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基本、全くの端役で二度と登場しないであろうと思われていた人物が第3極の視点として登場する。本当にまさか、この人物がという感じで意外。視点として登場する以上、その人物背景や心理描写に紙面を割くため、物語の進行は停滞気味である。ただし、起承転結もいよいよ転の局面を迎え、二つの視点を接続するための客観者としての視点、いなくても二つの視点は接触するであろうが、共に主観である以上、客観視できないので、が必要となったのだろうか。編集者の小松の様変わりや、NHK集金人とは等、結末に向けて語られるであろう謎が、あと1巻で何処まで収束するのか楽しみではあるが、物語が終わるのも少々、さびしい。それにしてもNHKに訴えられないか?
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二人が近づいたようで近づいていないという感じ。ゆっくりと時が流れている裏で、黒い影のようなものがジリジリと迫る。
本当に次巻で終われるのかな。読み終わりたくない気持ちと、二人が巡り会えるのを心待ちにしている気持ちが交差する。最終巻へ続く!
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青豆と天吾に加え、青豆をじりじりと追いかける牛河の物語が加わる。
アパートに隠れ天吾を求める青豆にはある変化が現れる。天吾は「ねこのまち」で目的を持って父親の側で時を過ごす。ここでは牛河が最も活動的と言え、推理をしながら青豆を探し続ける。
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5/6冊目。
若干食傷気味なとこへ薄氷を踏む思い。
集金人が現れると覗かれてるようでいい気がしない。
どこに着地するのか。
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牛河という新たな視点が加わったことで大きな変化が表れたかと思いきやそういうわけではなく、確かに青豆は妊娠したという事象はあるにせよ、大きな波という波はなく読者にとって我慢の巻なのかも。NHKの集金人が3人に共通して現れるなんて牛河も1Q84の世界紛れ込んだのか?次が最終巻。天吾と青豆は無事に会うことが出来るのだろうか。
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新たに牛河の章が加わり、物語も今までとは違う視点から語られてくことで少しずつ謎が紐解かれていく気配が…
しかしながら、牛河がそこまでの重要キャラとは気付かなかった。。。。。。
さぁ、この物語をどのように収束させるのかを確かめに最終巻へ!!
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青豆は「さきがけ」のリーダーが最後に口にした言葉を覚えている。「君は重い訓練をくぐり抜けなくてはならない。それをくぐり抜けたとき、ものごとのあるべき姿を目にするはずだ。」彼は何かを知っていた。とても大事なことを。――暗闇の中でうごめく追跡者牛河、天吾が迷い込んだ海辺の「猫の町」、青豆が宿した小さき生命。・・・・・・1Q84年、混沌の世界を貫く謎は、はたして解かれるのか。
加速するー!
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前作で一応のキリはつくも、続編に挑戦。
どう繋げていくかと思いきや、なるほどそう来ますか!
一旦収束したものの続編を、こうして繋げる、
そして構成も変えてくるとは、面白い♪
そして何より次次にページを読者に読み進ませる、著者の文章力はさすが。
謎だらけだった物語がだんだん紐解かれて具体性が増してきた。
ただ、最後改めてどの様に収束するんだろうか?
この作品の判断はそれからにしたいと考える。
前作まででスッキリしなかったあなたにオススメの一冊。
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再読完了。
BOOK3になって、アナライザー役牛河が「青豆」にも「天吾」にも出てくるようになると、パラレルに交わらなかった二人の世界が一気に重なって、物語に奥行きが出てきます。
ぐぐっとカメラひいて、俯瞰して全体を見せてくれます。
「世界の終わり~」に似る手法。好きです、シンクロする感じ。
「青豆」「天吾」両サイドを知らなければ、たどり着けない答えを牛河が意図も簡単に出してゆく。
読者は両サイド知ってるから、たどり着く答えに手ごたえを感じるんだろうけど、たどり着くプロセスが「世界の終わり~」より雑に描かれている気がするのです。
それこそ、書かなくても読者の知識に頼って「ここは補填できる」、と描いてる感じ。それはテクニックなのでしょうかね。あまり腑に落ちない。
それ故、BOOK3は別の作品にすら感じる。笑
さて
下巻も読んで、早く青豆と天吾君を再会させてあげよう。
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青豆、天吾、牛河、の視点で物語が進みます。
リーダーを失った「さきがけ」は青豆を捜しています。
牛河は以前に「空気さなぎ」の件で天吾にも接触しています。
「さきがけ」は必死で青豆を捜しています。
牛河は「さきがけ」に雇われて青豆を追っていました。
執拗に青豆を追う牛河が不気味です。
公園で天吾の姿を見かけた青豆は当初の予定を変更してマンションに滞在します。
昏睡状態に陥った父につきそう天吾。
青豆のマンションと天吾不在のアパートのドアを叩くNHKの集金人。青豆に宿った命。
「ふかえり」は天吾の元を去ります。結末まであと1冊
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1Q84の世界もいよいよ大詰めを感じさせるbook3前編。青豆と天吾の世界が糸を紡ぐように一つになっていく感じです。後編に移り読み続けます。最後まで読んだら最初から読み直したいな。
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NHKの集金人がずっと牛河だと思っていた。結局、誰なのか5巻では明らかにならなかったが。青豆の証人会の描写が、非常にリアル。天吾も青豆も牛河も、家族に恵まれていなかったのが共通点かな、と思った。その辺は、自分はいい家庭に育ったので、共感できない部分。でもどんな家庭にも、大小の問題を抱えている気はする。最終巻がどんな結末になるのか、非常に楽しみだけど、謎は謎のままのような。。。
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2012-52
まさかの牛河さんが出てくるとは。
結局何がなんだかわからない。
それぞれの目的やこの世界の謎。
天吾と青豆は出会えるのか。
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まだ二人は出会えないのかと思うとじれったい。
結末が気になるために読み進めてしまう。
NHKの集金人はいったい何者??
読み終わって日にちが空いちゃったからもう一回軽く読み直してレビュー書きなおそうかな??
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待ちに待った1Q84のBook3を手に入れました。
前篇はBook3のレビュー、後編は1Q84全体のレビューをしたいと思います。
いきなり驚愕の展開です。
まさかこの期に及んで主人公が増える、しかも逆サイドの主人公が増えるのにはびっくりしました。
しかしそのおかげで今までの謎が別の立場からきれいにどんどんあきらかになっていき、Book1・2以上に途中で読書を辞められず熱中しました。
村上春樹作品にしては、きっちりすっきりと最後が終わりました。
1Q84は今までの作品の集大成だと思います。
今後必ず再読する本となりそうです。