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みんなのレビュー48件

みんなの評価4.6

評価内訳

  • 星 5 (28件)
  • 星 4 (9件)
  • 星 3 (2件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
48 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

心の奥深くひそかに、大事に持っていたい本。

2012/01/30 22:00

26人中、26人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:アヴォカド - この投稿者のレビュー一覧を見る

人は必ず死ぬ。死なない人はいない。
順番も時期も死に方も、選ぶことは出来ない。
自分が先か自分の近しい人が先かそれもわからないけれど、誰の死にも会わずに一生を終えることは、まずない。

誰を失った悲しみも、慣れることはない。悲しみの形はいろいろで、麻痺することはない。
いつだって悲しい。けれど避けることは出来ない。

でもそれは自分だけじゃない。今も昔も、王様も貧者も、世界中の誰も、逃れることは出来ない。
生まれた時から死へ向かっている。
生きることは死ぬことと常にセットで、だからこそ貴重でうつくしい。

まだ来ないその日を予測して怯えていても仕方がない。
でも、誰かを失う、その日は必ずやってくる。

その時、心の、いつもは意識しない引き出しの奥深くに、そうだ、この詩がこの言葉がこの本があったんだ…と思い出したら、泣いたあとにきっと顔をあげられる。

自分が生きている限り、どんな悲しみも、その悲しみと共に、また歩いていくしかないと、思うだろう。
うつくしくひそかに、光り続ける一編の詩を胸に。

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紙の本

じわっと効きました。

2012/04/02 00:24

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゆる - この投稿者のレビュー一覧を見る

一昨年、母を亡くしてひどく落ち込んでいたのですが、最近ようやく気分が落ち着いてきました。
今、出会ってよかったと思います。
亡くしてすぐだと、ちょっとこの内容はまだきつかったかもしれません。
何度も読み返して、涙が出ました。

隣りの部屋にうつっただけ。
いつものように名前を呼んでね。

など、わかりやすく簡単な言葉でつづられています。
最近ようやく母のことを普通に話せるようになったので、共感できる部分がとてもありました。
ときどき読み返して、心がじんわりするのを感じています。
寂しいけど悲しいけど、とりあえずゆっくり生きていこうかなと思える本です。

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紙の本

大切な人を失ったあなたへ。「さよならのあとで」という一編の詩。

2012/04/18 11:32

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オクー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 英国教会の神学者であり、哲学者でもあったイギリスの詩人ヘンリー・
スコット・ホランドの詩の本だ。詩集ではない。収められているのはタ
イトルの「さよならのあとで」という詩一編だけだ。ここで言う「さよ
なら」とは死別のこと。この詩は最愛の人、かけがえのない友人、大切
な家族などを失った人々のために書かれたものである。原詩も最後に記
されているのだが”Death is nothing at all”に始まり、"All is well"で終
わる英文で24行の詩は、身近な人との死別を経験した多くの人々に安ら
ぎを与えることだろう。

 僕は10年以上前に父を亡くした。2人の関係はけっして親密ではなく
クールな仲だったのだけど、なぜか喪失感が大きく自分でも驚いたもの
だ。今年の2月には長年の友を失った。友と言っても20年近く会っては
いない。時々、メールの交換はあったのだけれど。とはいえ、彼は僕に
とっては「かけがえのない友人」と言うほかない存在だった。30年以上
も前に短い期間、同じデザインオフィスで働いただけなのだが。そうい
う友人っていませんか?

 話はちょっとズレてしまったが、喪失感というものは思いがけなく深
く、人の心を苦しめ続ける。この詩は立ち直ることがなかなかできない
でいる人たちの心をやわらかく解きほぐしてくれる。何度も何度も読む。
時には気に入った一行を口の端にのぼらせてみる。最初から音読してみ
る。良い詩は声に出して読むこと自体、心地よいものなのだ。

 出版したのは吉祥寺の個人出版社「夏葉社」。彼自身が3年前、一番
の親友であった従兄を事故で亡くしたという島田潤一郎氏の渾身の仕事
だ。

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紙の本

となりの部屋にそっと移って

2023/11/24 07:01

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

師走が近づくと、喪中はがきが届きだす。
 年を重ねていると、届く喪中はがきも多くなる。
 父を亡くしました、母を亡くしました、というのが圧倒的に多いが
 中には妻や夫を亡くしましたというものもある。
 一枚のはがきながら、そこにどれほどの哀しみが詰まっていることか。
 今年子供の頃から大変可愛がってくれた叔父と叔母夫婦が亡くなった。
 ともに90歳を超えて長寿であったことがせめてもの慰めであったが、
 やはり愛する人、親しい人を亡くすのは悲しいし、切ない。

 イギリスの神学者ヘンリー・スコット・ホランドの
 42行の詩1篇を収めただけの『さよならのあとは』は、
 1ページに1行や2行印字され、あとは余白と
 絵本作家の高橋和枝さんの小さなイラストでできあがっている。
 それだけの本なのに、
 どうしてこんなに心を揺さぶられるのだろう。

 詩の内容もそうであるが、
 実はこの本が生まれた経緯も胸打たれる。
 この本は「ひとり出版社」夏葉社を立ち上げた島田潤一郎さんが
 亡き従兄を思って、この詩を本にしたくて
 2012年に自身の出版社の最初の一冊として出版したものだ。
 この本の最後の「あとがきにかえて」という短い文章に島田さんは
 「早世した愛する従兄」に「ありがとう」と綴っている。

 亡き従兄がどれだけ自分を愛してくれていたか、
 そのことに気がついた時島田さんはきっと悲しみから立ち上がったのでしょう。
 喪中はがきは悲しいけれど、おそらく残された人たちもみな
 ゆっくりと立ち直っていくことを願っています。

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紙の本

悲しみにくれている友人へ

2014/09/18 09:49

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぴっぴ - この投稿者のレビュー一覧を見る

身近な人を亡くし悲嘆にくれる友人へ慰めになればとプレゼントしました。
悲しみによりそう詩にあたたかみのある素敵なカット。装丁も素敵です。
大切な1冊となりました。

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2012/03/19 23:20

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2012/04/13 22:17

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2012/04/26 17:11

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2012/06/30 03:07

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2012/10/25 21:59

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2014/07/22 16:22

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2012/12/11 13:01

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2013/01/19 13:28

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2013/02/26 22:58

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2013/02/27 13:33

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