投稿元:
レビューを見る
#007 クラウドの未来
良書!
クラウド、というキーワードながらその範囲は広く、光の道、ホワイトスペース、スマートテレビ、ソーシャルと最近の業界全部入り。これ一冊読めばだいぶ業界が俯瞰でき、ここに書いてあるくらいの事は知ってなきゃいけない事なので、一冊で読めちゃうのはちょうお得。
とはいえこれだけの広範囲を扱っているのでさすがに一つ一つのトピックの深度は十分とは言えない。まずは読んでみて、知らなかったところを抽出するっていう使い方がいいと思う。
個人的にはフローTVのくだりが興味深かった。申し訳程度にフォローしてるけど、mmbi始まる前からオワコンワロタ。
投稿元:
レビューを見る
放送が規制に守られている日本は、アメリカメディアの進展と比べるとかなり遅れている。
クラウドとメディアが連携し、新しいビジネスが生まれる余地をたくさん残している日本は、逆説的には可能性の高い市場ではある。
鍵は多重化で、放送とモバイル(いわいる4G)がひとつになってリアルタイムとそれ以外が密に連携するモデルだ。
日本の家電業界の生き残るヒントもあるのでぜひお勧めしたいです。
投稿元:
レビューを見る
通信放送に関する日米の動向が書かれている。内容はクラウドの技術的な話ではなくホワイトスペースやデバイスの未来予想、テレビのビジネスモデル、著作権など多岐にわたっており中身が濃い。
投稿元:
レビューを見る
クラウドコンピューティングから始まった社会のクラウド化が、クラウドコミュニケーション(ネットワーク)、クラウドデバイス、とその幅を広げ様々なツールが融合する高度なクラウドサービスへと発展する様子を、日米の放送・通信業界の技術の発達と政治的な動きを織り交ぜて語ります。
SI業界などはクラウドコンピューティングにのみ目を奪われ、オフショア開発も相まって受注の減少に危機感を高めていますが、本書にあるように広い視野でクラウドを俯瞰すると商売のネタはまだまだありそうですね。
投稿元:
レビューを見る
クラウドに企業が高い関心を持ち、導入を進めるのはコストダウンが一番大きな要因。データセンタの仮想化だけがクラウドではない。その上で走るアプリも進化した。ホスティングとクラウド・データセンタの違いは仮想化技術だけではない。スケーラビリティ(拡張性)
アマゾンの一番の稼ぎ時期は12月のクリスマスシーズン。それ以外の空いた時期をクラウドとして活用させる。
投稿元:
レビューを見る
1.クラウドの基礎要件
・広範なネットワーク・アクセス
・迅速性と柔軟性
・計量可能なサービス
・必要時に必要量を提供する自己完結型サービス
・情報処理資源の共有・蓄積
2.サービス提供方法による分類
・SaaS(Software as a Service)
→クラウドアプリケーション
・PaaS(Platform as a Service)
→SaaSを作ったり、運営したりするためのプラットフォーム
・IaaS(Infrastructure as a Service)
→データセンター設備
3.クラウドの構築手法による分類
・プライベート・クラウド
→会社等が自分専用にクラウド・データ・センターを構築するやり方
・パブリック・クラウド
→複数のユーザーが共同でクラウド・データ・センターを利用するやり方
・ハイブリッド・クラウド
→プライベートとパブリックを混ぜあわせた利用方法
4.クラウド・ディバイス
必要な機能だけをダウンロードして利用するものをホワイト・ボックス・アプローチという
5.データセンターの立地条件
日本とアメリカの差は数倍
日本では
・電気料金
・賃貸料
・人件費
が高いことがネックになる
6.メタル回線
光ファイバーの前に、メタル回線のデジタル化
アメリカのマイグレーション計画
~2020年迄に光ファイバーではなく、メタル回線をアナログからデジタルに替える
7.オールIP化の次
クラウド・コミュニケーションの時代
8.ホワイトスペースの利用
総務省に提案された活用モデル例
場所による分類
・お祭りなどのイベント
・美術館・博物館・映画館
・スポーツ施設や遊園地などの特定施設
・バスなどの交通機関
・家庭内・オフィス内
・地下街
・大学
・商店街
など
9.UCaaS
Unified Communications as a Service
→2011年3月にベライゾン・コミュニケーションズが発表
企業向け統合通信アプリケーションのクラウド化も進んでいる
10.超集中と超分散
クラウドの本質は、「超集中と超分散の複合モデル」
投稿元:
レビューを見る
もう少し、人間側もっと言えば精神的なコストに言及すべきか。
クラウド化、オールIP化といった事がユビキタスな展開を指すのなら、常にネットに接続してしまう際の負荷も考えるべき。
また、メディア、特にビデオコンテンツにだけ注意が向きがちなのも個人的にはつまらない。
投稿元:
レビューを見る
全般に専門カタカナ用語が多く、そうしたものにある程度免疫のある私にしてさすがについていけない…。日本がクラウドで出遅れている一因はやはりこのわかりにくさではないかと思うので、もうちっと初心者向けの啓蒙書も出して欲しいと思う今日この頃。
(続きはブログで)http://syousanokioku.at.webry.info/201204/article_2.html
投稿元:
レビューを見る
放送・通信業の片隅にいながら、知らなかった事の多さに気付く。
とても勉強になるが、通信規格の用語など、なかなか頭に入ってこない・・(汗
投稿元:
レビューを見る
「クラウド」をキーワードに、
ビジネスモデル・モバイル端末・通信事業・マスメディア
・電波政策
と言ったような様々な観点で論じていく。
内容は非常に固く書いてあるが、
情報処理業界の歴史と今後を考える上で、
読み応えがあった。
投稿元:
レビューを見る
クラウドの本質は「超集中と超分散の複合モデル」に尽きます。
この一言を様々な観点から書き上げて、未来を語っています。
投稿元:
レビューを見る
他とは少し違った視点で書かれていて面白かった。ただ、自分が感じている現実と、ここで述べられている現実の間のギャップをどう解釈したらいいのか今でも考え中。
投稿元:
レビューを見る
クラウドの本質は「超集中と超分散の複合モデル」。集中とは、大型コンピュータの所に集めて演算処理を共有するしすてむ。分散とはパソコンのように個人の元で演算処理するシステム。クラウドハこのシステムをペアしたシステム。
投稿元:
レビューを見る
とりあえず、放送分野でのクラウドの利用が今後どうなるのか注目したい。
それにしても、この本読んでると今はいい方向に向かってるのか悪い方向に向かってるのかよくわからない。
ただ、思ったより悪い方向な気はする。電波政策とか。
投稿元:
レビューを見る
クラウドへの「超集中」とクライアントの「超分散」。専門用語を使わないで、それなりにまとまっていますが、ここから未来を読み取れるかというと、そんなことは起きません。