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泣けるか泣けないかでいうと泣けない。
けどヤマシタトモコさんのと木原音瀬さんのはストーリーが好き。
片方の死とか記憶喪失とかは分かりやすい『泣けるネタ』って感じだから敢えてそこには手を出さないで書いて欲しかったなぁと思う。泣け!って言われてる感じがして逆に冷める。
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ある意味、物凄く作家さんにとってもハードルの高いアンソロ本である事は間違いない。描いた作品が読者の涙腺を崩壊させる、ではなく、最初から「泣ける」もしくはそれに付随する作品を描いてくれ、と言う依頼の元に描かれているだろうから。
「泣ける」は個人の感情の持ちようで、悪く言えばどうにでもなる。泣けるような作品じゃないモノでも、その時の精神状態で涙が出て仕方ない時もあるし、多くの人が「泣ける」って言っているモノが「泣く体勢」で読んでもちっとも涙が出なかったりする。
ヤマシタさんとARUKUさんは、この作品群の中では自分のテリトリーで描いている、と思った。ARUKUさんは、やはり「無心の犠牲愛」で、ヤマシタさんは「孤独から自暴自棄を通り過ぎて死ぬまで生きているだけの人間」。
『トラととうちゃん 最後の日』のとうちゃんは、亡くなった唯一の家族である姉の遺した遺児を育てているが、育児のために会社を辞め、とうとうトラを手放さなければならないくらいに困窮している。トラを施設に預けた方がと決意するが、自分を追うトラの姿に断念して、自分の身を売ってでもお金を得ようとする。トラを診て貰った医者に身を売る事になるが、初めて男の性器を口に含んでいる間も、とうちゃんは「気持ち悪い」だとか「お金の為に耐えなければならない」と言った嫌悪感を抱かない。嫌悪感よりも、お金を得る為に「する」事の方が大切で、ある意味で全く自尊心と言うものがないのだ。愛する者の為なら、根っこから自尊心を消し去ることができる、この部分がARUKU作品の最も好きな部分で、この話の続きを是非読みたいと思う。ARUKUさん作品に共通するキーワードは「不憫さ」だと思う。それは不幸な私が可哀想ー、と言う自己憐憫に偏らないあるがままの自分を存在させることによる不憫さだと思う。不憫とか不幸とか言う言葉は他人が押し付けるものであって、本人にとってはそれが自分の在りよう、ってだけだ、と言う…
『ストロボスコープ』これはBLとして描かれているので、自分が周囲の人間と違う性嗜好にあり、それによって疎外感や引け目を持ち、何度かみじめで辛い目にあって、後はこのまま死ぬまで生きるだけ、と言う孤独の前に、救いをもたらす人間が現れる話である、と言うのは予定調和的に分かってはいるのだが、和が一生懸命、自分の感情を動かして期待したりしないように冷めた気持ちが揺るがないようにしている様が…悲しいんだけど物凄く解る。
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泣けましたか。。。?
ヤマシタさんのが読みたくて買ったけど、泣けるところはちっともなかった気が。。。
ヤマシタさんのは好きです。うん、やっぱりこの人の漫画は面白い!
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きゅんです。どの話もいい。トラと父ちゃんの話は続き読みたい。全部いいんだけど、自分的ツボでまぢ泣きしたのはモモ花先生の選ばれる夜。何回読んでもまぢ泣ける。
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ピンキリっていう印象だった。
最初の話と、ヤマシタトモコの読みきりはよかったけど
他はまあ、そんなに、という感じ。
いかにも泣かせようとしているのがわかるのと
普段のBLと変わらないので。
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泣けるBL、結果的には泣けませんでした。ただ、ヤマシタトモコさんの作品は好きでした。榎田さん原作の峰島さんマンガも切なくて良かったです!後は、普通か、歯切れの悪いモノが多かったなという印象でした。
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最初に榎田さん原作の漫画で泣かされました。
他の作品もぐっと心をつかまされるものばかりで、アンソロジーとしても完成度が高いと思います。
何度も読み返したくなる本です。
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泣けるか、と聞かれたら個人的に泣けたのは最後の木原さんの小説だけでした。ただ、絵が好みだったり泣けはしなくてもいい話で単行本を買ってみたいなと思えた作家さんは複数いたので、買った甲斐はあったアンソロだと思います。
個人的にはやっぱり木原さんの小説が一番だったなと思います(今回のお目当ては木原さんだったのでかなり満足です)。
続きがぜひ読みたいですね…!
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めちゃめちゃ豪華な作家陣!
好きな作家さんばっかりでほくほくでした(*´ω`*)
榎田さん原作の漫画、ヤマシタさん、モモ花さん、元ハルヒラさん、河井さんみんな良かった~!
最後の木原さんの小説が一番泣いたかもw
しかしヤマシタさんのBL久々に読んだなww
とにかく大満足な内容でした!
オールハッピーエンドで泣けるBLっていうコンセプトが良かった!
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ヤマシタさんの力は偉大ですね\(^o^)/
やはりあなたが神でしたか状態になりました
やっぱ私はヤマシタさんの描くBLが大好きです
枯れたおっさん最高だろ!\(^o^)/
お願いですBLをもっと描いてください\(^o^)/
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河井英規さん目当てで。
憲二と先輩とのメールのやり取りにきゅんきゅんした。
腹も膨れたし~夜の街に降りるあたりのくだりは河井さんらしいな、と。
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ひとえにヤマシタトモコさんのBLが読みたいばかりに購入。こういう泣かされ方は幸せです。こういう恋愛を読みたかった。
ヤマシタトモコさんの話はちょう好みだったのですが、この本自体は全体的に満足感が微妙だったので星みっつ。
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タイトルがベタw涙腺のゆるい私は大抵のBLで泣けるので微妙でした。
ヤマシタトモコセンセの作品なんか1ページ見ただけで涙!枯れ過ぎでしょ。
オヤジ主人公というところでもはや涙が止まらず。
ストーリーはむしろ、いろんなことをあきらめて後ろ向きに生きてきた和ちゃんが、初めての恋にとまどう姿がいじらしくかわいく、胸がきゅんとなったり、切なくなったり。大変萌えたのでした。
忘れられない話になりそうなのが、木原センセの「期限切れの初恋」。相変わらずの恐るべき設定です。主人公は地味で真面目なリーマンなのですが、その彼が長年片思いしている相手が、再会したらホームレスだったなんていうのは、他ではお目にかかれない話。
そんな「不潔でだらしなくて生ゴミ並みの悪臭を放つ男」を、受は家まで連れて帰ってくるんですよ。ありえない~
しかし、何故彼がそんな臭くて汚くなりはてた男を家に置くことにしたのか?その理由がたまらなく切なかったりするんですよね…
木原ワールド全開でした。ちゃんと甘いのがあるのもいいです。
榎田センセの「海とヘビースモーカー」は、掌編として読み応えのある作品でした。榎田センセ得意の技がいろいろ繰り出されていて、センセの作品読みなれてる人には「またそれ?」といわれる懸念はありそうでしたが。
泣けるというよりは、落ち込む話でした…
河井英規センセの「君だけに愛を。」は胸キュン系。泣けるかどうかは置いといて、やさしい攻といじらしくてかわいい受の再会愛はハートフルでよかった。
「選ばれる夜」は私的に好物な記憶喪失ものでした。ただ、ストーリーに新鮮味がなかったのが残念。「トラと父ちゃん」は親子ネタで泣ける話であって、BLで泣く話ではなかったような。トラがとてもかわいいです。元ハルヒラセンセのも短いページ数では伝えきれないような重い内容だった気がします。
はき違えた「泣き」を要求されても困るな~と思う反面、作品としては総じて読み応えがありました。どのストーリーも、ちゃんと伝わってくるものを内包していました。
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「泣ける」かどうかは別として、やっぱり木原さんは別格でしたね。
初恋の淡い美しい想い出が、ものの見事に砕け散って行く様が本当に容赦なくて、あまりの描写に逆に笑ってしまいました!どんだけ臭いんだ村上(*´艸`*)そんな男を健気に思い続ける男と、その思いにもがき苦しみながら応えていく男の様子が机の中の一万円札を通して語られていきます。最後の最後まで、どうなるの!?と思わせるラストはさすがでした。欲を言えば後もう少しページが欲しかったかな。村上サイドの話とか読んでみたいです。
「泣ける」と言うなら、やっぱり榎田さん原作の漫画かな〜ベタですけどね。漫画を読んだ後和久井サイドのペーパーを読むとグッときます。
ヤマシタトモコさんの独特の浮遊感、いい意味での脱力感が好き^_^結ばれても尚、枯れていく自分を想像するオヤジが愛おしい!
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「泣ける」というコンセプトから、どんなお話たちがあるのかと思ってましたが…まじ…切ない(´;ω;`)わかってる!!「泣ける」って銘打ってるんだから切ないってのはわかってたことだと!!それでも「あぁ…」ってなるくらいにはどのお話もきゅんと切なかったなあと。
オールハッピーエンド読み切りって帯に書いてあるけど、良く言っての「ハッピーエンド」だろうと。これが必ずしも万人が「ハッピーエンド」と思うかと言われるとそうでもないと思う…確かにBADではないけれど。BADのような後味の悪さはないけど、切なくて!!!
個人的にぐっときたのは、榎田さん原作のお話と、モモ花さん作画のついったコラボお話と、河井さんのお話です。
しょっぱなから死ネタだーーーとは思ったんですが、やっぱり最後のあの子どもが和久井だ、ってなったとき。うわっ(´;ω;`)ってなりました。どうしようもないからこそ…。
ついったコラボのお話もつら…っ(´;ω;`)ていう…。自分も忘れられればいいのに、自分だけは覚えてて、相手は自分との思い出とか忘れてるとかつらすぎる!(´;ω;`)状態。
河井さんのは、泣けたというよか、その一途な気持ちにアッーです。
ヤマシタさんのお話は、「泣ける」というところにはなかったですが、たまらんかったです、言葉にするの難しいけど。たまらんやった。。
木原さんのはなんだかリアルで…コミカライズ楽しみです。