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あるところに、雲から糸をつむいで布をおる少年がいました。とてもきれいな布ができますが、少年は「くもは空のおくりもの すこしもらって いるだけ つむぎ いるだけ おります とんから とん」と歌って、すこしだけ布をおりました。ところがある日、王さまが少年に命令しました。「わしに 長いマフラーをこしらえるのだ!」マフラーが気に入った王さまがつぎつぎにいろんなものをつくらせるので、いつのまにか空から雲が消えてしまいました。すると…。
独特の美しい色の絵が素敵。少年とおひめさまの幸せそうなラストページが心に残ります。
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雲をつむぐという発想が面白いです。雲ひとつひとつが動物の形になっていたりと絵でも楽しませてくれます。自分勝手だけどちょっと抜けた王様にも笑えました。自然を壊さないで必要なだけ...と雲をつむぐ少年。人間の傲慢で自然を壊して欲しくないですね。優しいお話しでした。
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なんてなんてキレイなお話し。雲の糸を紡ぐ色の言葉が本当に綺麗です。絵も見ていて楽しいです。娘と話しが弾みました。
自然と共生する大切さを教わります。
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丘のてっぺんに住む少年は、雲で糸を紡ぎ、布を織ります。たくさん織るのは良くないので、必要なだけ織っていました。ところがある日、王様に命令されて、たくさんの布を織ると、雲は空からどんどん減っていって・・・。(約6分)
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「雲をつむぐ」という言葉がとっても素敵だなって思って
雲が戻ったあとの虹が綺麗だし、最後のページのふたりもほっこりする
よく見ると山に表情があってカワイイ。
くもは空のおくりもの、すこしもらって いるだけつむぎ いるだけ おります
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読み聞かせボランティアで小学3年生に読みました。
いるだけつむぎ いるだけおります とんからとん
このリズムが心地よく、絵も独特な手法で
描かれています。色のトーンが薄いですが
教室で前の方に集まって読むくらいだったら
十分見えると思います。人の表情より、
自然の表情の変化の方がよく目につくようです。
今すでに手に入れているのに、それ以上に
新しいもの、いいものが欲しい、
自分をよく見せたい、という王様の行動が、
人は自然のサイクルの中で生かされている、
ということに気付かされる本です。
自然から必要な分だけ分けてもらう。
自分の必要な分を知り、それ以上欲張らない。
王様とお妃様はそれがわからず。。。
周りはわかっているのに。。。。