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タイトルの通り。各神話内容を簡潔に触れているのみなので、詳細に関してはそれぞれの専門書を読むのが良いかも。でも、入門として様々な神話に触れること、ちょっとした記述を確認するのみならかなり有用な事典。巻末に索引もあるのでありがたい。
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世界に散らばる神話内容をそれぞれ分類毎に纏めている。
・人類の起源
・洪水神話
・死の起源
・火の起源
・作物の起源
・女性
・トリックスター・文化英雄
・英雄
・王権の起源
・異郷訪問
・異類婚
・天体
「世界神話事典 世界の神々の誕生」と合わせて読むとなお良し。
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洋の東西、文化深度の違いを問わず、世界各地の神話・説話を収集分類した本。
世界・人間の起源、火・死の起源、洪水説話、英雄や女性の物語、宇宙(太陽・月・天体)の認識などが詳細に語られる。
ただ、各地に共通するモチーフの裏にどんな人間普遍の認識があるのか、という興味で読み始めた割には、基本的には「人間の伝播とともに広がったので、そりゃ根っ子は一緒」と大著の中の数ページでまとめられちゃっている辺りは拍子抜けだった。
ギリシア神話にあらわれるアマゾンなどの過激な女性像は、(神話の語り部たる)男性から見た、計り知れぬ女性への畏怖の裏返しであろうなどの指摘は面白かった。
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今まで読んだ神話本の中で一番面白かった。神話って嘘なんだけど、その国の世界観とかが色濃く出てるから事実しか書かれてないガイドブックとかよりその国について知れる気がする。色々な国がこの1冊に入ってるから比較しやすいのも面白い。