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男子寮もの、というジャンルがある。作者が男性か女性か、男性向きか女性向きかでニュアンスはかなり違うが。少女マンガだと「トーマの心臓」「風と木の詩」「ここはグリーンウッド」「どいつもこいつも」「メンズ校」、男性向きマンガだと「右向け左」「ツルモク独身寮」とか。BLだとその設定は死ぬほどあるが高井戸あけみ「ブレックファースト・クラブ」シリーズが私の好み。
純文学でも本物(ガチホモ)や腐女子だと当然読み方は変わってくる。ヘッセ「知と愛(ナルチスとゴルトムント)」や芥川賞受賞作「草のつるぎ」(自衛隊物)も今私が読んだら腐男子(腐兄)フィルターで楽しめそう。
コンビニで偶然見付けたこの本、設定を帯で知った途端レジに直行した。内容は男性作者(これが初単行本だそう)で男性向けなのだが、寮長ホモ疑惑ネタや主人公褌シーンまであり、俺得である。現役男子寮生からノンケ男子だけでなく、腐女子や腐男子(腐兄って今言わなくなったの?)、ガチホモも楽しめる全方位外交。
私は女囚映画も好きです。最高峰はもちろん梶芽衣子「女囚さそり」シリーズ。特に1作目は梶芽衣子さまのB地区露出やレズシーンもあり、未見の方にはオススメ。だから私はノンケですってば!