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紙面がごちゃごちゃしていて、構成にもまとまりがなく、とても見づらい本です。
○○さんのクッキー、○○さんのパンケーキ、というように「この料理家が教えるこのおやつ」がこの本の柱で、その隙間を埋めるように料理家さんへのインタビューコラム(昔から好きなおやつ、初めて作ったおやつ、好きな既製品おやつ、愛用の道具類…等々)が載っています。
後半は、
・有名ショップのパンケーキがずらり(これが目当て)
・珈琲の淹れ方(紅茶は?)
・おやつ別のラッピング講座
・定番のおやつ作り
…といった構成なのですが、レイアウトに特徴がなく、焼き菓子/和菓子/冷たいお菓子等、普通の製菓本では最低限分けるカテゴリさえもごちゃ混ぜになっているので、自分が今どの章(特集)を見ているのか掴みづらく迷子になります。
例えば…
「福田淳子さん×プリン」でプリンのレシピが載っているのに、最後の「定番のおやつ作り」でもまたプリンのレシピが出てきます。
「若山曜子さん×パンケーキ」以外にも、複数のコラムページにホットケーキのイラストが出てくるし、少し後ろには有名ショップのパンケーキ特集。
こだわりの道具も、愛用品のコラムページに全てまとまっていると思いきや、各料理家さんの特集ページにもバラバラのレイアウトで登場(料理家さんによって、愛用品の紹介が「いろは」の「ろ」だったり「は」だったり。「いろはに」まであったり「いろ」しかなかったり)。そして最後に「定番の〜」のページでまた「揃えておきたい道具」として泡立て器やボウル、計量カップなど各道具のブツ撮り写真がずらり…もういいって。
結局どのレシピ・道具がオススメなのかさっぱり分からず、どの料理家さんも印象に残らず…なにがしたかったのでしょう、この本。