紙の本
本当のゆとり教育とは
2019/12/30 20:29
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投稿者:kazu - この投稿者のレビュー一覧を見る
本当のゆとり教育とは、教養の詰め込み。この考え方は、目からうろこでした。
橋本先生の真意が気になる方は、是非読んでみて下さい!!
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学ぶということについて考えを改めさせられた。あと勉強という言葉は受動的でネガティブな感じがしてよくない気がする。
学ぶとは、能動的で、能力を養うことだと思う。少し、自分が勉強とは言えずただただ取り組んでいたことが、学ぶことと気が付いたので自信をもてた。
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希望に満ちた、温かい気持ちになりました!
何よりエチ先生の人柄と生徒に対する直向きさが、読んでいて伝わります。
学ぶことは、人と切り離せないものだからこそ、教師が、何かに興味を持つことの大切さを、横路にそれながら教えてあげるのです。
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ずっと学び続けるという
姿勢を持つこと。
私が学生のとき、「勉強」や「テスト」は苦痛でした。
学生身分も終わってしばらく経ちます。
この本を読んで、テストの勉強じゃない「勉強」は日常にたくさんあるんだなー
と気づかされました。
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偶然、著者の授業のテレビ番組を見て、なんと古き良き時代の優しい先生なんだろうという思いを抱いたと思います。そんな著者の本が本屋で並んでいたので思わず手に取ってしまいました。
この本での気付きは下記の点。
少し立ち止まって考える習慣。
多読と同時に多く書くことの重要性。
特に書くことによって「判断力」「構成力」「集中力」が養われること。試行錯誤。すぐ役立つことは、すぐ役に立たなくなる。
また、「学ぶことに意味が無くても面白ければよい」ともおっしゃっておられましたが、この感覚は子供のときにあったかもしれないが、段々薄れていくものではないかと思う。久しぶりにこういう感情が存在することに気づかされました。
この本全体に、人への愛というか優しさが詰め込まれているような本です。もっとのびのびと勉強をしたい気持ちとなりました。
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すぐ役立つことは、すぐ役立たなくなる
書くことによって、読むだけではなかなか身につかない判断力、構成力、集中力が養われる
上から何も言わなければ、いやでも自分のなし得る最善の方法を考えて実践しなければなりません
教師の仕事というのは自分の人間性を生徒にぶつけること
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名門進学校、灘校で教鞭をとる教師が実践してきた、”生きる力”を育む国語の授業のお話。「銀の匙(さじ)」という小説を3年間かけて読み込み、その内容から派生して、文化や言語など、幅広い教養を身につけさせるという、実にユニークな授業である。この「銀の匙」を経験した生徒達は、大学受験など軽々と乗り越えてしまうという。世間の持つ進学校のイメージとはかけはなれた、人生の糧となる授業がそこにはある。著者は、昨今のゆとり教育に対しては懐疑的だ。興味深いのは、ゆとりを生み出すためにも、詰めこみが必要であるという視点である。ただしここでの詰め込みとは、受験のための詰め込みではなく、「教養の詰め込み」のことを指している。しっかりと労力をかけて学んだ知識であれば、受験という近視眼的な目標にとどまらず、人生において待ち受ける難題にぶち当たったとき、必ず役に立つと断言している。「すぐ役立つことは、すぐ役に立たなくなる。」この一言に著者の教師観が凝縮されているように思う。進路指導と、生きる力の涵養と。英語教育において、両者をいかに満足させることができるだろうか? 自分が作りたいのは、いったいどんな教室だろう?「国際化」という言葉に満足せず、より広い視点に立って考えていきたい。
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人生に恩師は必要である。私の場合は少し痛いが予備校の西きょうじが恩師。時間とお金に余裕があればまた彼の単科ゼミ受けに行きたい。
橋本先生はなりゆきに任せたら良いことを書いていらっしやった。私もその一員。
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前の「奇跡の教室」よりも本人の肉声がありこちらの方がおすすめ。
自分がやりたいことができる、それが成功。
「ゆとり」を持つためには、教養のつめこみが必要。それが人生の難問に役立つ。教育がゆとりをもってはいけない。
分不相応な自由には理を持って諭す。
すぐ役立つことは、すぐに役立たなくなる。
急場しのぎの暗記は仕方ないが、付け焼き刃の知識はすぐに忘れる。
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この本は学ぶヒントが沢山詰め込まれています。
著者が言葉で教えてくれている以外に、著者の生き方を読み自分自身で感じるものもあり、「読み応えのある本」だと思います。
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橋本先生のやってきた授業の難しさ。
つまり、それをやり遂げることの難しさ。
もし、灘校(もしくはほかの私立でも)橋本先生のような授業をされている方がいらっしゃるのなら、その方の話を聞きたいと思う。
そういう意味では、橋本先生は現役を離れて久しい。
この三十年の変化も、そうご存じではないのだろうと察する。
橋本先生の本を読めば読むほど、「伝説の」とか、そういったこととはほど遠い人だと感じる。
この人は、「教師」という仕事を全うした、普通の教師に過ぎないのだ。
その当たり前の「教師」が育つ環境、それが何より必要な気がする。
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橋本 武 (著)
すぐ役立つことは、すぐ役立たなくなる。もっと横道にそれてみよう…。灘校一筋50年、そして人生100年の伝説の教師として語りつがれる橋本武が、授業を通して教え子たちに本当に伝えたかったことを語る。
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近年、脚光を浴びる元・灘校の名物教師の最新作。
「銀の匙」を通して、横道にそれるスローリーディング。
なんだか「有名人の○○氏は今でも銀の匙授業を覚えているでしょ。ほらすごいでしょ!」に着地点を置いた上での展開になっている気がしてならない。
しかし根底にある指導観は、教科横断的(あるいは総合的)な一面を見せ、また固定観念から逸脱した授業展開が子どもの興味・関心・態度に表れていたことは読み取れる。
もし教職従事者が読むとするならば、あくまで「人生の指南書」としてとりかかるべきだろう。
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灘高で教科書を使わずに、3年間『銀の匙』を教える国語教師。
とてもいきいきとしている方なんだろうかなぁと想像できる。
なるほどなぁと思うところがたくさんあった。以下、引用文参照
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『奇跡の教室』で書かれていたことが、本人によって具体的にどう考え、どんな風に「銀の匙ノート」を作って、どんな目的で授業に落とし込んでいたか、その際の生徒の反応などが書かれていて、理解が深まった。
『銀の匙』だけではなく、月1冊の課題図書を出していたことも初見。そこでは、ただ読むだけでなく、原稿用紙2枚程度であらすじ、内容をまとめさせる。さらに、よかった箇所、感銘を受けた表現、あるいは文中で述べられている考え方に賛成か反対かなども書かせる。感想でないところがポイントだろう。