紙の本
ビジネス指針を示す教科書ガイド的ハンドブック
2014/07/08 19:00
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:wayway - この投稿者のレビュー一覧を見る
分厚い本で、なおかつ絵本ぽいつくりで、しかも2,480円(税抜きで)
となると、私のような年代ではとっつきにくいどころか、いろんな
意味で手がなかなか出ないのだが、何だか気になって買ってみた。
読むいうよりは、観るというほうが正しいであろうか。
そして、ビジュアルとして眺めているだけでアイデアが整理される感じ
がするのが不思議で、予想と反してとっつきやすい。
海外版を訳しているので、実例が日本人にとっては現実的でないかもしれな
いところが、どうかなと思わないでもないが、この表は十分活用できそうで面
白いのではないかと思った次第である。
これをそのまま上司にあげて分かってくれる組織がどれだけあるのかを考えるとちょっとゾッとするが、自分の考えを検証したり、理解者に説明したりするのには、素晴らしいツールと呼べるのではないかと思う。
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苦手だわー。入れ替え可能な戦略。『ストーリーとしての競争戦略』と対照的ですな。
正直「このキャンバスは便利だから共通言語にしましょうね」という以上のものとは思えなかった。ソフトウェア工学におけるUMLのような。記述describeするための文法syntaxみたいな感じ。
野中郁次郎は『流れを経営する』(2010)でOsterwalder(2005)の図(ビジネスモデルキャンバス)を引用したうえで次のように書いている。
簡単に設計できる形式知ベースのビジネスモデルは、模倣も簡単である。しかし、暗黙知をベースとして各要素間のダイナミックな関係性が重要な意味を持つ知識ベースのビジネスモデルは、作り上げるのに時間もコストもかかるが、それゆえに模倣が難しく、持続的な競争優位をもたらす。(p.415)
楠木健は『ストーリーとしての競争戦略』(2010)で動的な「ストーリー」ならぬ静的な「ビジネスモデル」を好む傾向を批判している。「シンセシスの任にない人々(戦略スタッフ)であれば、手っ取り早いアナリシスのためのテンプレートを好むのは自然な成り行き」であり、「プロフェッショナル経営者」という「幻想」が「経営者の戦略スタッフ化」を招くと書いている。
ぼくもそう考える。
書籍デザインは「秀逸」だが、いかにも『ネット・バカ』(The Shallows)時代の本のデザイン。それ自体が「長い話」でもある『ストーリーとしての競争戦略』のような、長いとはいえ易しく、それでいて内容があるような本を読まない(能力より意思の問題)人向けな印象。
なにか「分かったような気になる」だけ、むしろ罪作りな気がする。
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人に幸せを運ぶ仕事や活動をされてる、又は”しよう”としている全ての方にヒントをくれる書籍だと思います。
前半で述べられている「ビジネスモデルキャンバス」はビジネス構造を9つに分け、シンプルにまとめられていながら無駄のない画期的な図です。
この図(キャンバス)を土台に、既存ビジネスや新規ビジネスを検証するのはとても有意義なこと間違いなしです。
後半では『イメージ思考の大切さ』や『SWOT分析』など他のフレームワークの紹介もされています。
私自身、このキャンバスを土台に自分の仕事や活動を分析し、アイディアを出していけることにワクワクしています。
活動を共に行う仲間と共に、ビジネスモデルを構築できる日が待ち遠しいです。
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まだフォトリーディングを終えた段階だが、事前の期待もあいまって、読んでいる途中から身震いするような興奮を覚えた。絵本のような楽しいデザインながら、ビジネスモデルを考える上でのエッセンスからプラスアルファまで、全てを網羅されているのだと感じた!!何回も読み込んで自分の血肉にしたい本だと思った☆☆
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手法として新しいというより、見せ方が新しい。
ビジネスモデルを考える時の基本的なフレームを、KJ法を使って煮詰めていく視点を、ビジュアルに見せ、クリエイティビティを刺激してくれる。
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ビジネスを簡単にモデル化できる、こういう発想はすごく面白い。
これを使って分析なりしてみたら、さらに面白いかも。
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新しいビジネスモデルを考えるときのフレームワークとその使い方について説明した本。ビジネスモデルを考えるときにもビジュアルで検討すべきとの内容だが、この本自体もビジュアルに凝っていて見るだけでも楽しい本。
自身の仕事には直接どれだけ役立つかはわからないが、以下の点が参考になった。
•よく考えられたフレームワークはものを考える際の強力な武器になる
•コンピュータで何でも書いてしまいがちだが、手書き、とりわけ絵で表現することは理解を助ける(マインドマップにも共通する考え方)
→文字でかいたものをわざわざ絵にかえる
•ポストイットは思考するときのツール
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研究・実践を重ねた「ビジネスモデルキャンパス」という独自ツールを土台に、ビジネスの始め方・磨き方を説いた方法論解説書。デザインの重要性をうたうだけあって、本書自体も読んでいて楽しいデザイン。
幅広い領域を語っており、考え方・枠組みは素晴らしいものの、具体的な掘り下げ・方法論についてはどこか物足りなさを感じてしまう一冊。
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内容は他の書籍でも読める内容ですが、それをわかりやすくビジュアル化しているところに大きな価値がある本。やっぱり絵があると頭の中が整理しやすいです。良書だと思います。
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ビジネスモデルは、文章ではなく絵で考えたほうが良いことがよく分かる。既存のビジネスモデルを学べるだけでなく、各ページにちりばめられたデザインそのものがインスピレーションを喚起する。
自分が関わるビジネスを考案したり整理する際に、そばにおいておきたい良書だ。
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ほどよくビジュアル化されていて読みやすい。ビジネスモデルの構成要素(CS,VP,KPなど)はわかりやすいが、各構成要素内の小項目はヌケモレが多いので、そのまま用いず、あくまで発想のヒントとして参照するのが良さそう。
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僕達アイセックの5年間の事業計画のフレームワークとしても採用されている本の日本語版が出ていたので購入。英語版から日本語が出るのに2年もかかるんですねー・・・
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ありがとうございました。
色々な本の出会いと
それに対しての人との出会い
非常に楽しかったです。
また、参加します。
増田嘉一
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久々のスマッシュヒットな良書。
ビジネスモデルに止まらず、日々のビジネス上の様々な手法や
ルールについて、明確に整理・解説されていて、とても勉強になる。
素晴らしい本は、どれも推敲の痕跡を沢山感じるもの。この本も
丁寧さが随所に感じられた。デスクに置き、日々読み返して行きたい。
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ビジネスモデルを創る上で非常に考え易く、見た目にもわかりやすい型が書かれている。あとは考えるだけである。