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ランジーン×コード tale.5 パラダイス・ロスト 2nd みんなのレビュー
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紙の本
母と子の道は分かれ
2015/09/14 11:26
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
武藤吾朗の母である武藤凛子が提案したコトモノの隔離施設ノアの方舟は、人間とコトモノの対立を表面化させた。そして人間の反コトモノ勢力によるアンチコードを用いた攻撃がきっかけで、暴動が発生してしまう。その渦中に巻き込まれた滝田たつねは、その中で何を思うのか。
一方、誘拐された名瀬由沙美を救出するため、ノアの方舟に乗り込んだ真木成美と武藤吾朗は、そこで武藤凛子の望む世界と、赤の女王・古城蒼奈の決断を知ることになる。
この物語は誰の視点で読んだら良いか難しい気がする。現実世界における自分と同じ立場としての人間が物語に登場する一方で、主人公はそれとは異なる存在であるコトモノ。ゆえに、彼の論理はコトモノの視点からのものに思えてしまって、すんなり納得できないところもある。そのあたりが、一般的なファンタジーとは大きく異なるところだろう。
一般的なファンタジーは、現実の自分が存在しないことが多い。ゆえに、純粋に空想の中の世界に入り込んで、空想の存在としての主人公に感情移入しやすいところがある。この作品は、そういうディスアドバンテージが存在することを考慮して、ストーリーを構成した方がより良くなるのではないかな?
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