紙の本
慣れたところで現れる陥穽
2015/09/11 16:32
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回は中短編集。大学時代の動機のかわいい女の子からのお願いで、軽い気持ちでバイトを引き受けたら悲惨な目にあったり、新製品に手を出して収拾がつかなくなったり、一年目から中途採用面接をしてみたり、中編一編と短編四編が収録されている。
情報面で言うと、カモメの本名が賀茂芽依ということを知れたり、業平産業の橋本課長のプロフィールが橋本文月29歳だったりすることを知れる。
「らくらく実践?サイドビジネス」
ゼミの同期である西新伊織のお願いで、彼女が所属するベンチャーの無線LAN構築案件を、雑所得控除の範囲内で引き受けることにした桜坂工兵。無茶ぶりで実力も身について来たから、休日を使えばその程度は簡単に出来ると思ったのだが…契約をしない仕事の悲惨さにはまることになる。
薬院加奈子がちょっとだけ登場。
「今すぐ始める?検証作業」
社長の知り合いが売り込んできた統合ルーターのメカメカしさにほれ込み、室見立華が止めるのも聞かず、検証用に借り受けた工兵。しかし室見の懸念は正しく、個別機能は問題なくとも併用すれば落ちるという欠陥商品。だがつい、社長にポジティブなことを工兵が言ってしまったため、やはり悲惨なことになる。
「絶対合格?採用面接」
室見立華の圧迫面接に対する緩衝材として投入された桜坂工兵だったが、彼が立華を押さえ切れる訳もなく…ネット炎上事件が多発?
「心に残る?3分間スピーチ」
業平産業の橋本課長と言えば、キリッとしたキャリアウーマンにして、工兵の呑み友だち。そんな彼女が後輩の結婚式のスピーチで大失敗!いつもの淡々とした口ぶりでジョークを言ったら、笑えないことになってしまった。次のスピーチ対策に工兵は奮闘するのだが…。
「完全?禁酒マニュアル」
姪乃浜梢はOS部のエース。しかし、深酒して目覚めた朝、目の前をダンプカーのタイヤが通り過ぎたのを見て、断酒を決意した。あらゆる誘惑から逃れるべく交錯するのだが、それは新たな誘惑への入り口でしかなく…。
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きたキタキターっ!
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<読中感>
とりあえず1章読破。2章読中。
いるねー、こんなクライアントw
それにしても工兵くんも安易に引き受けちゃだめよーw
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<読後感>
うん、クライアントなんてこんなもんさww
それにしてもホントにサイドビジネスだねー。
とりあえず、大概の会社には「副業禁止」の規定があるはずでっせ―www
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今回は短編。
細かいネタが多かったけど、なかなか面白かった。
梢の話はほんとおまけかなw
しかし、短編が入ってくるあたりそろそろネタ切れなのか・・気になる所。
まだ伏線残ってるので旨くつないでいってもらいたい。
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6巻は中短編集。
中編はITドカタの副業の怖さ、女の怖さ、新製品(技術)の怖さを描くいつものやつw
短編は橋本かちょーと梢たんがメインの話。
橋本かちょーの年齢が判明する。
梢たんと工兵君には幸せになってほしいね!
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初の中短編集。昔、週刊アスキーに掲載されていた番外編が収録されているものかと思ったけど、どうやら違うっぽい。
なんだか、ある意味、主要人物がほとんどこの一冊にでてきたような感じ。扶桑通建の薬院加奈子とか(ついでに新しい設定も加わって)、業平産業の橋下課長もでてきたし、梢は初の工兵以外の視点の小説の主役として登場したし。あっ、でも妹などの家族はでてきてないか。
面接は自分もトラウマです。今回でてきたダメな就職希望者の面接。もしかして、自分もこんな感じだったかもしれないと思うと・・・。
今回一番ビックリしたのは採用担当について。技術について何の知識もないかと思えば、いろんな専門用語の言葉がでてきた。そこだけ覚えてるという設定なのかもしれないけど。
後、りくろーおじさんのチーズケーキは本当においしいのでオススメです。
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いや~面白かった。ところどころ節々で主人公ってこんなキャラだっけって思うようなところがあるがまぁ些末なこと。これからの人間関係にも注目してみましょうか。
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2012年8冊目。
306頁。
三省堂神保町店で購入。
個人的には、巻末の「説教部屋」が大変参考になった。丁度引越しをし、ネット環境を整えようとしていた矢先だったので。
内容に関しては、僕自身がシステム屋に勤めていることもあって、どこか他人事とは思えない、フィクションとは思えない気持ちで読み進めていった。
とりあえず、副業をするときには、取引相手を慎重に見定めよう(笑)
≪本文引用≫
p.12
人類皆平等という言葉を最初に使った人間はおそらく余程の世間知らずか、さもなくば稀代の皮肉屋だったのだろう。
p.21
「どれだけ会社や商品がすごくても、私達はまだ新卒1年目のお荷物なわけじゃん。先輩社員ならともかく私達が偉ぶれる筋合いじゃないでしょ?」
p.148
「自分達のPMを虚仮にされて黙っていられるほど、我々は我慢強くありませんから」
p.234
恋愛みたいだなと思った。応募者の片思い、企業の片思い、その2つが奇跡的にマッチして採用が完了する。
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立華がだんだんデレというか工兵を気にし出していくところが良い。後、橋本課長そんな歳なのかよとも。エリートだ。そして可愛い。
梢は相変わらず。自分的には釘宮ボイスで再生されてる。
工兵のスキルがどんどん上がっていくが、むしろフラグの方が気になる。次の話は何かなぁ?
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2012 2/15読了。WonderGooで購入。
SE地獄絵図シリーズ、初の短編集。
桜坂が昔の同期の色香にまどってバイトに手だしてパンクする中編はじめ、機器検証、面接から結婚式のスピーチに禁酒まで。
…それにしても、桜坂周辺はできる残念女子ばかり…ってのはつまり現実なんてそんなもの(ry
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短編集。現実のモノをネタにした物語はネタ切れという問題にぶちあたるかと思ったら、全然そんなことはなかった。
作者も苦労したんだろうか…
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親切心で構築を請け負ったら後の運用まで面倒見させられることになる哀れな工兵君の物語。彼女ほど巧妙な手口はなかなかお目にかかれないとしても、少し詳しいと思われると、あれよあれよという間に無償相談窓口にされてしまうというのもSEあるあるですね~。このシリーズはいかにも身の回りで起こりそうな題材で、身にしみるから面白い。
作者のあとがきまで含めてひとつの作品にもみえるな。
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夏海公司のなれる!SE6を読みました。
楽々実現?サイドビジネスという副題のついた、なれる!SEシリーズの6冊目です。
サービス残業、徹夜は常識・土日も出勤というブラック企業に就職した桜坂工兵が主人公のSE残酷物語でした。
今巻は5つの短編が収録されていて、今までの登場人物たちのいろいろなエピソードが描かれています。
楽々実現?サイドビジネスという物語は工兵がゼミの同窓生(美少女!)から簡単な仕事を頼まれるところから話が始まります。
その仕事を受けた工兵は、簡単に請けた仕事がどのような結果になるかということを身をもって知るのでした。
私も好意で友人のPCの故障修理をしてあげたりしていますが、注意しないといけないなあ、と思ったのでした。
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6巻目にして、初めての短編集。 今回も面白かったですねー! 今までの主だった登場人物は大体出てきますし、それぞれしっかり活躍していて、短編集として十分な内容です。 今までは、閃きで窮地を切り抜けてきた工兵ですが、今回の一つ目の話では初めて、完全に周りに助けられて工兵自身は見てるだけ...という、窮地の脱し方。 まあ、言っても新卒社会人ですからね。たまには、こういうのもアリなんじゃないでしょうか?
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SEあるあるが大量(笑)
そして一番最初のエピソードに近いのは親族から
「お前パソコン出来るよな?だからただで教えろ」
的なこと。アレの理不尽さは異常
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お酒が飲みたいです。勉強やら執筆やらでこんなにストレス溜まるなら、社会人になったら、そりゃあアルコールで血液を回すしかないよな。