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昨今、原発の問題など何かと話題になるところ•気になるところだったので思わず手に取った...。
原発を止めると火力がフル稼働になる、との話は以前聞いたことがあった。
そのため原発は必要悪とする見方もあるだろうし、
別な方向性として再生可能エネルギーで原発分の電力補填を!という見方も当然あるとおもう。
本書はそんな後者、もしくは後者の考え方に興味がある人には取っ付き安く読みやすい新書なので良いと思った。
繰り返しになるが、
現体制で原発を止める、すると火力をフル稼働(にせざるを得ないということ?)
じゃあ、
発電のための資源は輸入頼み、
外国のように地続きでの電力そのものの輸入が難しい日本でどうするの?
太陽光発電は日本には不向き?
省エネが進んで、人口が減っても消費電力量は増えてく?
中国、インド、ASEAN諸国、ブラジル、インドネシアなどが、2050年におけはり一人当たりの電力消費量は今の日本並みに?
現状、
再生可能エネルギーの発電量順は、
バイオマス、地熱、太陽光、風力、潮力...でも生産電力は国内消費電力量の1%(ある?うろ覚えだけど本書のデータだと無いような)
本書では長期的な視点に立って電力生産を考える場合に大切な点として下のの四つの点をポイントとして挙げている。
計画生産。
独立性。
適性電気料金。
安全性。
電気代の値上がりも気になるけど、
上のいくつかもしくはこれからまだ出てくるかもしれない他の発電方法をミックスしたとして、
これから日本のエネルギー比がどうなるのかも気になる。
個人的にはソニーのバイオ電池の話が面白かったので星四つで。