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後に財閥と呼べるようになる企業のの事業展開を創業家族の系譜を軸にして、記していく内容
家系図がちゃんと載っているのだが、誰が誰やら私の頭の中のごちゃごちゃして疲れた
決してこの文章のせいではない
私は登場人物が多いとそうなるのだ どんな文章であれ・・・
それは置いておいて、
各節で各財閥を書いてあるのだが、関係のある財閥がほかの節で出てきた時その財閥が何章で書いてあるよという括弧書きがあるのは非常に助かったし、興味深く読めた
括弧書きを頼りに行ったり来たりで読んでいると、この財閥がこんなことしてる時にほかの財閥がこうして、こう関わっているのかといった感じに
最後まで読み進めた時、著者紹介に専門は企業集団、企業系列の研究とあって そうそうそういったものを読みたかったのだと私の中の青い鳥を見つけた感じだった
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大財閥だけではない、地方きっての資産家一族。
ビジネスマン、就活中の学生にも役立つ1冊。
それぞれの地方には、地域経済に根ざした、地元では誰もが知る財閥、資産家の家系があるのだ。何代、何十年もその地域の高額資産を誇り、地方経済で無視しえない家系を紹介する。
本書は、地域編と事業編の二部構成からなる。
第一章 甲州財閥
第二章 江州財閥
第三章 中京財閥
第四章 九州財閥
第五章 阪神財閥
第六章 醤油・酢の部
第七章 農林水産の部
第八章 紡績・製糸の部
第九章 機械工業の部
新書で、30家からなる地方財閥を取り扱っているのでどうしても広く薄い内容となってしまうが、よく纏められており、地方財閥のあらましを知ることができる。系図をみると、名士の意外な繋がりがわかり面白い。
江戸時代の名家が起こしたもの。幕末の動乱期や戦前に起業したものなど、さまざまであるが、激動を乗り越えてくるなかで、創業家の力が弱まったものもある。意外と知らない地元企業のあらましを知ることも面白い。
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≪目次≫
第1部 地域編
第1章 甲州財閥(若尾家・根津家)
第2章 江州財閥(伊藤忠兵衛家・飯田家)
第3章 中京財閥(岡谷家・瀧家・神野家・森村家)
第4章 九州財閥(貝島家・麻生家・安川家)
第5章 阪神財閥(岩井家・嘉納家・辰馬家・岡崎家・川西家)
第2部 事業編
第6章 醤油(茂木家・浜口家・正田家)・酢の部(中埜家)
第7章 農林水産の部(田部家・諸戸家・本間家・中部家)
第8章 紡績・製糸の部(大原家・片倉家・坂口家)
第9章 機械工業の部(島津家・中島家・服部家)
≪内容≫
いわゆる財閥よりはやや規模は下がるが、地域に根付いて繁栄した、地方の財閥を地域と事業に分けてまとめたもの。
記述も淡々として内容は乏しいが、地方の名家と現在の様子や現在の産業と関係を知りたいのなら、さっと読むといいかも。
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明治から戦前にかけて地方財閥と呼ばれた全国の実業家を扱っている。創業から事業拡大の流れや戦後まで続いているかなどをコンパクトにまとめてあり面白い。コンパクトにまとめたせいか、ややストーリー性に乏しい。
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ユニチカはユニット・ニチ・ニチ・カンパニーの略で、
EPSONはE(エレクトリック)・P(プリンター)のSON(子ども)だそうです。へえー。
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良くも悪くも日本は家を重要視することが本書でもわかる。
雑学として学ぶところはあったが、誤植が散見された。
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地方財閥とは言っても有名な企業として残っているところも多くあり(衰退したところもある)、その発祥から現在までが簡潔にまとめられていています。
社名の由来なども書かれていたり、家系図に(直系ではないものの)坂東英二や相田翔子の名前が出てきたり、思わず「へぇ~」と言ってしまうような面白いネタもあります。
30~50年後には楽天・三木谷財閥、ソフトバンク・孫財閥、サイバーエージェント・藤田財閥などが成立しているのだろうか・・・と思ってしまいます。
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かつて麻生財閥の総帥でもある麻生総理大臣がカップヌードルの値段を知らなかったことが世間を賑わした事があったが、このエピソードを聞いて、いまだに「地方財閥」というのが健在であるのかとちょっと驚いたこともあった。
我が国の相続税法においては、どんな資産家でも3代でなくなるとも一般に言われているが、本書で知る「地方財閥家」の実態を知ると、一体どのようにして、彼らは現在まで「財閥」を維持しているのだろうとも思った。
「地方財閥」は「地域編」と「事業編」に分かれているが、その閨閥の広さと深さ、さらにいまだにそれを維持発展させていることに驚く。
本書を読むと、日本における事業の自由競争などは、形の上ばかりではないのかとさえ思えてしまう。
おそらく地方においては、これらの「地方財閥」が経済的主導権のみならず、政治的パワーをも独占しているのだろう。なんと旧態依然たる姿ではないのかとも思えた。
日本の政治においては、明治4年に廃藩置県という地方権力の解体が行われたが、一部の地方経済は、いまだそれ以前にとどまっているのだろうかとも思えた。
そのくらいに、本書で明らかになっている「地方財閥」の姿は、異様かつ醜悪に思える。
本書は、詳細な系図も含めて地方財閥の現状を冷静に分析した本であるが、内容が現状の報告にとどまっている点がちょっと物足りないとも思えた。
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得るものはないが、「なぜか地域社会を支配してきたか家族的企業集団」について、なぜその地位につくことができたのかがわかるという一点において面白い
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系図が大好きなので、この方の本を読みあさっています。
系図を見ているだけでウットリします。
特にその系図の中に、知っている名前があれば尚更ウットリ。
あの企業とあちらの企業は姻戚関係なのね、なんて生活する上では役に立ちませんが、そういう知識がオモシロイですね。