紙の本
ろくでなしではありますが。
2020/11/12 06:35
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投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者さん初読
朝南かつみさん表紙・挿絵が見たくて購入です。
(今更おっかけ状態になっています
とはいえ、一応作品が嗜好にあうかも軽くチェックしてますが)
ろくでなし捜査官上司とわけあり捜査官との大人の関係を
事件とともに描いている作品。
捜査の過程で個人的に関係していくのがみそかな。
架空の捜査機関やわけありなな設定は非常に面白かったのですが
事件方面をもう少し深堀して描いてくれたら良いのになぁって部分があるのは否めません。
これがこの作品のノリかーって思えばそうかもとは思います。
そうね、あえて言うならば海外ドラマのからっとして感じっていうのかなぁ。
ただ、櫂がいきなり一目惚れなので、
久慈川に惹かれる過程の感情の機微とかふっとばしてしまっているのは
置いてけぼり感がします。
逆に一直線な感じは強調されているのですけどね。
で久慈川さんが最後に来て櫂に執着もっていてのくだりがいきなり来て
「ええ、そうだったの」状態にはなりました。
でも、ろくでなし度はさらに倍増なんですけどね。
まあ、櫂が良いならよしとしましょう(←良いのか?)
ちなみに今後は久慈川さんを振り回してくれそうな予感もあるし。
破綻はないけれど、大味な作品だったなぁって印象です。
設定とか良かったので、
それがこの作品の良さだと思えばなるほどって思います。
個人的には堀内警部補はとても気になります。
朝南かつみさんの挿絵は絶品でした。
その点では満足度は高いです。
もう新作を拝見できないのだけが寂しいです。
櫂兄(&ベンガル虎)の話があるそうなので、
とりあえずそちらも読んでみようとは思います。
(朝南かつみさんの挿絵でないのは残念ですけど)
☆3.5評価で挿絵分加点で4です。
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この作者さんお得意の、ろくでなしS × けなげM。
他レーベルさんから出版されるという、兄カップル(多分)のお話が楽しみです。
イラストを担当されていた朝南かつみさんが亡くなられたと知りショック。
思わずジャケ買いしてしまう、好きなイラストレーターさんの一人でした。
この独特な雰囲気のある美麗なイラストが、もう描かれることが無いなんて…とても残念です。
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なんとも中途半端な終わり方…他社からリンク作品でるらしいが…朝南さんの最後の作品なのに、本当に残念な内容でした。
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朝南かつみさん追悼。。。
別出版社からの兄話は挿絵も違う方の予定なのかな。。。
このお話もまだ続きがあってもよさそうな感じ。義月先生お願いします。
この本を読んだ2日後に朝南かつみさんがお亡くなりになったことを知りました。またまた素敵表紙だわ~と見とれて購入し挿絵をじっくり眺めたばかりだったのに。もうこの素敵な絵を見ることができないのですね。
櫂のサイコメトラーとしての活躍をもっと読みたいですね。久慈川と櫂のあれやこれやももっともっと!兄話にも出てくるとのことなのであれこれなくても楽しみな一品。
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表紙買いだったのですが…朝南先生の訃報を知ってショックを受けました。美麗で官能的な絵が大好きです。もっとずっと拝見していたかった。
今回の表紙とカラー口絵も主人公二人の関係性がとてもよく出ていて、セクシーでステキです。
ストーリーは、クール&ドライ。深い情とか執着とは、良い意味で無縁な話。
組織自体が架空の存在になっているので、こちらもある程度そこを踏まえてシリアスに構えない方が楽しく読めます。「重大犯罪捜査局」というチームの最高責任者である久慈川が、とってもろくでなしでタラシの不誠実なヒゲ&眼鏡攻。そして、そんな彼に身も心も奪われ翻弄される健気受の櫂。櫂は副局長(とても気になる存在感の男)の弟で、兄の命で貞操の危機がまちがいなさそうな危ない上司がいるチームに送り込まれます。お兄さん、櫂が心配なくせに何故キケンな男がいるそんなところへ?というのは、筋を追ううちに解ってくることなんですが。
様々な凶悪事件が勃発して、その度に久慈川と櫂がコンビを組んで現場に出動し、ある方法で解決していく展開。海外ドラマのCSIとか、アリソン・デュボアとかの亜流で、他の作家さんにも結構ありがちな話です。なので、そっちの流れならもっと大胆にぶっ飛んで繰り広げてくれても面白かったんじゃないかと思いました。
それと話目線が脈絡なく頻繁に変わるので、誰の心情描写なのか、たまに混乱して読み辛い面が。
最後も尻切れトンボで気になったのですが、リンク作が控えているということなのでそっちに持ち越しなのかな?と推測。でもそっちは893×副局長cpメインらしいので、久慈川×櫂のラブラブが拝める確率は低いですね。副局長は色々知りたくなる人物なので、スピンオフは楽しみです。
久慈川はいい加減で優しくない、感心できない男なのでせめてデレたところみんなに見られて散々な羞恥プレイくらいは欲しかったかも。それでも、久慈川にしろ櫂にしろ、登場人物すべてのキャラが立っていて、魅力的で印象が強烈なのはステキです。
エロの雰囲気は好みですが、描写がいいところでカットされてるのが残念。擬音つきのフルコースで是非いただきたかった。久慈川の言葉責めはいいかんじ。
リンク作は、他の絵師さんになってしまうのでしょうか。本当に残念で仕方ありません。
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非道攻め×健気受けかな??時々こういうの読みたくなる。受けが健気なだけでなくて、能力高いのに精神的に不安定な所もよし。アレコレの場面でもうちょっと攻めの心理描写があったらなお萌えていたかも。続きというより番外編が読みたい(秋山君目線の2人とか)
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朝南さん挿絵作品なので購入。義月さん初読み。辛口御免。文章が好みと合わず、キャラが複数登場するとセリフや動作などのアクションがあるキャラに視点がコロコロ変わるのも違和感があるので読み進めるのに苦労した。架空の組織、特殊能力のあるキャラでの事件モノは嫌いではないのだけど事件がお粗末なうえ、ラブもほとんどない。ろくでなしの攻めは好きだけど、受けに対する愛がないのはNG。朝南さんのイラストはとても素敵だった。これが最後の挿絵作品だという現実がすごく悲しい。カバー折り返しの朝南さんのコメントを読むと胸が詰まる…。
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俺様で節操無しの捜査官久慈川の部下になった櫂。
年若いが有能で無口で怜悧な美貌の櫂が当たり前の様に久慈川のペースに飲まれていくのが面白かった。
奔放で野獣な上司と優秀でたおやかな部下。
櫂の兄は副局長という立場で、櫂を上手く使っている様に見えるけれどそこには愛があるのでしょうね。
櫂の特殊な能力も兄の采配によっていかされていたし。
愛を知った事で力のコントロールが利かなくなる櫂が最後には久慈川の声で戻って来れて感動でした☆
「ヒゲはモミアゲとセットにするのが好ましい」、と朝南先生が書いてらっしゃる通りの久慈川、大人の男の魅力が溢れています☆
繊細でクールな櫂もイメージそのままに。
この続きがもう朝南先生の筆で描かれる事はもう無い、そう思うと一塩愛おしい作品だと思うのです。
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うん・・・確かに愛は語られてなかった。そして読後感が若干物足りない気がするのは、やっぱりちょっとくらいは愛を語って欲しかったのかもしれない。
どうやら攻めは執着してるっぽいんだけれどその部分があまり語られてないのでどうしても俺様攻めが受けをただただ振り回してるだけに見えて、読んでて受けがかわいそうになってきたんだ。