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娘の学費の調達の傍ら自己のルーツを求める旅に出た筈が変死を遂げた父−その死の裏に隠された真実とは?そして彼のルーツとは?自己の本質に関して問う機会を与えてくれた一冊。
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「松前に行く」と言い残して余市を出た男が、加賀の海で死んでから5年。再度その足跡を辿ることになった浅見光彦は、男が残した土人形を手掛かりに、松前から北九州・津屋崎に向かう。加賀を中継したルートは、かつての北前船の航路だった。親に捨てられた男の哀切な運命に秘められた、壮大な謎の帰着点とは。
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554ページの長編だった。
浅見シリーズはテレビドラマでは見たことがあったが、
実際に本で読んだのは初めてだった。
これだけ売れている作家だしシリーズなので
読みやすさは太鼓判である。
地方の細かな描写や歴史など
本当によく調べられていて読み応えは十分であった。
内容的には、犯人はその人だったのかぁ~。
ほぼ出場していない人だったので
予想だにしなかった。
その意味ではどんでん返しなのか?
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2018年3月23日読み始め。
2018年4月7日読了。
著者の訃報だが、3月13日に亡くなっている。83歳だったとのこと。
若い方々には馴染みが薄いかもしれないが、浅見光彦シリーズの原作者で、売れっ子作家だった時代があった方である。
私が著者の作品をブクログに挙げるのは、この作品(化生の海)が初めてだが、ブクログを始める以前に相当数の作品を読んでいる。
この度、著者が永眠されたとのことで、久々に作品を読んでみた次第。