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紙の本

石森章太郎の単行本デビュー作として有名な話

2013/06/01 18:59

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る

石森章太郎(この本が描かれた時のペンネームの方がふさわしいと思い、このように表記する)のデビュー作と言えば『二級天使』であるということは有名な話だろう。このデビュー作に始まり、石森の作品の多くは、雑誌を最初の発表媒体としているものが多かったように思う。
それでも、単行本描き下ろしというのもないわけではない。大家と呼ばれるようになり、『マンガ日本経済入門』がヒットしてからはしばしばあったと思う。
だが、この『火の鳥風太郎』はその手の描き下ろし作品とは違う。
まず、発表年代が1950年代であること。
そして、ハードカバーの子ども向け漫画文庫と呼ばれたシリーズの1冊であるということ。
さらに、時代ものであること。
そう、石森もこのような作品を描いた時代があったのだ。

トキワ荘世代の種々の記録・文章を読むと、この単行本描き下ろしは、石森が当時非常に高価だったステレオ・プレーヤー・セットを購入したいがために、一時的に高額の原稿料を得られるから行った仕事だったらしい。動機はどうであれ、1冊の単行本とするために描き切ってしまうというところが、石森の才能を現わしているように思う。
今から見れば、稚拙なところや、いかにものストーリーという感じもなくはないが、時代ものに冒険譚や伝奇的な要素も織り込んであるので、それなりに面白く読める。

この限定盤BOXは、当時の本を復刻した形になっているので、ハードカバーで、カラー・ページがあり、広告ありと、雰囲気が出ているので、それだけでも面白い。きっとオリジナルをリアルタイムで知っている人ならば懐かしくなるのではないだろうか。
さらに、「石ノ森章太郎初期短編集」と題された特別付録も付いている。これには、デビュー作「二級天使」に、同時期の少女漫画雑誌などに載った短編が2つと、「解説」と題された関係者らの文章が収められている。

こんな本を今更読みたがるのはきっとオジサンたちなのだろうが、そのオジサンたちの懐かしさの心を刺激するに違いないBOXだろう。

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