紙の本
ボクシングの世界
2002/07/06 16:22
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みっつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ボクサーカシアス内藤が4年ぶりにカムバックに挑戦するという話。私はボクシングについてあまり詳しくないが、この本ではボクシングの楽しさ過酷さ・奥深さが書かれていて、興味深く読んだ。
作者が本業でボクシングに関わっていた人ではないのに、ルポルタージュという仕事の立場からこのカシアス内藤を追いかけていくというところがそういった面白さを出しているのだと思う。
上巻では内藤が、カムバック前からは信じられないような練習をして、カムバック戦を行い、一勝をあげたところで終わる。下巻では、ボクシングに必要な精神力とは一体どのような種類のものなのか、それがわかればいいなとおもいっている。
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私が進路に悩んでいたときに後輩が突然貸してくれた本がこれ。最初なんか読み辛かったけど、だんだん引き込まれました。そして考えさせられました。うん、今できるベストを尽くそう、何事も。後から言い訳や後悔しても仕方ないんだよね。
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ボクサー、カシアス内藤についての小説。
小説というか、ドキュメントに近いですね。
優しい内藤が、どのようなボクサー人生を辿ったかを綴ったもの。
格闘技、あんまり好きじゃないけど、ボクシングは好きなんで。
なんか、ちょっと悲しくて切ない感じの話です。(アホ友文庫よりもらったもの)
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今のところ、上巻だけ読みました。
アリスの「チャンピオン」のモデルとなったボクサーの実録。
展開が実に気になります。
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スポーツノンフィクションの中でも傑作中の傑作と思われる。なによりもココまで取材対象の懐にはいれる沢木さんがすばらしいです。
主人公であるかカシアス内藤氏の写真集が発売になりました。
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ボクサー「カシアス内藤」こと内藤純一と、そのトレーナー、そして彼らに夢を見る作家とカメラマン。彼らの夢である世界王者は手に入れられるのか。秀逸な作品。
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観察法の授業で人の行動を記述する際、ある事実が本当に起きているのか(客観)、それとも起きているように見えているだけ(主観)なのか分からないという疑問を持った。それを先生に相談したところ、紹介された本。できるだけ主観を排し事実を淡々と積み重ねていく記述の中に、なぜか人々の切ない感情が浮かび上がってくる本。最近になり主人公のカシアス内藤が、ガンと闘いつつ、エディさんとの約束のジムを開いたと聞いた。夢は続いていたと知り、改めて切なくなった。
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沢木耕太郎が、元々は取材相手であるカシアス内藤と仕事抜きでここまで深く付き合い、私財を投じてマッチメイクまでしたことに驚かされる。しかしそれ以上に、今でもその二人にカメラマンの内藤利朗を加えた三人の友情が続いており、それによってジムが設立され、当時の写真集まで出版されるという人のつながりに驚かされた。その写真集「カシアス」も早速購入したが、それが少しでも「E&J カシアス・ボクシングジム」の運営資金の足しになればと思う。2007/10/21読了
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ボクシング元東洋王者カシアス・内藤を追ったノンフィクション、というより共に戦った沢木の回想録かな。ボクシング好きだから普通に楽しめた。
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「やはり、それでも勝たなければならないのだ…。」
再起を賭ける天才ボクサー・元東洋ミドル級王者カシアス内藤と、彼の夢に関わる人々の力強くも儚い物語。熱いタイトルが秀逸すぎの、沢木耕太郎による私ノンフィクション作品。
カシアス内藤の内面から発せられる言葉の数々には、正直心打たれます。その分、最終話に向かって徐々に崩壊していくそれぞれの想いと繋がりは、読んでいて辛い。自分の生きかたに躓きかけたとき、再読すべき本のひとつだと僕は思います。
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ふだんあまり本を読む習慣のない人、
スポーツ好きの人に読んでもらいたい本。
タイトルも非常にいいです。
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初めて読んだノンフィクション。そして何度も読んだ。ここまで他人に関わりのめり込める作者がうらやましい。そりゃ旅にも出たくなるさ。
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カッコよすぎ、沢木さん‥
一瞬の夏ってタイトルも、素晴らしい。
熱くて切ないノンフィクション。
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沢木氏の著書では「深夜特急」よりもこちらの方が、私の中では思い入れが強い。
未読の方は「敗れざる者たち」を先に手にされた方が、カシアス内藤氏の物語を時系列で読むことができるでしょう。
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ボクシングに興味なくカシアス内藤も知らなかったけれど、ぐいぐい引き込まれ、一気に読んだ。ノンフィクションの面白さが初めてわかった一冊。