紙の本
名門中の名門ケンブリッジ大学とオックスフォード大学の入試問題に挑戦してみませんか?
2020/07/11 09:25
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、ケンブリッジ大学のジーザス・カレッジを卒業され、現在、時事問題や科学に関する数多くの著書を発表されているジョン・ファーンドン氏の面白い作品です。同書は、世界でも名門中の名門と言われるオックスフォード大学とケンブリッジ大学の入試問題を、解説付きで掲載した書です。これらの問題を解くには、知識だけでもダメ、真面目に答えるだけでもダメという難問奇問です。一体、どう答えればよいのでしょうか?ぜひ、読者の皆さんもチャレンジしてみてください。同書の掲載されている問題の一例を挙げておくと、「あなたは自分を利口だと思いますか?」、「蟻を落とすとどうなりますか?」、「棒高跳の世界記録はなぜ6.5メートル程度で、なぜ破られないのですか?」、「過去に戻れるとしたらいつにしますか、またそれはなぜですか?」といったものです。なかなか興味深いですよ。
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コンサルの面接試験に似た設問がでてくる。フェルミ推定というのか。あとはそれぞれの専門分野における題材の本質やマクロで考え答えさせる設問とか。いろんな観点から答えれるというものだが、読んでやはり幅広い教養が必要だなあと感じる。やたら近代的な古典学部の建物、そこでクラスを受けた気がする。なぜあのデザインになったのか素朴に思う。
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小田島先生夫妻の訳なのに、肝心の中身がイマイチ。GoogleとかMicrosoftの入試問題本でも読んだ方が遥かに楽しい。
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・あなたは自分を利口だと思いますか?
・あなたはクールですか?
・幸せだ、とはどういうことですか?
・コンピューターには良心はありますか?
本気で考えて知力を振り絞ると、本物の高揚感が感じられるものだが、そういうことはえてして学生時代が終わると忘れがちだ。いろいろの考え方に異議を唱えたり、ゲームをしたりするのは楽しい、いや、正直に言おう、自分がどんなに利口かを見せびらかすことが楽しいのだ―自分の知性で荒涼索漠たる世界を一瞬でも照らせたことが・・・・・・。
筆者の言う通り、この本の中には質問の答えはひとつも書かれていない。というか、答えがあるものなんてそうそうない。
やはり考えて考えて考えた上で実行することが、自分の中での生きているということに繋がると感じた。
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図書館で借りたけど読み切れなかった。ひらめきについて書かれた本かと思いきや、回答を導くまでには裏打ちされた知識が必要であることを知らしめるかのようで、力学も哲学も知らない凡人にはあまり楽しめなかったので、評価なし。
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この本に提示されている各試験問題は確かに面白い。
でも、著者の回答が、非常に中立的&データを述べているだけ&自分の回答例は書かない、を貫いているので、面白味が全くない。
著者は自分でも「中立を保つ為にそういう答えを書いている」と述べているが、中立的な意見がいかにつまらないかという事をよく表してくれた本だ。
これなら、まだ受かった人、落ちた人の回答例を列挙してくれた方が、読み物として面白かっただろう、残念。人のブログも、当たり障りのないことを書いてるものより、偏ったことを書いてるブログの方が敵は多くても面白いのも頷ける。
もちろん、これは読み物というより、「あなたはどう回答しますか」という事を目的としているので、この問題を見てグルグル考えるのが好きな人には打って付けだろう。でも、それを著者の中立的な回答が邪魔をしている感も否めない…
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こんな問題がでてるのか!っていう驚きと
こんな問題出されたら考えるなあっていうわくわくと。
ただ、問題自体は面白いんだけど、解説に関してはかなり筆者さん寄りっていうかもやもやしてるから、問題がどんなのが出てて(0.5割)、基本的にはこういう答えがいんじゃないかみたいなの(1.5割)と、筆者の意見っていうかふわふわ論うああああ(ここ8割)みたいな雰囲気の構成で、読んでて途中で脱落した。
こういうこと、本気で考える授業とか宿題とかあったら面白いのに!
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先行書籍のGoogle等の面接試験のような理系問題ではなく、明確な解答は求めない(得られない)、思考の過程と結果を審査するための問題。
よって、問題を見てしばし小考してから解説を読むとなんとも不完全燃焼だが、やむなし。
考えてもみなかったことを考える、最も新しいタイプの頭の体操。
ニュアンスが知りたいので、質問の原文があってもよかった。
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所謂フェルミ推定の様な問いが60問紹介されています。答えは…う~ん、問いの中のキーワードから著者の頭に浮かんだ四方山話が綴られているといった感じの本です。もともと正解の無い問いばかりなので、これはこれで面白いと思います。でも、本当に面白い読み方は、自分なりに問いの答えを考えて、著者の考えと比較してみる読み方でしょうね。次はそう言う読み方をしてみようかなと思う一冊です。
おまけですが、巻末の訳者の解説に、英国の高等教育事情を垣間見ることができます。日本の教育環境はまだまだなと思ってしまいます。
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本書は俗に『オックスブリッジ』と呼ばれるイギリスの2大名門大学の入試問題からえりすぐりの難問奇問を集めたものです。知識だけでもダメ。真面目に答えるだけでもダメ。「インテリジェンス」あふれる問題集です。
本書は俗に「オックスブリッジ」と称されるイギリスの名門大学オックスフォード大学とケンブリッジ大学の難問奇問とされる試験問題を選りすぐって集められたものです。日本の大学における受験問題は問われているものは基本的に記憶力と反射神経であるのに対し、イギリス、オックスブリッジの入試問題は知識だけでもダメ、真面目に答えるだけでもダメというもので、これを試験管が納得できるように答えるにはある種の「インテリジェンス」の能力が必要であるように思えました。
たとえば『なぜ世界政府はないのでしょうか?』や『なぜ海水には塩があるのでしょうか?』というものに始まって、『運命とは何ですか?』やら『あなたならリンゴをどう説明しますか?』といったこれはもはや試験問題というよりは哲学か何かの問答のようなものを読んでいる気がしたというのはきっと僕だけではないと思いました。本書には設問に対して、それぞれに詳細な回答例が記されており、これはあくまでも『正解』というものではなく、あくまでも『一例』というスタンスを崩していなかったのが読んでいて印象に残りました。
おそらく、すべての問題に正解はないです。彼らが問うているのは受験生の『知性』であり『機知』に富んだ切り返しができるかという応用力を試しているのではなかろうかと思いました。まぁ、こういうのもあるのかとあくまで参考程度にお読みになったほうがよいかと思われます。
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考えさせられる問題集。
ジャンルを問わず様々な分野から出題されていて面白いですね。
深く考えさせられる問題だけど、実際にこれを面接という場で咄嗟に答えろと言われると難しいだろうな。
そこがオックスフォード、ケンブリッジの学生の篩のかけ方なんでしょうね。
当然だけどすっきりはしませんねw
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オックスブリッジの面接問題から大学の求める学生像が窺える。著者の解答例に頼らず、自分で考える作業に価値がある。
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本気でこんなこと聞いてくるのかよ、と思ってしまうような質問60。しかしそれに対して答えうる教養と、面接という場で論理的に話を組み立てる能力がたしかにオックスフォードとケンブリッジというブランドを支えてるんだろうなぁと圧倒されたのも事実。
一冊家に置いといて、ふとしたときに自分ならこれにどう答えるだろうと色々考えてみたり、仲間たちと議論するのも面白そう。
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面接の時に出た質問に対する著者の返答、理由も兼ねて載っているがハッキリとした正解がでない質問が多く、個人の知識や年齢や性格や宗教観で千差万別の答えがあるだろう。全能の神がいるとしたら彼は自身が持ち上げられない石を造る事ができるか?あなたにとって悪い本とは?火星人に人間をどう説明しますか?幸せとはどういう事ですか?どうやって建築で犯罪を減らしますか?の質問は即答は難しく感じた。
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こんなの面接で質問されるのかー。いったい何を採点基準にしてるのかな。面接官が、受験生が慌てるさまを喜ぶためだけにあるような……。実際、こういった奇問は最近なりをひそめてるらしいね。
あと書かれている「解答例」って、解答になっていないものがけっこうあると思う。「解答」概念の文化の差かな。