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「人」を大切にすることとワークライフバランスという意味での「自分」を大切にすることにあらためて気付かされました。
共感することも多く、「よくぞ書いてくれました」と言う内容も多くあります。
特に20代30代に向けたメッセージもあり、自分の職場の周りの若者に読んで欲しいと思います。
いろいろと良くないニュースは続きますが、それはそれとして前を向いて日本を元気にしよう。そんな気持ちにさせてくれる本です。
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世に出回る「官僚」と名のつく本がネガティブ一色である中,元気の出る優れた手引書に出会えたというのが率直な感想だ。最適なアウトプットを生み出す極意が記されている。
先生対応,関係者調整,人脈術,時間管理術などの実際について,ディテールまで詳らかにされており,とてもイメージし易い。若手公僕必読の書ではないかな。さぁ明日から実践だ。
■緩急のつけ方
■プライオリティ付け
■余裕を失わない
■省内リソース
■理屈と直感のバランス
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ありきたりな表現だが、「キャリア官僚はやっぱりすごい」が読み終わって最初の感想。
自分のキャリア上の目標を実現するために何が必要なのか。そのヒントをもらったように思う。
恐れずにチャレンジすること。それが一番大切なことなのだろう。
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面白い。京大の総人出身の内閣府の方が書いた本。
勉強本というよりは、官僚になりたい人がその実態を認識して、それでもなりたいのか自問するために有用なのでは?
と思う。
留学しやすいのは大きな魅力だし、長時間労働や下積み時代のしんどさはマイナスの判断材料かな、と。
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読後備忘録
霞が関で最優先の仕事 法案作成、国会答弁作成
法案は各省折衝と交渉力が必要
一定の期限までに閣議決定を経て、
国会に法案を提出しなければ成立しなくなるので、必死になる
他の法律や前例などを根拠に少しでも有利な材料を
提示することにより論理的に説得できる方向を目指す
法案作りのプロセス
1.特定の課題について対策を審議してまとめる 12月まで
2.法案の骨子を固める 12月
3.法案を条文ベースで作成する 1~2月
4.法案について内閣法制局の了解を得る 2月
5.法案の中身について各省協議を行う 2月
6.法案を政府が閣議決定して国会に提出 3月
7.国会において衆議院、参議院の各委員会で審議 6月
8.国会本会議で可決成立 7月
政治家への説明のために与えられる時間は3分程度
担当する政策案件の背景、問題点、
打出そうとする政策の内容を簡潔に説明
1枚にまとめる →1枚紙
インプットというのはやり始めると際限ないので、
ハマりすぎないように気を付ける必要がある
特に担当分野の知識を多く身につけることは
仕事をしたような気になりますが、実際には
その知識をアプトプットできなければ社会に貢献する
という本当の意味で仕事になっておらず、
自己満足に終わってしまうため注意すべき
アウトプットを意識しながら厳選して頭に
刻み込んでいったほうが効率的
仕事の分類軸
縦軸 他人との共同作業、自己完結作業
横軸 頭を使って考える仕事、頭をあまり使わない仕事
コミュニケーション
仕事のアプトプットのスピードも人と協力すれば早くなる
まずは内部人脈をきっちり固めること(その中でも特に上司)
上司を一人の人間として、よく観察し分析すること
自分から情報発信することは面倒くさいが、
人脈を広げてくれる
人と会う前には十分に予習する
プレゼンテーションび上達は練習がすべて
読書
官僚は知識が勝負、1本の法律を作るためには、
百冊単位の書籍や資料を読みこなします。
多くの情報ソースから必要な情報を
ピックアップすることが仕事の基礎
新聞だけ読んでいても知識は深まらない
新聞はフロー情報、本はストック情報
読書をすることにより、自分の中に情報選択の基準や
モノサシを持つことができる。
フロー情報に触れた時、覚えておくべき情報や
より深堀りすべき情報が自分のアンテナに引っかかる
良質なストック情報に数多く触れることが
より自分のアンテナを高め、本質をつかむことにつながる
大量の本や資料を読み込む→速読方法
・スキミング
とばしとばしキーワードを拾って内容を把握していく方法
・フォトリーディング
毎秒1秒を超えるスピードでページをめくり、写真を撮るように
本��情報を脳に送り込む読書法
英語
英語を話す70%は非ネイティブ
最小限のボキャブラリーとシンプルな英語
→グロービッシュ = グローバル + イングリッシュ
勉強するにはまず目標設定する
リスニングから始めるべき
読後感想
仕事術というより、官僚の方の仕事内容がわかってよかった。
官僚は仕事が大変で徹夜が多いということを聞いたことがあるが、
なぜそうなるかが理解できた。
インプットとアウトプットの考え方は正にそうだと感じた。
官僚の方の仕事内容について読み、
日本を支えている人たちなんだなあと思いました。
個人的には官僚は多少の天下りがあったり、
もっと待遇もよくしたりしてもよいのではないか、
そうしないと優秀な人が日本を支えなくなっちゃうと思っていたのですが、
その考えは変わらなかった。
政治のことは全くの勉強不足ですが、
ただ、正直、答弁作成とかは非効率で面倒くさいなあと思った。
あまり、知識のない政治家が国会で答えられるように準備するとか
仕事が2重になっているような気がした。
官僚の方々がそのまま答えたりすればよいのにと思った。
でもそれが今の制度。
そういう意味では
国会答弁はまるでドラマや演劇、プロレスのようだと感じた。
官僚の方は実務を進めていく中で、
ごく短時間でその台本も作成しなくてはならないのかと感じた。
読書についての、他人の知識や経験をギュッと凝縮して得られるのが
読書等の考え方は文中に勝間さんと出てきていますが、
勝間さんの考え方と同じだなと思った。
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読書時間 155分 読書日数 7日(アウトプット 175分)
霞ヶ関の事務官として働く著者が、過酷な労働条件が課せられるなかで「いかに効率よく成果を出すのか」「そのなかで、豊かな人生を生きるための心構えとは」など、これから20代・30代の働くビジネスパーソンに向けられた本。
<気になった要点>
忙しくカリカリしている人よりも、余裕がある人のほうが周囲からも「仕事ができる」と高く評価される⇒効率よく仕事をこなしてこそ、プライベートで充分な時間を割く事ができ、またそれが仕事面でも質の高いアウトプットを生み出す。
<1日の仕事内容の決め方>(この項目は、自分自身意識していて仕事をしている)
①1日の仕事をTODOリストに書き出す
②自分だけで完結する仕事と他人が絡む仕事に分けて「他人の絡む仕事を優先的に」処理する
③午前中は頭を使って考える仕事を行う
④資料の作成は可能な限り文字数を抑えて、ひとめ見て分かりやすい資料とし、添付参考資料も出来る限り最小限に抑える
⑤案件は処理が終わったら線で消す
⑥自分のみで完結する仕事を最後にする
⑦次の日の予定を新たに書き出して1日は終了
担当分野の知識を多く身につけるということは、仕事をしたかのような気分になるが、実際にその知識をアウトプットできなければ社会に貢献するという本当の意味での仕事になっていない
→アウトプットを意識しながら厳選して頭に刻み込むほうが効率がよい
年間3冊以上のビジネス書を読むだけで平均的なビジネスパーソンを上回れる。
1日10分勉強すれば、平均を上回れる。
飛ばし読みを心がける⇒つまみ食いでよい※新聞も本も「自分にとって必要な知識を吸収するために」行っている以上、新聞と同様飛ばし読みでよい。
世界の英語人口は14~15億人だが、ネイティブは4億人に過ぎない⇒非ネイティブ同士がほとんどなので、「最小限のボキャブラリーとシンプルな構文を使った英語になる。⇒英語の敷居は下がっているので、英語の苦手な日本人にとって、非常に心強い。
正確な英語を使用するのではなく「コミュニケーションをとる」ということに優先させた場合には、文法の間違いを気にしているより、「外国人の名前をきちんと覚えたり、にっこりしたりする方が大事
<感想>
新聞よりも書籍を読むことの重要性や、話し方の極意についての意外な考え方など、勉強になった箇所がたくさんあった。また最近は英語ブームが来ているようだが、自分はとかく避けてきていた。しかし、「話すことや笑顔を作る方が大事で、グロービッシュといった不完全な(?)ものでもかまわない」という考え方があることも知った。英語の勉強については何のために行うのかがはっきりしないので、先になるとは思うが、キッカケにはなりそうだ。
今の日本は経済力が低下したことや旧来の幸せモデルが崩れたこと自体が問題ではなく「それについて悲観しているメンタル部分」が問題である。でも「チャレンジし続けた人間」が成果を生み出しているので、今の地位に安住することなく挑戦することが重要であるので、今時分に出来る何か新しいことはないか、少しでも探して生きたいと思う。
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ToDoリストの処理順番
●『「他人との共同作業」vs「自己完結作業」の軸』と『「頭を使って考える仕事」vs「頭をあまり使わない仕事」の軸』の2軸4象限に分ける
●午前中は「他人との共同作業」かつ「頭を使って考える仕事」を優先
●午後は「他人との共同作業」かつ「頭をあまり使わない仕事」を行う
●最後に「自己完結作業」かつ「頭を使って考える仕事」を行う
■2.大量の仕事を出来る限り速く処理する
これまで、官僚の主な仕事を紹介してきましたが、現代の仕事(特にホワイトカラーの)の多くに求められるのは、質より量、特にスピードではないでしょうか。少なくとも、私の官僚の10年間の経験で言えば、仕事の質は失敗なく処理することであり、それ以外の成果物の質については、一定のレべルを満たしてさえいれば、それほど問題になりませんでした。むしろ、大量の仕事を時間内に処理すること、それもできる限り「速く」処理することが求められていました。遅ければ終電を逃してでも、また睡眠時間を削ってでも処理しなければならなかったため、仕事を速く処理することは、(自分の健康を守るためにも)至上命題だったのです。
専門家と議論するためには読書は必須
常に知識を頭に詰め込む必要があるため、官僚の多くは読書家が多いです。特に、この傾向は、実際に外部の専門家などと直接会って議論することが多い課長以上の幹部に顕著となります。私が尊敬する官僚の先輩の多くは、例外なく読書家でした。事前知識や経験の有無に関わりなく、その分野の担当者となったからには、その分野の書籍や専門書を読破し、知識の集積を一気に図ります。その上で、外部の専門家から問題点や対応策をヒアリングするのです。このように、知識が勝負の官僚は、常にインプットが求められるのです。
5.重要度を伝えるFAX活用法
FAXのメリットは、以下の通りです。
1、本人が忙しくても同じ部署の方が本人の机に置いてくれる(高確率で本人に届く)
2、必ず紙の状態で渡されるので、プリントアウトする手間が省ける
3、メールと違って、埋没する可能性が少ない(物理的に、目立つ)
私は急ぎで、かつ重要案件については、メールで送ることができるものについても、FAXを活用します。このアナログ感が、重要度を伝えてくれます。
仕事の本で使えるフォトリーディング
自分の興味関心のツボにはまるような本は、パラパラめくった後の活性化の段階で一字一句読んでしまい、ついつい普通の読み方になってしまいます。逆に言えば、興味がないけれども読まざるを得ない本については、仕事のように淡々とフォトリーデイングの技術を当てはめることになるので、「難解な本、まともに読む気にならない本ほど速読効果が高い」と言えます。
■7.TOEIC900点突破術
私が行ったTOEIC900点突破術をごく簡単に述べれば、(1)TOEICを実際に受けてみて、(2)自分の弱点を把握し、(3)弱点分野を中心に対策(問題集など)し、(4)再び受験する、ということに尽きます。そのサイク��は、早ければ早いほどいいです。TOE1Cは年に8回受けられますから、何回も受ければいいのです。というより、何回も受けるべきなのです。次のTOEICまでにこの問題集をつぶす、ということを目標にして、何度も(1)~(4)のサイクルを繰り返すのです。早い人は少ないサイクルで目標点に達するでしょうし、遅い人は時間がかかるという違いだけです。最終的にはリスニング、文法、リーデイングのどれもバランスよく取れなければ高得点は望めませんが、最初のうちは苦手分野に集中した方が、スコアの上がり方は早いと思います。
【感想】
◆本書はその第1章の最初で「霞が関で最優先の仕事とは」と題して「国会答弁作成」について言及されています。
私たちがよくテレビで見かける、国会における大臣の答弁の原稿を作る作業がそれ。
とにかく時間との勝負で、かつ、期限までに必ず完成させなくてはならないため、かなりハードなよう。
著者の久保田さんも、1度体調が悪い日にほぼ徹夜で国会答弁を書き上げた翌日、国会内で倒れたことがあるのだとか。
◆そんな作業を効率的にこなすための、様々な工夫をまとめ上げたのが本書になります。
本筋である「仕事術」のみならず、「人脈術」「読書術」と下記目次にもありますが、これらは最終的には「仕事」に直結するもの。
逆に、「英語術」は上記ポイントでも挙げた「TOEICの攻略法」と、英国留学時における「コミュニケーション法」(会話)がメインであり、仕事や官僚はあまり関係ありません。
久保田さんは留学前にTOEIC900点を突破していたのですが、最も力を入れたリスニングに関しては、本書ではオススメ教材がいくつか紹介されています。
英単語・熟語ダイアローグ1800
⇒TOEICレベルの1800語をカバー
戦略的TOEFLテストボキャブラリー 完成編
⇒こちらはTOEFLで出題されるようなトピックを網羅
実際に使われていた教材のためなのか、ちょっと古いのがアレですが……。
◆後半の第5,6章では、一転して(?)仕事以外のプライベートや生活面へシフト。
この辺は、「仕事術」を期待して本書を購入された方には肩すかし気味ではあるものの、「官僚」だからこそ見えている「風景」があるのかもしれません。
何たって月の残業時間の平均が80~90時間、多いときは150時間で、残業代も3割出ればいい方」なのだそうですから、それは「ワーク・ライフ・バランス」について考えたくもなります罠。
久保田さんが留学した英国も、日本と同じ議院内閣制なのに、官庁は18時前後で退庁するのが普通だそうですから、やはり個人だけでなく、組織としても何とかしなくてはいけないのだと思います。
◆それにしても、本書はタイトルでヤラレました。
コンサルタントやCEO、起業家や大学教授の仕事術の本は多々ありますが、タイトルに「官僚」と付けた仕事術本は今まで目にしたことがなかったような。
実際、その忙しさは半端ないですし、短期間で異動があって、すぐに専門家並みの知識を持たなくてはいけないところなど、コンサルタントに近いとも言え��す。
もちろん、必ずしも久保田さんのスタイルで、全官僚が働いているのではないにせよ、「独自のワーク・ライフ・バランス」を確立されている働き方には、学ぶところが多いと思われ
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前に参加したプロジェクトKの講演会で司会を務めていた方の著書だったので手にとってみた。
仕事の処理術や勉強法のみならず、実際に働いている方の仕事とプライベートについても知れて参考になった。
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普段からビジネス書等を読んでる人にとっては、
特段新しい「仕事術」は得られないと思います。
個人的に興味深かったのは1章と4章。
1章では官僚の仕事は如何なるものかについて書かれているわけですが・・・
いくら官僚が効率的な仕事術を見につけても、
政治・行政システムが効率的でないため、非常に無駄が多いなと感じました。
そして、官僚の仕事内容を知れば知るほど、なんなんだコイツラはと。
国会答弁作成テクニックって・・・
テクニックじゃなくて中身で議論しあえよと思ってしまいます。
一方の4章。
こちらは官僚云々というより、著者のMBA留学に関する経験談。
英語勉強中の身にとって、実際の“現場”では何が必要で何が不必要なのかと
いうことがなかなか分からないので、勉強するに当たって役に立ちます。
まさか本書で「グロービッシュ」に遭遇するとは。
官僚はみな悪人とばかり思ってましたが、著者のような志高い官僚もいるもんなんですね。
プロジェクトKには是非頑張って欲しいです。
ちなみに、本書で一番記憶に残ったのは、
英語版ドラクエでは「インパス」が「X-ray」と訳されていることでした。。。
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スーパー激務の官僚の仕事術のノウハウが書かれている。
早速上司との人間関係や、業務の多さに圧倒されている僕にはとても参考になった。
霞ヶ関で出世している人は例外なく読書家というのが印象的だった。自分もこの本をスタートにして知識の吸収にどん欲でありたいと思う。
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ゲームの攻略本で本を読むクセが~の件あたりが個人的にとっても共通点でヒットしてしまった。いわゆる成功するためにはこういう努力しましょうとかではなく、いい精神衛生の保ち方を実践するだけでだいぶ違うよ!っていう感じが伝わる本だった。著者がそれを意図して伝えようとしているかはわからないが。
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テレビを見ない、新聞を読まない、は賛成。
確かにアウトプット思考で逆算して仕事するのが合理的だし、そうでなければやっていけないとおもうけど、セレンディピティはない人生かも。
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各種の自己啓発本から学んだ方法を、著者の体験を元にエッセンスを凝縮して紹介といった感じ。
体験に裏付けられているので、その分、説得力がある。かつ、読書術や英語術に対する考え方は共感できるところも多い。
自分の能力を伸ばしたいけど、どうすればよいか分からない場合の取っ掛かりとして、参考になるのではないかと思う。
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最小のインプットで・・・というだけあって、本文中には主張したいセンテンスが太字で表示されており、目次と太字だけ眺めれば最低限のことは抑えられる構造になっている。
<印象に残ったフレーズ>
情報に振り回されないためには、
情報の取捨選択のモノサシを持つべき。
読書により、良質なストック情報を蓄積することが重要。
これにより、フロー情報の見方が変わる。
具体的には、フロー情報を見た際、深堀すべきポイントや
覚えておくべきポイントが自分のアンテナに引っかかるようになる。
仕事においてもヒト・モノ・カネを意識する。
アウトプットイメージをしっかり持ってインプットを行う。
自分でコントロールできる仕事は、効率よく実施する
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官僚がどんなものか、どんなことを考えてるか知ることができて面白かった。著者的にページ数が足らなかったんじゃないかと感じさせるので、より掘り下げた内容の次作にも期待したい。