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読んで良かった。まだ、全然まったく先が読めない。この巻で、
世界はいっぺんしたのだけど、はてさて、どうやって帰還するのだろうか。
楽しみなのである。つづき、楽しみなのである。
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え?マイクル・クライトンって、亡くなったよね??
で、新刊って?
この装丁、タイトルは「マイクロワールド」??
てなわけで、おっかなびっくり手にしてみた。
「・・・四分の一ほど書きかけた別の長編の草稿と、手書きのメモ、アウトライン、資料等も発見された旨が発表された。」(訳者あとがき)
で、残された資料をもとに、「ホット・ゾーン」の著者で、クライトンの長年のファンだという、
リチャード・プレストンが完成させたのが、この作品とのこと。
ハーバード大の院生7人(昆虫学・植物学・動植物毒学など研究)が、
ある特殊な技術で、2cm程のマイクロヒューマンに縮められ、
ハワイの大自然の中に放りだされる。
もとの大きさに戻るには、生き延びて、再び研究室に辿り着くしかない。
蟻に蜘蛛、オオムカデに寄生蜂や蚊や蝶や蛾や蝙蝠・・・・
うげげげげ・・・・その他、捕食系以外もたくさん出てくる出てくる・・・
たかが雨粒でも、2cmのマイクロヒューマンには脅威!
こんなところで生き延びられるのか???
で、下巻へGO!
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期待度120%で読み始めましたが…。「タイムライン」と展開がそっくり、盗作じゃないの?と思ったら「タイムライン」もマイケルクライトンだね。死後パソコンに残っていたそうだけど実は没原稿?でもそこそこ楽しめます。実際★4つだし。映画化希望!
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体が縮小しても身体や精神の機能は元のままのようだから,体の構成原子の数も変わっていない,つまり体重が元と同じとすると,体が小さくなった分密度が数十倍になっていることになる.筋肉や骨は鋼鉄以上に強くなっている.巨大な蟻にかまれたくらいでは傷も付かないだろう.とするとストーリーもおかしいことになる.疑問点を考え出せばきりがないからそんなことは忘れることにしよう.
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「クライトン&プレストンの最初で最後のコラボ」
訳者による解説の冒頭の一節である。
マイケル・クライトンと言えば、『アンドロメダ病原体』の、だろうか、『ER』原案の、だろうか、やはり『ジュラシック・パーク』の、だろうか。それとも(個人的には未読だが)『ディスクロージャー』や『ライジングサン』の、なのだろうか。ともかくも異才である。最近のものは読んでいなかったが、2008年、66歳で亡くなったときには、早すぎる死、と思った。
クライトンが亡くなった際、『パイレーツ-略奪海域-』がほぼ完成された状態で、そして本作『マイクロワールド(原題はMicro)』の草稿(全体の1/4ほど)とメモ・資料が見つかった。
これを書き継いだのがリチャード・プレストン。クライトンに比べたら知名度は低いと思うが、1995年に出版された『ホットゾーン』(エボラ出血熱の原因ウイルスやその近縁種マールブルグ・ウイルスを題材としたノンフィクション)は世界的ベストセラーとなった。その後、小説『コブラの眼』、ノンフィクション『世界一高い木』等を上梓している。
ストーリーとしては比較的単純である。
物体をマイクロ化する技術を手に入れたハワイのベンチャー企業の社長が、大学院生7人を研究者として自社に雇い入れようとする。だが彼は邪悪な性格であり、大きな陰謀を企んでいた。彼の悪辣な計画に気付いた院生たちは、口封じのためにマイクロ化装置に掛けられてマイクロヒューマンとなり、ジャングルに放り出される。人がマイクロ化されたままで生き延びられるのは、副作用のため、おそらく数日。タイムリミットまでに院生たちは社長の眼をかいくぐって施設に戻り、元の体を取り戻すことができるのか。
クライトンらしさとプレストンらしさが混在している印象である。
・院生たちの研究にさりげなく最新の研究を織り込むところ
・院生たちの人種がさまざまであるところ
・イケズな院生がいるところ
こんなところはクライトンらしい感じがする。
・最初の犠牲者の死に方が残酷で切れ味鋭すぎるところ
・詳細な描写
この辺はプレストンらしさか。
実際にはどの部分をどちらが書いたかは詳細には明らかにされておらず、訳者も知らないようである。
(下巻に続く)
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昆虫嫌いには無理な本
映画にしたら、スプラッターものかも(^^;
ちょっと最後あたりはチープな感じがしたが、
全体的には面白かった。
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最先端技術によって1/100サイズに縮小された主人公一行が無事生還できるかまでを描いた物語。体長2センチほどになった登場人物がジャングルと化した植物園を舞台に繰り広げる冒険行は「ミクロの決死圏」と「ジュラシックパーク」の合成世界の雰囲気。
縮小技術についての説明が殆どなく、縮小によって生じるパラドックスも解決しないためにSF的なものよりも江戸川乱歩の倒錯的な感じが漂ってしまうのが残念。
下巻の展開はどうなるのか。
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非常に面白い。展開が早いうえ、主人公と思っていた登場人物が早めに死亡するなど展開も意外。昆虫との戦いも非常に面白い。
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マイケル・クライトンの遺稿という事で、興味を持ち読み始めた。
ストーリーは、今一歩クライトンらしくない…
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マイクルクライトンらしいSFで、徹底したリサーチと細やかな考察でリアルに描写している。
未完の本作の結末に違和感が出ないことを期待しつつ、下巻へ。
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M.クライトンの遺作のSFアドベンチャーサスペンス小説。
導入部の奇怪な殺人事件から一気に引き込まれるのは、さすが巨匠の作品です。
人も物もそのままの機能や形状でマイクロ化するところは、さすがに荒唐無稽ではありますが、
マイクロ化した後の世界観はリアルっぽく、異世界でのサバイバルも説得力があります。
悪役のキャラが自己破滅的な感じがするので、オチはあっけないのではという危惧はありますが、
下巻でもこの異世界のサバイバルアドベンチャーを十分堪能したいと思います。
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ミクロの世界のアドベンチャー。
体を小さくしていってみたい、ジャングルの中。
展開的にはちょっと強引な感じはするけれど、ジャングルの中で、昆虫たちと格闘、縮小されたのが、生物学などの学生であるから、その知識を使って冒険するところがたまらないです。
下巻はますます期待できそう。
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故マイクル・クライトンのMacの中に四分の一の草稿が残されていたそうだ。昆虫より物や人間を小さくするテクノロジーを開発したNanigen社に招待された大学院生達。驚異の世界に置かれた彼ら達の生存への自然への戦い。それに加えてNanigen社は刺客を送り込んできた。彼らはどうなるのか。
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大学で生物学を専攻する大学院生ピーターは、ある日新薬開発のベンチャー企業の重役である兄の訪問を受ける。仲間の6人の大学院生と共にリクルートされたピーター達は、ハワイの研究所に招かれるが、その出発の前日、ピーターの兄がボートの事故で行方不明になる。兄からは謎のメールが届いていた。
「くるな」
兄は生きているのか?事故なのか?殺害されたのではないか?
兄の事故の真相を探っていると、ベンチャー企業のCEOが怪しいことがわかってくる。
CEOと対峙すべく、ハワイに乗り込んだピーターと仲間達は、逆にCEOに捉えられてしまう。
ベンチャー企業で開発された「テンソル・ジェネレーター」によって身体を2cm弱に縮められたピーター達は、ハワイの密林に放り込まれる。48時間以内に「テンソル・ジェネレーター」で元の身体に戻らないと、副作用で死を招くらしい。
密林の中で、昆虫・鳥・コウモリなどの捕食生物から身を守れるのか?
48時間以内にテンソル・ジェネレーターがあるベンチャー企業へ戻ることはできるのか?
生物学の専門知識を活かして、大学院生7人の必死の脱出が繰り広げられる。
マイクル・クライトンの未完の長編を、エボラ・ウイルスの恐怖を描いた『ホット・ゾーン』のリチャード・ブレストンの手で完成させた作品だそうだ。
「怪しい」と疑っているCEOの誘導に、うかうかと「テンソル・ジェネレーター」にみんなが乗ってしまうのは、ありえない…とは思うけれど、そこは目をつぶらなければこの作品は始まらないわけで…。
密林でのサバイバルはハラハラ・ドキドキ。ページをめくるのももどかしいくらいに、これからどうなるの???
上・下巻を2日であっという間に読了してしまった。
おかげで寝不足です。
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SF。スリラー。冒険。
クライトンの死後、パソコンから発見された未完の遺稿を、ライターが書き継いだ作品とのこと。日本でいう伊藤計劃・円上塔『屍者の帝国』的な感じなのか?
基本的には、ジャングルを舞台とした冒険もの。
植物や昆虫が好きな人は、主人公の大学院生たちの薀蓄も楽しめるかも。自分はとても好き。
個人的に、プロローグのインパクトある一場面のおかげで、一気に物語に引き込まれた。
このまま下巻にも期待。