紙の本
現実を思い知った
2016/12/24 09:35
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投稿者:カニ叔父さん - この投稿者のレビュー一覧を見る
定年後、生活をするため必要となるお金の算出に始まり、定年後の収入、どのようにそのお金を準備すべきか、等。しっかりと現実を見据えて将来への準備を考えよう、と言う本です。現在、何気にしか思い描けていなかった定年後の現実を基本的に理解できる内容です。定年後の収入では、一般的に理解しづらい年金(ちゃんと理解していないのは、僕だけかも知れませんが・・・)に関する詳細説明があり、ここは大変参考になると考えます。また、『定年後の収支シュミレーション』と言うエクセル表生データをダウンロードできるアドレス紹介もあり、これがより現実性を引立てると考えます。書籍表紙の帯には、40代から備えて安心、50代からでも間に合う、とありますが、ここは、30代の内に必ず理解をし、その準備は、40代に入る瞬間から始めるべきである、と考えます。それだけ早期に知る、理解すべき内容であり、さらには、定年間際にこの内容を理解したところで、その準備は、間に合わないと感じました。
紙の本
そろそろ準備を
2015/08/29 16:46
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投稿者:のりのり - この投稿者のレビュー一覧を見る
60歳でリタイアするために、お金の事情を知りたくて購入した。
う~ん。簡単じゃなさそうだな~。というのは分かった。
もう少し勉強して、備えたい。
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月日の経つのは速いもので、社会人生活も現在勤務している会社の定年を60歳と考えると、すでに3分の2が過ぎていることになります。
まだやるべき業務はあるのは事実ですが、勤務できるのは、10年と少しであり、定年を迎える準備を始めなければならないと感じています。そういえば、父も50歳を間近にして同じことを言っていたような気がします。
子供の教育費が今後10年以内にピークを迎えると予想される中で、お金を貯めていくのは至難の業のように思われますが、「結局、いくら必要なのか」がわからないと目標も立てようがありません。そのような私にとってこの本は良い指針を与えてくれました。
定年後に得られるであろう収入(年金等)から、支出を差し引いて、毎年切り崩すべき貯金額を確定してそれに生きるであろう寿命をかければ算出できるのですが、年金定期便通り支給されるか等、不確定要素が多い中で難しい作業のようです。
しっかりは計算していませんが、住宅ローンを定年までに終了させて、子供にお金がかからない状態にしておいた上で、現在価値で最低3000万円というのが、私の得たイメージでした。
この本でためになった情報は、年金を繰り上げて60歳からもらった場合の損益分岐点(通常の65歳支給と同額になる年齢)が、76歳であることが分かった点(p74,75)でした。
以下は気になったポイントです。
・昭和22年(1947)の日本人の平均寿命は、男:50、女:54歳であっが、平成21年(2009)では、男:79、女:86歳である、つまり日本には60年前までは「老後」という価値観は存在しなかった(p2)
・定年前の支出(55-59)が約35万円なのに対して、定年後(60-64)は31万円と少ししか生活費は減らない(p18)
・1500万円までの退職金には税金がかからない(p26)
・確定拠出年金とは、「掛金を払う責任は会社が負うが、その結果いくらもらえるかの責任は個人が負う」というもの(p49)
・生年月日が昭和36年4月以降(女性:昭和41年)の人は、老齢厚生・基礎年金ともに、支給開始は65歳から(p58)
・給料と年金12分の1の合計額が、60-64歳で28万円、65歳以上で46万円を超えると、年金がカットされる(p67)
・年金受給を早めると支給率は70-94%となり、損益分岐点は16.7年になる、つまり60歳で受給を開始すると、損益分岐年齢は76.8歳(64歳だと80.8歳)となる(p75)
・定年までにできること、1)定年までの目標額を決める、2)住宅ローンの繰り上げ返済、3)無駄な保険の見直し(p81)
・定年までに準備すべき貯蓄額を計算するシート:http://www.saiz.co.jp/teinen/teinen-exel.xls(p86)
・毎月分配型の金融商品は、再投資をして複利の恩恵を得るという基本からずれている商品である(p106)
・2008年から施行された後期高齢者医療制度では、窓口負担は原則1割だが、保険料は74歳までは月額6000円を払い続ける必要がある(p122)
・万が一の備えの基本は、現金預金である、現金預金でカバーできるリスクは、保��に入る必要がない(p144)
・自分で相続人とその割合を決めることができる、その方法が「遺言」である、おすすめは、公正証書遺言である、公証人役場に出向いて遺言の趣旨を口頭で伝えることで、公証人が作成するもの(p186)
2012年5月25日作成
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今後に必要なお金の基本をわかりやすく解説していた。
これまでなんとなく言葉だけ知っていたことを詳しく説明してくれた。
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参考になった。
長生きが最大のリスク。
定年後も今と使うお金はさほど変わらない。今から使うお金を少なくすべき。
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気楽にしかし具体的に老後の生活をイメージしながら、老後のお金の問題点と解決策を意識して読むことができた。
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定年後、老後について、漠然とした不安を抱く人は多い。実際に、収入が途絶え、年金と蓄えで生活するのは、当事者にならないとわからないのかもしれない。ローンを繰り上げ返済し、無駄な保険を減らし、介護をしたり、される立場になる。現役世代だと、先延ばしにしがちなことを、知識を得て、準備をする意識は必ず持たないといけないのだと実感しました。
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勉強になりました。
まずは、現状把握から。
「定年後」から「老後」までの期間を充実したものにするための生活を、これから意識しようと思いました。
10年後にまた、読み直してみよう。
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・定年後の生活費はさほど変わらない。30万くらい。
・401Kは60歳以上でないと受けとれない。
・年金:①国民年金:6万 ②①+厚生年金:10万。60から10万、65歳から16万
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目前に迫った危機! さあ、どうする。晴耕雨読日々が遠のいていく。社畜となってプロレタリアートの人生は必然か?・・・寂しいな。
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定年後が見えている50歳以上を読者に想定した本だと思うが、
第4章の保険の話は思った以上に分かりやすくてよかった。
保険と聞くと生命保険や医療保険ばかり考えてしまうが、
今の歳だとあまり意識しない健康保険の話も丁寧に書かれている。
全体的に貯蓄とか投資とか考えたことのない人向け。
親に読ませたい。
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なんか50代くらいからの人向けの本っぽいなぁ?
60かな?そんな雰囲気で、老後の考え方みたいなところだけど、かなりの確率で50代以下の人の老後の国の保証は変わってきそうだから、読んでもいいけどあまり参考にならなそう。
まぁ、老後はそんな感じなんだーくらいで、今後はそんな感じかーなー?っていう予測はつくけども、、、
また、かなり変わるだろうなぁ。今の30代以降はどんどん子供少なくなってるし。どーなんだろー?と、思いつつ心構えや準備はもちろん必要だな、と、思いました。
そして、やはり医療保険はいらないな。と、結論に達し、保険解約してよかったと思う次第です。
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年齢関係なく、遅くとも結婚したら知っておくべき内容。
若い人も、知らないうちに浪費してしまっている可能性が高い内容が詰まっています。
人生100年とも言われる昨今では、リタイヤ後の収入源を若いうちから形成する事が重要である。
先ずは生活費の把握と、リタイヤ後の経費を知ることが第一歩となる。
その知恵が詰まった一冊。
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1章 定年後の人生には必要なお金はどのくらい必要なのか
ひとことでいうと意外とかかり、予想どうり長い
2章 定年後の収入を把握しよう
年金をもらえるのはかなり先、それまでどうするかな。
3章 老後のお金をどう準備するか
まず必要となるお金を事前に準備する。不必要なものにお金をださない。
4章 定年後の保険をどう考えるのか
過剰な保険はいらない
5章 遠い未来でない相続の話
省略