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『自分の仕事をつくる』って本では、仕事とは「社会のなかで自分を位置付けるメディア」と書いてあった。また、サッカーやジャズセッションみたく、変化に対しての柔軟さ、自分で状況判断して創造していくことが大事みたいなことが、掲載インタビューの多くから読み取れた。
一方この本は、仕事論メインのテーマではなくて、社会のなかでの労働のあり方について、マクロな視点からの独特な切り口の提言書。
一見、共通項はなさげだが、先の見えないこれからの世の中において、自分がどういう風に振る舞えば、自分も含め周りもハッピーになれるのか。ともにそんなことを考えさせてくれる二冊なのだった。
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p163
「おれは金持ちだ」という記号を求めるのは、貧乏だからです。
「心が貧乏」と言ったら月並みな言い方ですけど、本来の意味での「餓鬼」、つまり「飢えた鬼」だからで、本当の金持ちとはいえません。
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今年に入って1冊目。
「安心して生きていける社会というのは安心して死ねる社会でなければならない」。。。いい社会だな
でも、もし実現した頃には生きていないかもな
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荒唐無稽ってわけでもないのだろうなぁ
北欧とかを見るとそれでも回る気がする
1点気になるのはこれやると、社会ではなく会社のほう(企業って言うのか)も
大変革になると思うけど、それはどうなるんだろう?
そうなると、産業界からの反発が出そうだけど・・・
それすらデフォルト騒ぎになったりしたら突破できるのかもしれない
いろいろな考え方があるなぁ
自分も昔、エネルギー、食住がただになれば仕事に追われない→好きなことをする→結局幸せ
とかを考えたことがあったなぁと思い出した
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論旨の中心はベーシックインカム。人、土地、金を共用財産とし、所有から利用へと促す。財源は相続税を100%にして社会相続とする。 資本主義が暴走した原因に「人土地カネの市場化」にあるとポランニーは市場社会論で述べた。
ベーシックインカムは実施されれば有効。今現在の年金を、利子付けて払った分だけ返金してリセットする。その後にベーシックインカム。財源は社会保険庁解体、年金、控除、税務署など仕事減るから人いらないでしょ。失業者があふれるのでは?実施される頃には労働人口減により需要は増えますよ。
P161「効用を得るために低効率なものをカッコ悪いと思っている」 若者の○○離れを的確に表している。俺の部屋にテレビないしいらない。時間の無駄だから。日経読んでてもコモディテイ化した家電、自動車産業は業績を落とし、小売り外食が伸びている。本当に買う価値のあるものを選ぶ時代である。
P166「いま、お金持ちになる人というのは新しい効用を発見した人たちです」 コモディテイ化したものに価値はない。日本発のイノベーションが見られないことに現在の停滞がある。関係ないけどセーの法則より「供給が需要を生む」。嘘っぱちである。
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ベーシックインカムやエネルギーのパケホーダイなど、さすがアルファブロガーと感じさせる、面白くてわくわくさせてくれるアイディア。
でも壮大な計画なのに実現性についての言及が少ないのが不満。政府や基幹インフラを変えるには、多大なお金と人材と時間もろもろがかかる割りに、失敗したら得るものが少ない。技術も革新を織り込むのはいいけど、パソコンやインターネットの普及が予想できなかったように、今後も技術革新は謎な所から出てくるんじゃないのかな。ムーアの法則を、同じシリコン素材だからと太陽光パネルに当てはめるのは実態に即してない気がしますし。
未来に期待。
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ベーシックインカムの本。財源どうするのかとかその後どうなるだろうとかそんな話。現状で政府による資産の再配分が正当に機能していないということは勿論そうだが、かといってBIが打開策の決定版になるかと言われたら本書の内容では納得出来なかった。あまりにも言及されてない不安要素が多すぎるし、それは解決できる問題です!と書かれてもとてもそうは思えない。また幸福や貧困の考え方も自分とは違い過ぎて、なにいってるの?状態だった。延命は自分の財布でって話はごもっとも。電気のパケホーダイとか表現が面白かった。これについてもそうなることを願う。
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本当の豊かさな社会とは何かという話。
安心して生きて。安心して死ねる社会。
そのために相続ゼロの社会還元を財源としたベーシックインカムを提案しているが。
正直、人々はベーシックインカムで上手く回るほど賢くないと思う。
その安心の上で好きな仕事を好きなだけして。ってのは素晴らしいと思うけどね。
所有よりも利用ってのも、
安心と豊かさのためには必要なんだろうな。
縛られちゃ不便だし。
日本をターゲットにした試算で、日本じゃ無理だし日本だから無理だろうけど。
もっと小規模に実施してみたらどうなるのかは興味深い。
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弾さんが掲げる、ベーシックインカム論。ベーシックインカムを導入することで、社会の「成功衝突断面積」が上がる、別の表現をすると「すべての人を成功発見器にするシステム」が出来ると弾さんはこの本の中で述べている。今の社会の価値観は「所有」「消費」から「共有」「共用」へ変化していると言われている。本書では「所有」から「利用」の流れについて言及しており、これは「共有」の時代における実際的なアプローチの一つとして考えることができると思う。若い世代には抵抗が少ない考えだと思うし、実際に導入されてほしい。
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生活保護制度でゴタゴタ論議しているくらいなら、BIを導入したほうがいいと思いました。
やっぱり好きなことをやっていける人生の方がいいし、そういう人たちが増えれば、世の中良くなるのではないかと。
てか、「そういう人たちが増える」のを待ってるんじゃなくて「そういう人たちが増える世の中」を早く作ってしまったほうがいいのかなと。
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21世紀の社会保障制度!
生きていく上で最低限度の金額を
国が直接国民に手渡すベーシックインカム。
特徴は次の通り。
1.「こども手当」を拡大した「こどもおとな手当」
2.制度が複雑な既存の年金保険、医療保険、失業保険
と違って機械的に国民全員に支給するため行政コストが安上がり。
3.「食うために働く」というインセンティブが弱くなる。
個々労働者が自分の好きなことをやりだし、価値創造的仕事に従事しやすくなる。
4.ベーシックインカムの財源は税率100%の相続税。
墓にお金は持っていけない生きているうちに使ってくれという考え方
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いいこと言っているんだけど、理想論の域を出るにはまだ距離がある。
ベーシック・インカムの世界に行くには一定の期間、ある特定の世代が損をすることは避けられない。その補填が将来されるのかというと、される見込みがない、でもやろうよと著者は主張する。
それにベーシック・インカムで入ったお金が家族や子供のために使われるわけではない。親父のギャンブルや遊興費に消えることも後を立たない。その事実が外されている。
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たしかに。税金全部なくしてそのかわり遺産は全部国へ。っていう制度いいじゃん!
と、思った一冊でした。
たしかにあの世に金は持っていけないし、土地もそうだしね、死んだ人の預貯金とかのどーにもならなくなった遺産が何兆円にもなってる日本。それを使わない手は確かにないし、子供に相続させるって言って相続争いだなんだって、自分で働いて稼いだもんでもないのに、もらえるもんならたくさんほしいとかなるなら、死んだら国へ。
にしたら確かに、年金暮らしの老人も残ったら国へ返しますって話だしとてもいいんでなかろうか。
そして、ガンは寿命。っていう考えかたにもかなり感銘を受けました。元々持ってるガン細胞、80過ぎで罹病率50パーセントってのももう体が今までの毒素を限界としているんだろうなぁ。という考えかた。若くしてガンになる人もいるけど、体で持って生まれたもの、タイマーのようなものと考えて、いつそのタイマーが切れるかわからないから、大切に日々生きるってこと。
確かになぁ。と、納得づくの一冊でした。
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社会は人のためにあるものであり、人が社会のためにあるのでない。働かざるもの、食うべからずの論理だと、人は社会のためにあるということになってしまう。これだと資本主義ではなく社会主義。ベーシックインカムを導入することで、生活費のために働く必要はなく好きなことをして生きていくことが可能となる。お金持ちは貯金をせずに使うこと。使えなかったら相続税100%でみんなに還元する。
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いろいろ検証してくと面白そうだけれど、なにか検証してみようと思えないのはどうしてだろう。時々、こういう引っ掛からなさに出会う。