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ゲッチョ先生のイモムシ探検記

ゲッチョ先生のイモムシ探検記 みんなのレビュー

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紙の本

イモムシのFacebook?

2012/04/29 17:32

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 イモムシの「顔」が並ぶ表紙。よくみると味のある顔ですが、嫌いな人には「ごめんなさい」な図柄でもあります。
 虫嫌いの学生は多い。虫の中でもイモムシが嫌いな者も多い。そんなところからゲッチョ先生はイモムシを見つめていきます。虫嫌いの学生を「虫屋」という正反対の人種にあわせてみる。結構そういう人間にも興味を持つ、というところから虫に近づけていくというゲッチョ先生はけっこう「知能犯」です。

 スズメガ類の話が多いのは巨大なイモムシが多いからでしょう。特にクロメンガタスズメ。背中に髑髏マークを背負っているガとは、なんとも妖しい魅力です。成虫であるガを採集するためにミツバチに襲われたり、公園を「食草採り」で徘徊したり(大きいだけに幼虫のエサも沢山必要)と、相変わらずゲッチョ先生も「怪しい魅力の」存在ではあります。
 いつもどおり的確な著者のスケッチなのですが、イモムシには紫や黄色など派手な色彩のものも多いので、今回ばかりは「色つきだったら」と思うものも多くて少々残念なところもありました。

 表紙のような「幼虫頭部」は後半にずらりと登場します。イモムシFacebookとでもいいたい「幼虫頭部」の図鑑風です。
 植物でも昆虫でも、採集をすると標本を残すというのが一つの「成果保存」方法なのですが、イモムシは標本が作りにくい。それでゲッチョ先生が考えたのは「脱皮したあとの抜け殻の中でも一番固い」頭部を集めることでした。
 並べてみるとそれぞれ結構ユニークで面白い。ゲッチョ先生の感想の言葉もとても楽しく弾んでいます。幼虫の段階によって色も形も変わるものもあるので、それを並べてみても面白そうです。ここでイモムシを探して顔を見てみよう、と思ったらもうゲッチョ先生の思うつぼなのかも。

 沢山のイモムシ、それに成虫のガ・チョウが登場してきます。どの虫の話も面白いのですが、後で「あれはどこにあったっけ」と読み返そうとしても索引がありません。仕方なく自分で作ってしまいました(これで何度目かになります)。ほぼ同時期に著者の本が別の出版社から出ているのですが(こちらはシダ)、それにはちゃんと索引と参考文献がついています。取り上げた生き物に違いはあるものの著者の書き方はそれほど違っていないので、この違いは出版社の姿勢なのでしょう。個人的にはかなり残念なので、内容的にはいつも変わらず面白けれども、索引のない分、星一つ減です。

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2012/06/14 21:20

投稿元:ブクログ

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2014/11/24 18:01

投稿元:ブクログ

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