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「江戸の町は犬だらけ!“生類憐みの令”をスクープ!~こども歴史新聞」
本日は『こども歴史新聞』よりスクープ記事をお届けします。
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■ワンワンワン お犬さまのお通りだい!
五代将軍・徳川綱吉(とくがわ・つなよし)が、「生きものをかわいがり、大切にするように」という法令を出した。『生類(しょうるい)あわれみの令』だ。とくに、綱吉が戌(いぬ)年生まれということで、犬を大切にするようきびしく命じている。
『犬目付』という役職をつくり、犬をいじめていないか監視させるほど。だから、庶民はいつでも、お犬さまに気をつかって暮らさなければならない状態なのだ。
こんなんじゃ、怖くて犬なんて飼えない! ってことで、町には野良犬があふれ、その数は五万とも十万とも。おまけにその犬たちがろうぜきを働くのだ。幕府はやむをえず犬小屋をつくって面倒をみはじめたが、その費用を出しているのは江戸市民! 犬に罪はないが、まったく迷惑な話だワン。
■生きものを殺したら…こんな罰がまってるぞーっ!!
・ケース1:犬にかみつかれ切り殺す→切腹
・ケース2:自分の子どもを捨てる→牢に入れられる
・ケース3:病気の母親を捨てる→死刑
・ケース4:行き倒れた人を川に捨てる→島流し
・ケース5:ほっぺに止まった蚊を、たたきつぶす→むち打(うち)の刑
■今日のことば
「犬も歩けば棒に当たる」(ことわざ)
なにかやっているうちに、思いがけない幸運にめぐりあうこと。
■はみだしクイズ
[問]綱吉が愛用したゆたんぽの形は?
[1]イヌ
[2]ネコ
[3]コブタ
~どこから読んでも役に立つ『完全版 こども歴史新聞』より抜粋
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はみだしクイズの答えは[1]のイヌ、でした。綱吉は犬のグッズをいろいろ持っていたそうです。