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タンタンがコンゴ(エルジェ執筆当時ベルギー領)を舞台に無邪気に大活躍。
シリーズの見せ場でもある、謎解きや悪党をやっつける展開はサイドに退き原住民との交流を描いているが、『青い蓮』にも感じる著者の視点に胸中のわだかまりは消えない。
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タンタンが、悪党が溺れたところで間髪入れずに「神にめされたか」とコメントを放つあたりで慣用句なんだろうが笑う。
しかしエルジェの絵はキュートで、しわの描き方もゆったりとしている。だけど平坦な画面の中で、平坦なりにダイナミックな動きがあって…というむしろだからこそ、本当に惚れ惚れするようなムードを作り出している。
注釈にある通り、今見ると悪趣味。スピルバーグが映画にするのもなんとなくわかる。
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『タンタンの冒険旅行』第22巻。
原書の刊行順では初期(第2巻)の作品だけに、現代ではふさわしくないと思われる表現もあり、冒頭に編集部からの注釈が入っている(黒人を未開の地の人々として描いた点や、野生動物を躊躇いなく狩猟していく点について)。
それを受けて、今巻には珍しく訳者・川口恵子による「大人になってから読んでほしい訳者あとがき」がついているのだけど、作品の漫画としての素晴らしさや、本作品が本質的な意味でアフリカ蔑視にはなっていないという思いが語られており、作品をより楽しむ助けになっている。
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黒人差別に横柄な白人の態度、自然動物を銃で撃ちまくって皮を剥ぐなどなど…。
良くも悪くも、1930年に刊行したコミックだなあ…と納得。
まあ、当時の時代背景を念頭において読みましょう。
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タンタンシリーズ22作目
☆冒頭の「読者の皆さんへ」には、「皆さんにぜひとも知っておいてほしい二つの問題が含まれています」とある。そこには、「コンゴの人々の描き方」と「タンタンが動物たちを次々と撃つシーン」について、編集部による注釈が記されている。「歴史的に人間が犯してきた愚かな行為をもしっかりと見つめつつ、このシリーズを楽しんでいただければ幸いです。」
「『タンタンソビエトへ』に続く、シリーズの第2作目にあたる作品。少年記者タンタンと愛犬スノーウィは、今回は、アフリカンのコンゴへと船で旅立つ。コンゴでは、大歓迎を受けるタンタンだが、一方で、タンタンを目の敵にする白人の一味にねらわれる。猛獣に襲われたり、呪術師の罠にはまりそうになったり…。タンタンとスノーウィは、絶体絶命の危機を何度も乗り切って、ついには悪人たちを一網打尽にする。
読んであげるなら ―
自分で読むなら 小学中学年から」
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息子9歳4ヶ月
息子が喜びそうな本を、母が選んで図書館から借りてきています。時々息子リクエストの本も。読み聞かせほとんどしなくなりました。母はサミシイ。
読んだ◯
好反応◯
何度も読む(お気に入り) ◯
「また借りてきて!」◯
その他