紙の本
荒木飛呂彦の初期短編集
2012/01/26 20:24
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:プックン - この投稿者のレビュー一覧を見る
1987年に新書判で発売され、2004年には愛蔵版でも発売されている荒木先生の初期作品を収録した短編集の文庫版です。収録作品は愛蔵版と全く同じであり、あとがきもそのまま流用しているため、愛蔵版を持っている方にとっては判が小さいだけで目新しものは何もありません。新書判しか持っていない方であれば、愛蔵版から追加された「アウトロー・マン」が収録されています。ただし「アウトロー・マン」は原稿紛失のため雑誌からの復刻で収録しており、かなり画質は悪くなっています。収録作品は以下の5作6話。
・ゴージャス★アイリン
・大女の館の巻
・スラム街に来た少女の巻
・魔少年ビーティー
・バージニアによろしく
・武装ポーカー
・アウトロー・マン
収録作品はいずれも、荒木先生が人気作家となる前の新人時代のものであり、何かとつたなさが目立つ面もありますが、今のJOJOにも通じる発想もあり、やはり先生の作品だなと実感させられます。
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懐かしい。みんな好きな作品。武装ポーカーは中学生の時読んで、パクったマンガまで描いたことがある。アウトロー・マンは初見。西部劇マンガっていいですね。
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今のジャンプでは載せられないような内容。
荒木先生の描く女性はこの頃から強さを感じさせる。
アイリンの能力はスタンド的と言ってもいいようなものだし。
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荒木飛呂彦、初期短編集の文庫版。北斗の拳〜シティーハンターあたりの'80年代ジャンプの作風がもろに出てますね。表題作はわりにセクシーでおもしろかったです。「魔少年ビーティー」は読み切りの収録。
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ジョジョの荒木飛呂彦さんの初期の短編集。当時から、ジョジョテイストたっぷりの作風だったことが分かる。こういう路線を狙っていたんだな。魔少年ビーティーの絵柄が子供っぽくてかわいらしい。しかし、こういう路線は1980年代には編集サイドで受け入れられにくかったろうなあ。
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JOJOで知られる荒木飛呂彦初期短編集。
BGM:Dexys Midnight Runners - Come On Eileen デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズ『カモン・アイリーン』
http://hitspv.com/article/30876604.html
5作品6編収録で、けっこうなボリューム感。
いずれも読み応えあり。
・『ゴージャス☆アイリン』
「大女の館の巻」
カラー口絵に今の絵柄でのアイリンがいるんだけど、本編の、初期の絵柄のアイリンの方が可愛いな。
荒木センセのおっぱいプルンとか、もうそれに尽きる。
「スラム街に来た少女の巻」
アイリンの従者の老人が、老婆じゃなくてじじいだと2話目にして気づかされた。
マイケルとアイリンが、まんま、ジョナサンとエリナの造形で、なぜだかとても安心する。
・『魔少年ビーティー』
ビーティーって、読んでると『バクマン』を思い出す。
おそらく『バクマン』の二人が目指しているのは、こういうマンガなんじゃなかろうか、と。
推理で、邪道で、少年マンガ。
・『バージニアによろしく』
ちょうど似たような設定の本を書いてる最中で、とにかくこれを読みたかったがために、この短編集を購入したと言っても過言じゃない本作。
思っていたのとはちょっと違うけど、うん、お見事。
理屈よりも「サスペンスとしての描写」に重心が置かれた作品。
やっぱ面白いわー。
・『武装ポーカー』
構成が見事。枠構造のお手本みたい。
さらには、無駄ゴマが一つもないという奇跡のような作品。
もともと100ページくらいで作った作品を凝縮して31ページにしてあるのだから、密度が濃いのも肯ける。
このまま舞台に持って行っても、充分に面白い作品になる。
・『アウトロー・マン』
幻の復刻マンガ。
ジョジョ第七部、『SBR(スティール・ボール・ラン)』を思わせる描写が、所々にある。
おそらく、初期の頃に書いていた、「西部劇」や「馬」、「拳銃」といったガジェットを、ベテランになってから自分の中で昇華させようとした作品が、『SBR』なのかな。
今読み返すからこそ、このマンガの価値が、わかる。
かなりのレベルで、オススメの短編集です。
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荒木先生のアイデアには脱帽しっぱなしです。
一緒に収録してあった初期の読み切りの「バージニアによろしく」もとてもおもしろかった。
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荒木飛呂彦氏のデビュー作。隅々にジョジョでも見かけた設定などがチラホラ。独特な世界観はこの時から出来上がっていたんですねぇ。
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荒木先生のファンなので買った。初期の短編集なのであまり期待していなかったが、期待していたよりも面白かった。荒木先生の話作りのセンスすごいと思った。最近のジャンプの読切作品もこれぐらいストーリーに意外性のある作品がもっと出てきてもらいたいと思った。
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ゴージャスアイリンと武装ポーカーは登場人物が魅力的で
続きが気になる作品だった
後者はどこか手塚漫画を読んでるような感覚
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会社から帰るときに何か読む本…と購入。私、残酷ですわよってカッコイイ。戦いのメイクってフレーズもカッコイイ。ジョリーンよりも悲愴さが無い分アイリーンの方が少年誌主人公っぽくていいかもですね。
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ゴージャス☆アイリン
魔少年ビーティー
バージニアによろしく
武装ポーカー
アウトロー・マン
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「私、残酷ですわよ。」
…言いたい。使いたい。
バキの漫画家さんの「メイキッパー」も化粧の魔力的なテーマだけど、こちらはより変身要素が高いかな。バストトップがちらちら見えるのはファンサービスでしょうかね。
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初期短編集。
おもしろいかどうかといえば、あまりおもしろくない。でもなぜか初期の雰囲気が好き。
手塚賞準入選のポーカーの話がまた読みたくて。