投稿元:
レビューを見る
病魔に侵され共に余命いくばくもない、連続殺人犯とそれを追う刑事の物語。
自分の死を意識した時、人はどうするのか。きっと、それまでどう生きて来たのかを突き付けられるのだろうと思った。
なかなかの力作ですな。
投稿元:
レビューを見る
連続殺人犯とそれを追う刑事、それぞれが胸に抱く「使命」。死に直結した病魔に魅入られている両者だが、怯える刑事に対して殺人犯は死ぬことへの恐怖がない。生きること、死ぬこととは。
投稿元:
レビューを見る
11月-8。3.5点。
離婚した女主人公。久しぶりに大学のサークル仲間と会う。
大富豪となった、元彼に会うが、不治の病となっていく。
一方、捜査一課の敏腕刑事。家族を顧みず捜査を続け、
こちらも不治の病に。絡み合う二人。
相変わらず読みやすい。まあまあ面白い。
次作も期待。
投稿元:
レビューを見る
死に直面した者とその回りの人達の繋がりがとても感動的でした。
犯人の背景が徐々に明らかになっていく様も良い。
死について考えさせられる作品。
投稿元:
レビューを見る
亡き妻のために犯人逮捕に執念を燃やす刑事、蒼井。無理な事故死があり話の展開が却って今一になったようにも感じる。総合的にはまあまあだった。次回作を期待する。
投稿元:
レビューを見る
薬丸岳はやっぱり最高だ。文句なしに面白い。
作品ごとに違ったテーマがあるけど、今回は「快楽殺人」「児童虐待」そして「死」(「命」かな)。
重いテーマながら、ぐいぐい読ませる物語を書き上げてしまう。毎度のことだけど、すごい。
後半、何度も泣きそうになった。 刑事としての矜持に、子をもつ親としての想いに。
いやー面白かった。
投稿元:
レビューを見る
余命を知った2人の男が、この世に生まれてきた使命(死命)を果たすべく、またく真逆の行動をとる物語。
自分の使命は何なのだろうか?考えさせられる作品です。
投稿元:
レビューを見る
用意されているシチュエーションや材料はとても興味をひくものだけれど、もうちょっとそれぞれを細かく掘り下げて欲しかった。トラウマの原因となった描写や、主人公がなぜそんな状況に至ったか?など。最後まですこし波長を合わせるのが難しかった。けれどすっと読めるのはオススメ。
投稿元:
レビューを見る
ひとそれぞれ持っている「死命」----- 。
自分の命の終りがわかった時、人は残りの時間をどうやって
生きるか。
妻との約束を守るため、生涯警察官を続けるか。
快楽を追い求め、大事な人に隠しながら殺人という罪を犯すか。
皮肉にも、追う側と追われる側の悲痛な二つの「余命」が交差する。
投稿元:
レビューを見る
自分が余命幾ばくもないと知ったらどういう行動をとるのだろうか。人の本心や本性は分かりにくいし、怖い!って思わせるサスペンスです。
投稿元:
レビューを見る
両親から虐待を受けて育った榊信一は大学時代に幼馴染であった恋人・山口澄乃を絞殺しかけ、自分の中に眠る殺人願望に気づく。
自分が病に冒され余命僅かと知った信一は、欲望に忠実に生きることを決意する。
それは連続殺人の始まりだった。。。
ん~、路線変更途中?変更終わり?どう受け取ればいいのでしょう。
ミステリではないし、エンタメとしても薄いですが。
大体、事件以外の人死にがこれだけ集まる偶然が、とにかく私は許せないのですが。
薬丸さん、どこへいってしまうのでしょう?
投稿元:
レビューを見る
死を前にした二人の男。かたや殺人犯、そしてそれを追う刑事。連続殺人に秘められた過去と現在・・。
なんか・・・、正直物足りない。「薬丸岳」はもっと読ませてくれる作家さんだったと思ったけど・・・。重いテーマや過去、登場人物たちの想いが複雑に絡まりつつ、やるせない心情を描く魅力があったはずなんだけど・・・。
印象として「軽い」。色々感情移入できない部分があったり、あと、あの澄乃の最後のセリフって・・?もっと伏線や納得のいく言葉があったのでは?重要人物だったのにえらく軽かったなぁ・・。
読みやすい作品でしたけど、薬丸さんに期待していたものは得られなかったことが残念でした。
投稿元:
レビューを見る
『死命』というテーマを思うと、内容自体サラッと描かれ過ぎている気がする。登場人物の心理描写をを巧みに描く薬丸さんの作品にしては深みに欠ける。
投稿元:
レビューを見る
同じ時期に余命を宣告された二人の男。死ぬ前に自分の人生をもっと価値のあるものにと、殺人願望に従い女性を扼殺し続ける、榊 信一。亡き妻の思いに応えるために残された家族との時間をも犠牲に執念で犯人を追う刑事、蒼井。
おもしろくすらすらと読み進めたが、物語のカギとなる澄乃が信一とひどい思い出とともに別れた後の再会で、すぐに信一を一途に愛するところが疑問に思えた。
投稿元:
レビューを見る
犯罪者と、それを追う刑事とが死にゆく運命にあるというシチュエーション。なかなかありえない話だと思いますが、それなりに最後まで楽しめました。
もっと泣けるかと思いましたが、淡々とエンディングを迎えます。