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菱木晃子は大好きな翻訳家さん。どの本もハズレがない気がして。
ドゥンネは小さな事でも「あたしってしあわせ!」と感じられる女の子。でもその分悲しみも深いのです。お母さんを亡くし、親友も遠くへ引っ越していってしまいます…
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ドゥンネは一年生の女の子。初めは不安だった学校生活もエッラ・フリーダという親友がてき、毎日幸せでいっぱい。ところが、フリーダが引越しすることに。ドゥンネは幸せから一気に不幸せな気持ちに…。外からは見えなくても、日常の中で大きく揺れ動き、変化していく子どもたちの心。物語の中に会話文はほんの少し。描写からドゥンネの気持ちが伝わります。過去を振り返る構成のせいか、少しスーッと入っていけなままに終わってしまった感じもありました。鉛筆画の挿絵がぴったり。小学校低、中学年。
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ドゥンネは眠れない夜、羊の数を数える代わりに「あたしって、 しあわせ!」と感じた時のことをひとつずつ思い出します。そんな彼女の回想は、幸せな事ばかりじではありません。時には母の死や、親友との別れなど、悲しい体験も思い浮かばせるのです。それでも幸せを感じることの出来るドゥンネ。その心の在りようと小さな出来ごとの一つ一つは、きっと読む人の心も温かく包んでくれるでしょう。北欧の国スウェーデンの人気作家コンビが手掛けた絵物語です。子供の情景を率直な文章とユーモラスな描き出したこの物語は、生きる喜びが満ちています。
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初めて読んだ作家でしたが、とても好感が持てました。
1年生になって、友だちができるかどうかの不安な気持ちがうまく書かれていました。日本の子どもだろうと、スウエエーデンの子どもだろうと不安は一緒ですよね。
挿し絵の子どもたちの表情もとても愛らしくて、お話にあってました。
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エヴァ・エリクソンはだいすきな画家さん。
なかのさし絵もひとつひとつみんな表情がすばらしいです。
仲良しの友だちエッラがひっこしてしまって悲嘆にくれるドゥンネ。じつは家庭でも、かつておおきな悲しみがあったことが、読み進めていくとわかってくる。
でも、悲しみにくれて学校でケンカをしちゃったり、ケガをしたり、いろいろあるなかでも、ドゥンネは、またまわりの子と少しずつ仲よくなったりして、たのしいことをふやしていく。
子どものたましいの躍動感が自然に描かれていてとっても好き。ドゥンネを見まもるお父さんや、学校の先生もいい。
はやくまたエッラに会えるといいね。
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友だちができなかったらどうしよう――不安でいっぱいの新1年生ドゥンネは,エッラ・フリーダと仲よしになってから,何をするにも毎日いっしょ.ところが,とつぜんの引っこしで2人はバラバラに.泣いてばかりのドゥンネが,もう一度元気をとりもどすまでを,けなげに語ります.スウェーデンの名コンビによる絵物語.