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【デザイナーメモ】前巻に引き続き、表紙は大ヒット書の剽窃。さいわいどちらも小学館刊なので、担当T嶌氏が別部署I垣氏経由で原著イラストレータ中村佑介氏と装幀の高柳雅人氏におねがい(てへぺろ)をして承諾を得ている。『謎解きはディナーのあとで』をパクろう(許諾済みなので伏せ字無し)というのはもともと1巻の打ち合わせ時に「もし2巻が出るなら……」とネタ出ししておいたプランで、ご承知いただけなかった場合にそなえてBプランCプランの相談もしていたが、広い心でお許しいただけた。
見積もりでは5色(CMYK+特色)使えることになっていたが、原著が4色なので特色は使っていない。イラストはブリトニー氏の線画にIllustrator上で着彩。『謎解き』の入稿データをもらえれば良かったがそれはさすがに図々しい気がしたので、ルーペで『謎解き』のアミ点の状態を見て、カンで各版何%かを判断するという非常に地道な方法でコピーしている。フォント類や版面の大きさもほぼ目で見てのフェイクのため、原著との相違を見つけてもそっと見逃していただきたい。
カバーの月の向きが原著と左右反対にしてあるのは、三日月(夕方)ではなくて有明の月(早朝)という小ネタ。また画面手前の黄色いテープに書かれている「警視庁秋葉原署」は、「国立署」同様、2012年1月現在実在しない。(カバー、帯、本文記事レイアウト等を担当)