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チェック項目12箇所。しんどい働き方を根本的に考え変えていくには?給料は明日も同じように働くために必要な経費のみ。労働力は商品。医師の給料が高いのは医師になるための膨大な知識を身につけるために準備期間があるから。知識・ノウハウは普及しても気持ちは普及しない。楽しい仕事=興味が持てる仕事。長期的な資産を作る仕事は?労働力の価値を引き上げて資産を形成するにはその働き方ができる仕事を選ぶ・・・知識、技術、ノウハウの移り変わりが少なく積み上げしやすい仕事を選ぶ。変化のスピードが遅い業界を選ぶ・・・出版、建築など。
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資本主義をより深く知れたような気がします。なんとなく分かっていたつもりの部分がくっきりしました。
個人的には瀧本さんのより、いい武器になりそうです。
でも、あまりにもシステマティックにまとめ過ぎていて、夢が持てない感じ。それだけ現実甘くないってことかな。
勉強になりました。
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この本、売れてるらしい。それもそのはず、めちゃめちゃおもしろい。
特に人事、教育系の人は必読です。
・自分たちの給料は何によって決まるのか?
・2倍成果を出しても、なぜ給料が2倍にならないのか?
・年齢高い人はなぜあんなに給料が高いのか?
これが説明できない人事や教育系の人は潜りと呼ばれるようになるかもしれません(笑)
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資本主義経済の原則を掘り下げたうえで働くうえでの考え方を説いた本。
個人的になるほどなと思ったのが
1労働者の給料は企業にとって明日も同様の仕事をしてもらうための必要経費であるということ。
2仕事の内容が難しくなってくるほど給料は上がるがやはりそれは上記同様の経費であり生活が楽になることはないこと。
3労働価値のコモディティ化を避けるためには毎日の仕事を自己生長(個人資産)を育むために実施をする。
4目先の利益ではなく継続的に自己内利益を育むことが重要であること。そして少しずつラットレースに巻き込まれない環境を自分自身でつくっていくことができるようになる。
継続的に自己生長をはかって毎日の仕事からの精神的苦痛を和らげ生活にゆとりを持って人生を豊かにしようという内容だと個人的に解釈した。
働くことについて深く掘り下げて書かれているので今の時期にこの本が読めてよかった。
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耳痛い。
教養書かと思ったら実用書だった。
内容は「資本論+金持ち父さん貧乏父さん」と著者自らいっているとおり。資本主義社会で生きる私たちが、どうして対価を得ているか……というところなんだけど、これ、精神的に参ってるときなら最後まで読めないんじゃなかろーか。
んでも読後はすっきりするので、一読あれ、である。
ちなみに1章ずつ読まないと理解できない。
しかし。そうか……。
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■仕事
1.世間相場よりもストレスを感じない仕事を選ぶ
2.楽しい仕事というのは興味を持てる仕事
3.労働力を消費するのではなく投資する
4.日本の会社の基本的な給料は、明日も同じように働くために必要な経費の
5.今日生まれたイノベーションは10年後にはコモディティに
6.使用価値がなければうれない。価値(平均的な労働コスト)がなければぼったくり
7.資本主義の世界では自分の行動は各自に委ねられている。企業がブラックなのではなく、自分で自分をブラックな働き方に追い込んでいるかもしれない
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資本主義のジレンマ構造がわかりやすく説明されている。
改めて働くとは何かを考えさせられる。
使用価値と、価値の違いを理解すること。
そして自己内利益を考え、労働力の価値を上げるか。。
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【前提】
・資本主義のもとで働くとはどういうことなのかを知りたくて購読。
【新たな発見】
・資本主義では成果(使用価値)より労力(価値)で賃金・金額が決定する!!
※価値=生き続ける金額(食費、家代等)
・資本主義のもとでは、結局働き続けるのに必要な賃金しか得られない。
※価値→必要経費方式
【再認識】
・後半は、これからどう働けばよいかを「資本論」から再構築して説明。
※フロー(日々単位)よりストック(蓄積できる知識・技術)を優先する。
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マルクスの資本論と金持ち父さん貧乏父さんから起論し労働の価値の本質は何か、そしてラットレースから抜けるために著者が考え、実践してきた労働の価値を高めるにはどうすればいいかについてこれ以上なくわかりやすく書かれています。
結論としては資産を作る仕事を今日どれだけやったか、を日々考えながら働く、これに尽きるが通読しないとその必要性は十分に伝わならない、そんな本です。
毎日、遅くまで働いて今の生活に疑問を持っている人にはぜひ一読の価値ありかと。
サマリー
http://bukupe.com/summary/4930
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マルクスの資本論等も非常に分かりやすく解説。
給与の決まり方等について再確認。
21世紀の働き方のヒントが満載だった。
著者・木暮さんのトークイベントにも参加し、
出版に至った背景・問題意識等についても知ることができた。
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<僕たちの「給料」は、なぜその金額なのか?>
キャリアコンサルティングをしていると、仕事が出来ない先輩が、自分より
高い給料をもらっている事が我慢ならないと言う話を良く聞きます。
私も給料は自分の能力に対して金額が決まっていると思ってました。
本書ではマルクスの『資本論』でいう労働価値説を用いて給料がどのように
決まっているが解りやすく説明されてます。
完全成果主義以外は必要経費方式と言って、生活に必要なお金しかもらえず、
給料はそもそも努力や成果をベースに決まっている訳ではないようです。
実は「同じように働く為に必要な経費のみ」しか支払われていないようです。
マルクスの経済学では「労働の再生産コスト」と呼ぶようで
「再生産コスト」とは「もう一度同じことをするのに必要なお金」の事です。
つまり、明日も同じように働いてくれるだけのお金が「給料」だと言う事です。
高卒と大卒でなぜ給料が違うのか?中途で入ってきたマネージャーが
自社の事も知らないのになぜ高給で雇われているのか?数々の疑問も
資本論的に考えると整理が出来る気がしました。
<残業代では豊かになれない>
経済構造的「囚人のジレンマ」を例に目先の利益に惑わされるず、俯瞰して
みると、どれが正しいのかを判断できるとあります。
営業マンが目標を達成するために毎日遅くまで残業をする、週末も
会社にでて仕事をする。毎月毎月必死になって会社の為に頑張る。
しかし、頑張る事を辞めた途端に成績は下がり、会社の評価は下がる
その時になって、会社の為に頑張ったのに認めてくれないと
嘆く人が多い気がします。
実は目先の利益に惑わされて、長期的な視点で自分の能力を積み上げて
いなかった為に、ゼロリセットで働き、体力、気力で頑張っただけのようです。
体力、気力がなくなった途端にゼロになってしまいます。
残業代で給料を上げると言う考え方はまさしく、労働力として時間を
切り売りしているだけなので、長期的な視点で考えると豊かにはなれないと
と思います。
はたらけど はたらけど猶わが生活楽にならざり・・・ですね。
<労働力を「消費」せずに「投資」する>
本書では残業代やインセンティブのような目先のキャッシュに
惑わされずに、長期的な視点で労働力を投資しようと提案しています。
私なりの解釈では「労働力の価値」を高める為の時間の使い方が
もっとな重要な気がしました。
具体的には9時-18時定時の会社で目標達成する為に営業マンが
終電前の24時まで働いているとします。
6時間を残業して目標達成の為に頑張っているのですが、
1件でも多く客先を回る、DMを出す、電話をするという働き方ではなく、
長期的な視点で、プレゼン能力を高める為に勉強会に参加したり、
関連書籍を読む時間につかったり、知識を付けることで「労働力の価値」を
高める時間をつくりましょうと言う事だと思います。
アンソニー・ロビンス「ひとは、1年でできることを過大評価し、
10年でできることを過小評価する」とあります。
目の前の仕事をこなすだけの働き方ではなく、10年後を見据えて
「労働力の価値」を高める為の時間確保する事が、ラットレースから
抜け出すための方法なのかもしれません。
私自身も<労働時間>を「消費」せずに「投資」の時間にしようと思います。
<最後に>
文章として分かりやすいのでさらっと読めるのですが、一章ごとに
考えさせられるので、読むのに時間がかかりました。
入社して3年目、与えられた仕事はこなせるようななった社会人が
立ち止まって、次の方向を探している時に読んで頂きたいと思います。
本書から気づきを得て、行動した結果10年後には豊かな暮らしを
している事を願います。
最後に本書にも引用のあった作家の中谷彰宏氏の言葉も心に響きました。
「したいひと10000人、始める人100人、続ける人、1人」
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給料は明日も同じように働くために必要な経費のみ!には衝撃を受けた。働き方を考え直す良いきっかけを与えてくれた。以下参考になった点
・仕事を楽しむ→仕事に興味を持つ
・労働力の価値を積み上げていく(資産という土台作り)
・自己内利益で仕事を選ぶ
・過去からの積み上げが出来る職種を選ぶ
・精神的苦痛の少ない仕事を選ぶ
・資産を作る仕事を今日はどれだけやったか
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多くの給与労働者がなぜ「しんどい」思いをして働いているのか、そこから抜け出すにはどうすればいいか。
本書の特徴は、給与労働者がしんどい働き方を強いられている根拠を、マルクス経済学によって理論的に解説しているところ。
原理が分かれば、現状を一般化でき、解決策も普遍化できるところが理論分析にいいところ。
結末の提言自体は
「精神的苦痛を感じない(≒やりがいの感じられる)仕事を選ぶ」
「経験の積み上げができる(≒コモディティ化しにくい)仕事を選ぶ」
と、まあ目新しいことは言っていないし、一般化しすぎた観もあるのだが、感覚論でなく理論的に導かれているので、腑に落ちはする。
日本人の状況を鑑みるに本書が言っていることは至極真っ当だと思うのだが、疑問が一つ。
本書の分析では資本主義の仕組みを取り入れている以上、給与労働者は「しんどい働き方」を強いられる、というのが大前提に置かれているのだが、同じ資本主義の国でも日本やアメリカのようにモーレツに働くのが一般的でない国がある。(正確に現状は抑えていないのですが、オランダとか北欧の国々とか)
この反証事例をどう考えればいいか、そこが大変気になる。
(前提が引っくり返ったら、本書の主張が全部引っくり返るので)
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前半読むと気分がどんよりするけど、ビジネスマンが知っておくべき資本主義と自分のお給料の関係性。社会人5年目以上の方にオススメ。
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資本主義をわかりやすく砕いて伝えている。そして、やりたいことをやれという視点よりか、現実的なアプローチから答えを導き出すためのヒントとなっている。
楽しい仕事は、興味を持てる仕事である。
毎回全力ジャンプするのではなく、労働力の投資を行い土台作りをする。労働力を消費するのではなく投資すること。
ひとは、一年でできることを過大評価し、10年でできることを過小評価する。
自己内利益を考えること。