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「収納を美しく見せる3つのコツ」
モノを減らすか、収納場所を増やすか。収納について考えるとき、常に解決策はこのふたつがカギを握っています。ですが、今回はそれとは少し違う視点で収納を考えて見ます。人気インテリアコーディネーター 川上ユキさんの、美しい収納のコツをお届けします。
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美しい収納と聞いて、真っ先に思い浮かべるのは、ルッド・チューゲセンとジョニー・ソーレンセンが80年代にデザインした、オフィス用収納家具です。高さ1mほどのオープン棚はシステム家具になっていて、縦横の仕切りや小引き出しをセットすれば、細やかな整理もできます。デンマークデザインを牽引してきた大御所ふたりがふっと肩の力を抜いてデザインしたような、さりげない良作です。
この収納家具の仕切りのように、大から小へ規律よく区切っていくと、自然と均整のとれた美しいラインが浮かび上がります。モジュールがそろっている、と言いかえてもいいでしょう。
私たちの収納でも、部屋や家具のなかに美しい街並みをつくるように、収納用品の高さをそろえたり、モノとモノのすき間を均等にしたり、規律をつくっていくと、全体が美しくなります。観光名所の街並みが行き交う人を楽しませるように、美しい収納も私たちの目を楽しませてくれます。
~『収め、納める。』(川上ユキ)より
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というわけで、コツは3つ。
[1]収納用品の高さをそろえる
[2]モノとモノのすき間を均等にする
[3]収納に規律をつくる
「きれいに片づけているつもりなのに、どうも全体的に美しくない」と思われるかたは、この3つのコツを頭に置いて、見直してみてはいかがでしょうか。憧れの美しい収納への道のりはときに長いものですが、その過程を楽しめるのはインテリアのひとつの喜びでもあります。
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「キッチン収納を考える」
毎日使うキッチン。食材、調理ツール、保存用のこまごましたもののほか、器やら調味料やら保存食やらと、用途の分かれたあらゆるモノが混在する“宇宙”。気づけばモノだらけになり、散らかりますよね。
そこで、収納のプロはキッチン収納についてどのように考えるのかのぞいてみましょう。こんなふうにモノを振り分ける“軸”の考え方は、目からウロコです。
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私がキッチン収納を考えるときは、ストック(※食材や食器、出番の少ない道具などストックしておくモノ全般)が悩みの種でした。だって種類が半端ないんですから。お米はどこがいいか、から始まり、たまに使うお弁当箱は? お誕生日に使ったローソクはどこへ? シンクに使う小さなゴミ袋は?
ひとつひとつを見ていたら、キリがありません。そこで、ストックを「調理前」「調理中」「調理後」と大きく分けて考えるようにしました。量が変わらない食器はまだ対応しやすいけれど、食品や食材は大変です。昨日まであったパスタが今日はなくなり、代わりにスーパーで安かった2Lの水が半ダース増えた。そんな突拍子もない増減をくり返します。
アイテムは個々で見るより、ざっくりスペースを取って、そのなかでやりくりするほうが、キッチン全体が乱れず、どこに何を保管しているか、モノの把握もしやすくなります。
ストックがうまくいけば、モノの床置きやせり出しがなくなり、キッチン全体が片づいた印象に変わります。
・調理前……調理前のモノ。お米・お酒・パスタや乾物・パンなど。
⇒毎日使う米びつのまわりに集める
・調理中……調理中に使うけれど、保管するモノ。ハンドミキサーなど。
⇒シンク近くに保管
・調理後……調理の後に使うモノ。食器・お茶・保存容器・割り箸など。
⇒食器以外のモノも多いので、棚を一段、用意して一箇所に集める
~『すっきり片づく、きれいが続く収納 収め、納める。』(川上ユキ)より
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調理前・調理中・調理後。この軸で分類して片づけたら、たしかに“導線”的にも使い勝手的にもコンパクトにまとまって、使いやすそうですよね。「キッチン収納がうまくいかない!」とお困りのかた、ぜひ一度お試しを。
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これは良い。
ステキなインテリアに憧れるけど、
まず収納からがんばらないといけない私
(と大勢の方)に向けた本。
川上ユキのイラストと文章は
親近感がわいてとっても簡単に思えて
自分でもやってみようかなとなるんです。
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さっそくクローゼットとキッチンを片付けた。使ってないものは、なんでもかんでも捨てる、みたいな片付け方も流行ってるけど、そういうもんでもないでしょ?て思う私にはぴったりな本。分かりやすい!
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「著者自身が描いたイラスト中心の収納本」は、他にあまりないく、そこがいい。写真は、わかりやすいけど、「befor」のごちゃごちゃのげんなり感、「after」の整えられすぎた絵空事感があるものだなと思った。自身のイラストだと、著者の世界観がきっちり表現できる。収納に関する考え方もわかりやすく、筋が通っていると思いました。
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理論だけでなくイラストが多いので分かりやすいです。
ものを収める、スペースに納めると段階を踏むことが必要と説かれます。
捨てればいいと言うものではない、というのも心強いです。
「収納とインテリアは別」という本も多い中、「収納もインテリアの一部なのだから、家具や小物は厳選しましょう」というのは共感。心します。
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収納とは、収め、納める。
なるほど~。
夫婦二人暮らしとかだったら、初めからぐしゃぐしゃにならないわよ!
本読んで、現実逃避してないで、片付けしなきゃ。
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またしても収納の本。
こまごましたものは総合センターを作る、というのが参考になりました。
お蔵入りになったバッグは捨てろよ!と思いましたがw
イラストもかわいくて分かりやすかったです。
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わたしは「納めて」いるけど「収めて」はいないなー。見た目何もないのにごちゃごちゃしてるのは収めていないからか。
とはいえ、わたしなら収納道具を増やすよりは捨てるけども。
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2015年6月8日読了。「収納」について著者による豊富なイラストで解説した本。物を大きさ・形状・用途で分類しまとめて「収める」と、モノを適切な空間に「納める」ことを意識すること、衣類の収納は「わたしショップ」と考え、入店したとき・アイテムを選ぶときなどに「わたし」が楽しくなり(「心がときめく」ということ?)、かつ機能的であることを目指す。よく使う「一軍」のものは出しやすい場所に、そうでないものはまず大きさ・次に用途でまとめて分かりやすい場所に格納する、など。私も収納は苦手だが、とりあえずワードローブにあるものを全部広い場所にぶちまけ、不要なものを捨て・いるものは分類して出しやすく収納することからまず始めてみようか。
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収納の本。
とても現実的で理論的なのモノの収める+空間に納める=集約という考え方を可愛らしくわかりやすいイラストで解説する本。がぜん収納を見直したくなる。概念的な収納方法は理解できたが、もう一歩踏み込んだ実際の収納につながる具体的な収納方法が知りたいなーと。この著者の本は、他にも読んでみたい。
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やっぱり量は減らすしかないんだなあ。ものを手放すことが楽しければ続くんだろうか。あきらめること難しきもの多し。
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図書館で出会い、ピンときたので購入して実践してみることに。掛ける服をなんとかして、全ての服を大きさを揃えて畳んでる最中。まずは選ぶのが楽しい私だけのセレクトショップ目指して