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藤井邦夫さんの素浪人稼業シリーズ、人情ホロリのシリーズ、絶好調です(^-^)
萬稼業の素浪人、神道無念流、矢吹平八郎が住んでいる長屋の隣に、病弱な母と姉ちよ10歳、弟直吉6歳の三人家族が引っ越してきました。その姉おちよが「お父っつあんを捜して欲しい」と。そう言って、平八郎に差し出した紙包みには、子守り仕事をしながら貯めた銭十文が。藤井邦夫さんの素浪人稼業№8「銭十文」、2013.3発行。影武者、悪餓鬼、銭十文、助太刀の4話です。再読しました。
時代物作家で好きなベスト3は、藤井邦夫、岡本さとる、そして藤沢周平です。藤井邦夫さん、新シリーズを含め、秋山久蔵御用控や知らぬが半兵衛手控帖が好調ですが、素浪人稼業シリーズもなかなかですw。「銭十文」、シリーズ№8、2013.3発行、影武者、悪餓鬼、銭十文、助太刀の4話、再読。一日一朱(十六分の一両)、美味い話には危険が付き物ですが、剣の達人矢吹平八郎にとっては、朝飯前です。一方、子守りで稼いで貯めた十文で父親を捜して欲しいと10歳位の健気な娘ちよの願いに、平八郎は東奔西走!
神田明神下、お地蔵長屋に住む萬稼業の素浪人、矢吹平八郎。素朴な人柄と剣技が映えます。藤井邦夫「銭十文」、素浪人稼業シリーズ№8、2013.3発行、再読。影武者、悪餓鬼、銭十文、助太刀 の4話。