋)
登場人物が多かったので、少しこんがらがった。内容はわかりやすいから、すんなり受け入れられた。三人姉妹はまた今度読むことにしよう。
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ミュージックライブラリーで取り上げられるというので「桜の園」だけ読んだ。
小川洋子さんが「主人公夫人のお兄さんがいつも氷砂糖を舐めている!」と指摘されていたのがおかしかった。
農奴解放後のロシアという時代設定だけど、今にも通じることが色々ある。
上の身分の人は何もしない、何もできない、全部やってもらっている、といったセリフを誰かが言っていて、わたしにはそれが妙に心に残った。
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貴族と借金は切っても切れない仲らしい。
没落は惨めで滑稽。
はじめから貧しいならこうはならない。
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桜の園
どこが喜劇なのかわからない…
ドゥニャーシャとエピホードフがマーシャとメドヴェージェンコに見える…。「不仕合せ」というのはマーシャじゃなくてエピホードフになっているけど。
戯曲として読める部分と、ただの活字に見える部分とがあった。単に集中力の問題でしょうか。
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「急変してゆく現実を理解せず華やかな昔の夢におぼれたため、先祖代々の土地を手放さざるを得なくなった、夕映えのごとく消えゆく貴族階級の哀愁を描いて、演劇における新生面の頂点を示す『桜の園』、単調な田舎の生活の中でモスクワに行くことを唯一の夢とする三人姉妹が、仕事の悩みや不幸な恋愛などを乗り越え、真に生きることの意味を理解するまでの過程を描いた『三人姉妹』。」(裏表紙より)
私は『三人姉妹』が好き。
夢と現実の葛藤と、次々に起こるドラマが良いです。
長男アンドレイと妻ナターシャ、妻の不倫相手の市議会議長プロトポーポフの関係も、
次女マーシャと夫クルイギン、マーシャの愛するヴェルシーニンの関係も、
末娘イリーナをめぐる男爵とソリョーヌイの決闘も、
それぞれ変化と緊張感があって面白かったです。
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時代的悲しさで溢れている。
生き方なんて教わってこなかったのに、突然地に足つけて歩けと時代に言われても、何も知らないしできない。
そういう変化の時代は確実にあって、今もまさにそうなのかもしれません。
自分で物事を考え、行動することの大事さを再認識させられました。
とても分かりやすくて良い作品だと思います。
ただ、ロシアの戯曲は名前がなかなか覚えられんとです…。
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短編集(ユモレスカ1,2)を読んでみて、他の代表作も読みたくなり読んでみました。
名前が複雑でなかなか覚えられず、「えっと誰だったっけ」と何度も前に戻りながら読みました。
その割には、話の展開が早く、結構すんなり読めました。
もう一回読んでみようと思います。
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手品をする家庭教師で大道芸人の娘、なんだか口の悪いシャルロッテが妙に気になった。
寄る辺ない人たち。寄る辺のなくなる人たち。家族がはなればなれになるし桜は伐られるし。
割と古い本なのに、訳のおかげか意外なくらい読みやすかった。
「三人姉妹」は、自分たちは存在していると思ってるだけの幽霊なんじゃないのか?と呟く(誰も聞いてない)老軍医が気になった。生きそこなった人間の話って他にもいろいろあったな多分。
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急変してゆく現実を理解せず、華やかな昔の夢におぼれたため、先祖代々の土地を手放さざるを得なくなった、貴族階級の哀愁を描いた『桜の園』。
単調な田舎の生活の中で、モスクワに行くことを唯一の夢とする三人姉妹が、仕事の悩みや不幸な恋愛などを乗り越え、真に生きることの意味を理解するまでの過程を描いた『三人姉妹』。
登場人物が多くてごちゃごちゃになってしまうこと、情景描写が少ないせいもあって、場面を思い描きにくいことが、自分が思う戯曲のイメージだった。
けれども今改めて読み返してみて、様々な人間模様が織りなす階級のはかなさや、チェーホフの伝えたいことのほんの一部でも、おぼろげながら理解することができたように感じる。