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FXで究極の海外投資 為替変動に左右されない金利貯蓄型運用 みんなのレビュー
- 結喜 たろう (著), 北山 広京 (監修)
- 税込価格:2,200円(20pt)
- 出版社:パンローリング
- 取扱開始日:2012/03/29
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紙の本
スワップ金利投資法(金融工学入門編)
2012/02/21 22:31
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヂャリや - この投稿者のレビュー一覧を見る
通貨ペアの複数選択と、それぞれの投資資金のウエイト調整の考え方。
そこに標準偏差の正規分布、相関関係、リスクを数値化して利用する。
言葉にすると、ややこしいが、計算ツールは無料ダウンロードできるのでありがたい。
ただ、スワップをメインにしているところが珍しい。
過去の動きから6割の確率を推定すると言ってしまえば単純すぎるだろうか。
いづれにしても、過去の数値が基であることは変わりはない。
ここが相場と統計の最大の悩ましいところだ。
明日、東の空から太陽が昇る確率を過去から算出したところで、西から昇らない根拠にはならない。しかしだからといって、西から昇るかもとも言いきれない。明日になって確認するしかない。
「一時的な(ドローダウン)なのか、今後も継続する可能性があるのか」という判断が悩むところだと著者もいう。さらに「(経済市場におきた事件が報道されるのを見て)問題が長引きそうであれば(ポジションを)いったん閉じることを視野にいれます」とある。これには裁量が大きく影響する。金融工学どこえやら、とも思える。
行動には根拠を必要とする人も多い。裁量では人に説明がつかないばかりか、自分にも説明がつかないし、再利用もできない。そんな時、一つのツールとして金融工学が役立つかもしれない。その入門編として本書は最適だ。 ただし再利用できるかどうかは、過去の数値を基にしている統計が相場に相容れるかどうかの判断による。朝陽が東西南北のどこから昇るのかを統計的に予測していることににている。もちろん太陽なら東から? それは過去の経験が影響を及ぼす人間の慣性思考癖にとらわれた思い込みにすぎない。まさに感覚に頼った裁量そのものだ。慣性は習慣となり人を束縛してしまう。そのことに注意しながら、この入門書を読むと面白い。
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