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B 隅田川御用帳15
(廣済堂HPより転載)
臨月の腹を抱えた武家の妻女・市岡美佐が駆け込んだ。夫に女ができ、離縁したいという。お登勢は美佐が身二つになることを考え、離縁は最善の策ではないと反対したが、せめて子が産まれるむまででも橘屋に置いてほしいと必死に懇願する。美佐の言動に不審を抱いた十四郎とお登勢は、調べるうちにこの駆け込みの裏にある哀しい真相に辿りついてしまう。シリーズ第十五弾。
久々の橘屋にやや期待が大きすぎたか…。巻頭にカラー地図付きなのがいいね。何巻か前に同様の地図あったはずだけど。十四郎は白川藩の剣術道場の道場主に。用人には引き続き秋月家の老臣大内彦左衛門。
第一話…橘屋に駆け込んだおつやの夫、婿の佐兵衛が若いお鈴を殺した下手人として大番所に送られた。佐兵衛を強請るおたきとお鈴、佐兵衛との関わりは。おたきの間男詫間清司郎と十四郎との関わりは。
橘屋の新たな奉公人に七之助登場。確か他にも奉公人がいたはずだけど…。なにげに十四郎の立ち回り多し。道場主になったから?
第二話…万吉が捨てられた訳と出世の秘密が明らかに。今後京の万吉の出処はネタになりそう。万吉は猛烈に良い子供に成長。まだ12歳。橘屋に来て四年。北町奉行所同心大関陣内と陣内の岡っ引玄蔵登場。今後やたらと絡みそう。
第三話…表題作。
毎回お登勢と十四郎の場面で終わるも進展なし。最後物足りないな。
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2年振りのシリーズ15作目
藤原さんのシリーズの中で一番多い?
十四郎とお登勢の仲は、まだ進まないなあ~
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第十五弾
久しぶりに読む
ハニワ塙十四郎と「橘屋」お登勢等登場人物変わらず
今回も三話短編形式で、背景に流れる話はあり
今回は孤児万吉の背景が、後々へ真実は残していくのか
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縁切り寺の慶光寺に関係する橘屋に纏わる3話。十四郎は道場の主と橘屋の調査員と忙しい身の上になっていた。それなりに楽しく読めた。
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この巻でくっつくと思ったのですが、まだ早かったか…。
道場も軌道に乗り始め、橘屋の仕事もこなしつつ、忙しい十四郎ですが、周りの人間にはまだお登勢とのことは話していない様子です。長屋も出て道場暮らしになりましたが、このままではまだまだ先が長いのかも。
この巻では万吉の生い立ちがわかります。それでも万吉のきっぱりとした様子に成長を感じました。
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駆け込み寺 女から離婚するのには江戸時代のころはそんなものしか無なかったんだ 男天国だったんだな 男は三行半でに女房を追い出すことができた 酷い性差別だな
縁切り宿柏屋のお登勢と十四郎物語に登場する仙台掘の近くに僕のせがれも孫も住んでいるんだ
なんか因縁がありそうな江戸ものだ 笑い
それに白河藩主の松平楽翁なんて出てきて僕の住む福島県と関係も少しはあるんだ 笑い
これで15冊目だそうだけど面白い暇つぶしに全部読んでみたいわ
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内容(「BOOK」データベースより)
産み月が近い市岡美佐という武家の妻女が慶光寺に駆け込んできた。美佐は夫に女ができたので離縁したいと訴えた。お登勢は美佐が身二つになることを考え、離縁が良い選択にはならないと反対したが、せめて子を産むまで置いてくれと必死に懇願するのだった。美佐の言動に不審を抱いた十四郎とお登勢だったが、調べるうちにこの駆け込みの哀しい真相をつかんで…。深川の寺宿『橘屋』のお登勢と塙十四郎の人情裁きを繊細な筆致で描く、シリーズ第十五弾。特別付録『隅田川御用帳』ゆかりの地図。書下ろし時代小説。
平成29年4月22日~24日