紙の本
素直に働こう
2015/10/06 22:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もりやま - この投稿者のレビュー一覧を見る
評判を得るため、目標を持ち戦略的に行動することも大事だが、自分の性格を意識し、時には求められた役割に徹することも必要だ。書いてあることが自分に当てはまるだろうが、時にはこの本を読み返しつつ、自分の意思も出しながら素直に働きたいと感じた。
投稿元:
レビューを見る
●内容
・人材コンサルによるキャリア論。社内スキルの育成を中心に「評判マネジメント」の視点を提唱する。
・成績評価だけでは測れないものを「評判」と捉え、その構造、高め方に迫っている。
「企業が社会のニーズを満たすために、会社員の一人ひとりには企業のニーズを満たすための役割が付与される。その役割を理解し、役割に徹することができる人が重用されることになる。役割を誤解していたり、理解していても演じきれない場合、ミスマッチと判断され高く評価されることはない」
●感想
・キャリア設計への全く新しい視点。もっぱら社内スキルとしての「評判」に特化したものだが、具体論としての「評判の高め方」及びその手順は普遍的な技術として使えそう。
「まずは常識的なきちんとした人間であるという印象がベースとなり、次に役割に合った有能な者であるという印象の提示、そして、人間的に信頼できる魅力的な人物であるという印象の形成が必要となる。いずれか1つの次元でもずれている場合には、望ましい印象は形成できず、評判が高まりづらいということになる」
具体的に意識すべきポイントはここ。
・職場においてしか養われない能力
1、周囲と協力して良好な関係で働ける力
2、他者に必要とされる力
3、他者を動機づける力
・エピソード的には「抜擢人事」への言及が面白い。
「人を抜擢するような場合、「なぜあの人を」と言われない人を選びたい。間違った人選をした場合、周囲の嫉妬が燃え上がる。そんな中でも、「彼ならば」と誰もが認める人であれば、嫉妬の対象にはなりづらい。抜擢した側も批判に晒される心配はない。試練を乗り越え、苦労をしてきた人というのは、いわば“嫉妬の対象から除外された人”ということになる。出世コースに乗る人の1つのパターンである。」
いわゆる成功者からは「苦労が人を鍛える」という経験論が語られることが多いが、これである程度説明できる。つまり、苦労した人は嫉妬の連鎖から抜け出しているがために、結果としてトップにたどり着くまで生き延びやすいのだ。
「苦労すること」自体が彼を鍛えたというよりも、「苦労した」状況が彼の未来から障害を取り除いたと見ることができる。
投稿元:
レビューを見る
しょうもないハウツー本かと思っていたけど、面白かった。
目からうろこの指摘満載と言う訳ではないが、大なり小なり身につまされる指摘があって、自分は迷惑をかけているな、評判を落としているかもなと反省させられる一冊。
ふと、自分を客観視するためにも折に触れて読み返してみるのが良いかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
「評判」が評価結果に大きく影響する話をいろいろまとめたもの。「業績」のみを見ているとわからないけど、感覚的にピンとくることが「評判」という定義か。
投稿元:
レビューを見る
確かに「評判」というものは大事であると思うが、実は、「人事」の難しさを表現した書籍と言える。個人のモチベーションを高め、組織能力の向上に向けた「人事」の役割は、さらに重要度を増すと感じる。
投稿元:
レビューを見る
評価よりも評判。
他者への配慮、口だけじゃなく実行力がある、自らの役割を全うする、人こそ評判向上に繋がる。
投稿元:
レビューを見る
相原 孝夫 (著)
組織内における「評判」とは何か、どう作用するのか、高め、維持するにはどうすべきか。多くの企業人事を見てきたコンサルタントが具体例を踏まえ、わかりやすく解説。社内で評判が形成されるメカニズム、好評を得て維持する方法を、多くのエピソードを踏まえ解き明かす。
投稿元:
レビューを見る
すぐに読み終わるけど一言で言うと「非常に納得した」。ただ大前提として自分はこの類のスキルの偏差値は幼稚園児並みである(笑)からなのかもしれません。
これまでなら絶対に手に取らないけれど、少し気になって読んだら発見が多かったです。たくさん読むと見る目も肥えてくるのでしょうか。。
具体的には「評価」と「評判」の違いや「評判」が悪いと一切反論ができないことや結果的に自分を守ることになるということが分かり易く述べられている。また企業のケースも日産やサウスウエスト航空、ロバート・デ・ニーロまでなかなか面白い。あっあとリクルートの転職サイト「はたらいく」も紹介されていました(笑)。
やはり評判が伴っていないと大きな仕事やプロジェクトも完遂できないよねと再実感。その他にも共感点が多かった。
正直このテーマに関してはローキャリアの時点で意識するとロクなビジネスパーソンにならないと判断して軽視していたので、今までかなり高いレッスン料を払った気がする(゜o゜)
だから改善していきたいし、同じ失敗はもうしません。。。
ただ実力ないのに「評判」偏重でわが物顔でいるめでたい人には当然なるつもりはないけれど(笑)。±0で評価されて「評判」になるビジネスパーソンになりたいものです。。。
投稿元:
レビューを見る
仕事ができることはもちろんだけど、それ以上に「誰とでもうまくやっていく能力が大事」という主張には色々考えさせられることが多かった。もうなってしまったことはしょうがないけれど、いたずらにツンツンするよりももうちょっと穏やかにやっていく術も身につける必要があると強く感じた。方向転換・心がけるだけでも違うと信じて進みます。
投稿元:
レビューを見る
会社における「評判」の重要性について述べています。
この本の最後のほうは、よく見られるようなものになってしまっていたのが残念な気もします。
しかし、評判がもたらすものの影響は大きい。気づかないうちに、それにとらわれている自分がいるような気がします。
評判というのは、当たることが多いが、それに引っ張られすぎないようにすることも大切ではないでしょうか。
評判を向上するための方法も記載されていましたが、人間関係に配慮しつつ、当たり前のことを当たり前にすることが大事だということではないでしょうか。
評判の悪い人の代表例
①自分の実力を誤認している人、自意識過剰、ナルシスト
②自分自身を省みない人、自分はさて置いて他人のことをとやかく言う、評論家
③自分の立場を理解していない人、勘違いの大きい、分不相応な人
評判の良い人の代表例
①自分自身をよく分かっており、他者への十分な配慮のできる人
(専門用語を使わない、師匠的存在、献身的な姿勢、ユーモア)
②労をいとわない実行力の人
(根回し、「ちょっと相談させてもらっていいですか?」、結果よりプロセスに集中)
③自分の立場や役割を正しく理解しており、本質的な役割の果たせる人
(一段高い目線を持つ)
職場とは、組織内のすべての問題の発生源であるとともに、すべての問題の解決の場
職場の問題=“つながり”の希薄化、相互無関心→日本組織の弱体化→孤独感→健康被害
・健全な職場を生むリーダーの感情=ポジティブ・フィーリング
好業績者よりもムードメーカーの存在が大きい
・成果へ向けたほどよい緊張感が必要。もともと日本企業の強さは職場力の強さ
職業人生を保障する真の実力とも言える職業能力
=「周囲と協力して良好な関係で働ける力」「他者に必要とされる力」「他者を動機づける力」
↓
職場においてのみ養うことができる。一旦身につけば、どんな状況下でも安定的に発揮でき、職業人生を送る上での強力な武器となる
パーソナル・レピュテーション・マネジメント
(日々、職場において自らの評判を管理し、維持、向上するように努めること)
①一人ひとりへの十分な関心を持つこと
②プロセスに集中すること
③自らの役割を演じきること
<この本から得られた気づきとアクション>
・評判の重要性は理解できる。ただ、評判は些細なことで形成されてしまうので、それにとらわれてもいけない。
・評判が先入観にならないように。
・評判の解釈は人によって違う面もある。
<目次>
プロローグ すべては評判で決まる
第1章 評価が高くても、評判が悪ければ意味がない
第2章 驚くほど少ない情報と言葉で、印象はつくられる
第3章 中途半端な立場の人ほど、高圧的になりやすい
第4章 結果を出す職場では、他部署の社員が油を売る
第5章 評判を高め維持する、シンプルな考え方と働き方
投稿元:
レビューを見る
世の中の多くの社会人と呼ばれる人たちは大小問わず、企業という組織体に所属している。会社を組織という枠で見れば、組織の中では「評価」より「評判」が大きな要素となることを本著は示している。短期的には仕事ができる人、いわゆる評価が高い人ほど組織には善となる。しかし、長期的には人の噂が先に立ち、結果を出す人よりも、その結果を出していくプロセスが重要視されてくるという視点が面白い。
評判というのは難しいものであるが、究極的には人や物事に真摯に、謙虚に対応できる人が評判が高くなると個人的には思う。なんだそんなことか、と思われるが、これがなかなか完璧にできる人が少ないと思う。人が組織として行動するのは、人一人でできないことを組織体として補い合いながら行うことが目的なのだが、組織体の中で自分がどういう役割を演じ、どう組織に貢献していくのか、それを個々のフィロソフィに形成するところまで突き詰めることは大変でもある。しかし、評判はそういう努力なしでは高めることはできないのも然りなのだ。
投稿元:
レビューを見る
ほんとにタイトル通りでした。
評価は一時的なもの。評判は永続的なもの。
人事配置は評判が決める。
確かに、自分が上司やったら、評判がいい人を抜擢するし。
仕事に対するモチベーションが下がってる人に読んでほしいな。
今、自分の目の前にある仕事をしっかりやろうと思った。
同じ会社にずっといるとは限らんけど評判は大事。
誰がどこで見ているか分からんしね。
結局、自分が誇りを持って仕事をやり遂げていけば。
見てくれてる人は絶対におるしね。
短期的な視点だけで評価の優劣で一喜一憂しても仕方ないし。
やるべきことをやろう。一歩ずつ。少しずつ少しずつ。
投稿元:
レビューを見る
ビジネスマンの評価は評価者の感性で決まる。自律型であると同時に協調性も重要であると言っている。ただ周囲や上司に媚びを売るということでは決してない。評判としいうのは非常に簡単につくられ、一度作られると帰るために長い時間が必要となる。これからの人材育成は、非常に難しい。人事部の存在に改めてフォーカスされる時代だ。
投稿元:
レビューを見る
ビジネスの場における「評判」の重要さを綴った本。
ともすれば「能力」よりも大事という位置づけとされている。
どうすれば、「評判」を高めることが出来るのか?
一方、どのような人の「評判」が悪いのか?
実に色々な気づきがあり、納得感も非常に高い本。
「評判」を高める必要性も痛感した。
評判の悪い人の実例としてあげられていた下記3点。
・自分の実力を誤認していうる
・自分自身を省みない
・自分の立場を理解していない
自分自身、改めて気をつけようと思った。
投稿元:
レビューを見る
・良い評判の人は、相手も顔がやわらか。人も集まってくる。
・人事部は見ていないようで見ている。人事部の存在を認められていな対。
・功⇒金、徳⇒地位を与える。
・ムードメーカー>仕事出来る人。ムードメーカーはみんなのmotivation up