紙の本
子供を駒にして何を得る?
2015/09/15 11:21
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
2022年に成立・施行された国防教育法により、一部の中高生は軍事教練を行う学校へと進学するようになっていた。その中でも最古参である東都防衛学院に通う久坂レイジは、戦闘をさせれば最優秀の中学三年生である。
夏休み前に彼らの学校を訪れた内閣府の官僚である巽征志郎の提案で、お調子者の桐島チヒロ、射撃の腕がピカイチである御門ミヤコ、参謀タイプの問題児・高城クマグスと共に、久坂レイジは沖縄に人を訪ねに行くことになった。その人物の名は八神トワ、僅か13歳の少女である。
巽曰く、先輩たちによるリクルーティングと言うことだったのだが、彼女をスカウトに来ていたのは彼らだけではなかった。そのスカウトマンである米国の軍事複合体である蛇遣い(オフューカス)のアルベルト・ルースは、話し合いによる解決は不可能と見るや、力尽くでトワを攫っていこうとする。
その場に居合わせることになった4人の武装中学生の決断とは?
そもそも、選択肢があるのに子供に銃を持たせて戦場に送り込むという設定や、戦わないことも出来るのに自ら望んで戦場に来ていながらきれい事をぬかす輩が個人的に大嫌いなので、その時点でこの作品の評価は低くならざるを得ない。望まなくても銃を持ち、食べるために人を殺す現実が存在しているのに、美化された戦場なんて見せられても反吐が出る。
まあしかし、日常的な感覚を持った中学生を戦場に送り込んでの反応を描くというのは、悪趣味さを除けば、平和の大切さを考えるきっかけにはなるのかも知れんね。
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戦争だろうがっ……!
中学生と書かれてる通り、少し幼い青春感と、それと相対するような戦争との直面のミスマッチがたまらない。
実はまだ元のバスケットアーミー( http://basketarmy.jp/ )の方を読んでないw
まぁ逆に言えば、こっちはこっちで向こうを知らなくても楽しく読めたわけで、スピンアウトとしてよかったんじゃないでしょうか。
そして、バスケットアーミー読むのも楽しみ。
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☆3.4
この作品は一応スピンオフ作品となってますが、単体でも十分楽しめました。
色々突っ込みたい所はあったものの普通に面白かったです。
ラストに向けて緊張感も盛り上げもありましたし、文章も堅苦しくなく、軽過ぎる事もなく、読みやすい作品でした。
でも、再読したいという気はあまり起こらず‥‥
あまりキャラに感情移入出来なかったというのが一つの原因かな。まあ、続きがあるようですし、次以降に期待という事で。
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まんだらけ 262円
よくある感じの話だけど、キャラもバランスもよく
パッと読む分には十分かなと。
ただ、タイトルにもある”武装中学生”からの引用とかが
あるのかないのかサッパリ分からないのと、
武装~の公式HP見てみても小説の登場人物が
出てこないことから、世界感だけを共有した感じの
後は作家さんにお任せ~みたいな小説なのかなぁ?
そういや武装中学生=バスケットアーミーって読む?らしい。
よめねぇー。
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中高一貫の防衛学校ができ、武器の取り扱いや、演習も行われ、武装中学生と呼ばれる。
その防衛学校に、内閣府からの役人が現れ、沖縄へ少女トワの勧誘のために言って欲しいと言われ、4人が選ばれる。
沖縄では死の商人の傭兵部隊と戦闘になるがほぼレイジ1人で殺さずに倒す。
最後に多数のロボット兵に囲まれるが、ロボットたちの人工知能に優先的に命令できるトワの力で助けられる。
あまりヒネリのない話で、学生がプロに勝てる理由がない。
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『国防教育法』により国家防衛の人材とすべく少年少女が育成される時代、とある少女沖縄に迎えに行って欲しいと指令を受けるのだが…。
南の島を舞台に贈るボーイミーツガール。
IFの世界観があり、人と人の心理をうまく描いていて楽しんでいたんだけど、戦闘シーンが始まると会話と説明文が多くなり、スピード感が落ち萎えた。
それと後半ロボも出てくるんだけど、「武装」といって最初から重火器で推してきたんだからダメでしょ。
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既巻3冊、未完。戦闘教育を受けてる中学生がいる近未来の日本、を基軸にしたコンテンツ群のひとつ。他のコンテンツを知らずとも読める。巨大ロボット犬が活躍するなどとても面白いので、未完は残念です。